ネットゲームそのものも、随分前から存在しているし、私自身もプレイしたこともある。ただ、15年間タクティクスオウガをやってる私のように、家庭用ゲーム機によるゲームの概念に凝り固まっている人間は、ネットゲームらしさを十分に引き出せていたとはいえないと今思う。
1.プログラムされたゲームをプレイする
2.一人でプレイする
私がオンラインゲームをしても、この2つの概念から抜け出ることができない。だからネットにつながっているだけであり、家庭用と変わらないゲームを選び、遊び方もほとんど一人用と変わらない。ところが、今私がプレイしている「Clash of Clans」は、この2つから大きく抜け出ている。
1.プログラムされたゲームをプレイする
プログラムされたゲームの場合、バグやバランスの悪さが必ず存在する。ドラクエで例えるならば、2回攻撃できる「はかいのつるぎ」や、一切とりえの無い「しょうにん」のような職業。それはリメイクなり、次回作などでバランス調整されていくものだが、オンラインゲームは、プログラムアップデートを走らせることで、バグ取りやバランス調整ができてしまう。ゆえにプレイしていて洗練されたゲームだな、という印象を受ける
Clash of Clansの現在の最大レベルは10、私は現在8と7、二つアカウント持ってるんでw。レベルの上がり方は、非課金でほとんど無駄なく成長させて6まで上げるのに1ヶ月、6から7へで1ヶ月、7から8へで2ヶ月、というくらいのゆっくりしたものである。8までだと、今まで世界中のユーザーによってやり尽くされ、「強すぎたユニットや設備、使えない=存在意義が無いユニットや設備、凶悪な技」が存在しない。インターネット上で調べた凶悪な技(例えば、ライトニング×3でダークエリクサータンクを略奪する)は、ほとんど現在封じられている。また資源の生産と消費のバランスも、非常に良く、他のプレーヤーから略奪しなくても、自己の生産で大部分を賄える。
提供される設定は、ユニットや設備の数と性能のみであり、それをどのように「配置」するのかは、各ユーザーが決める。マルチプレイ(他人と対戦)において、1面、2面というステージは無い。ほぼ無限に組み合わせがあり、世界中の人たちの「作り面」をプレイすることができるようなイメージだ。(古いなぁ、作り面って、若い人わかるかね?) シングルプレイ(一人用)ステージが用意されていて、そちらは全ユーザー共通、つまり、提供されたステージもある。
2.一人でプレイする
オンラインゲームで、他のプレーヤーと対決したり協力することはあるが、それは知人でない。というのが私のやり方だ。一方、同じ学校の友人と一緒にやる、というのが現代の子供の遊び方だ。驚くことではないのだが、会わなくても友人と遊べてしまうということだ。ということは、会わなくても親子でも遊べる、素晴らしいツールなのだ。