インドネシアも大分こなれてきたので、今回はホテルには1泊も泊まらず、いきなりKOST(インドネシアの民が住む長屋風アパート)に泊る。去年のジャカルタ滞在で、マンスリーアパートの契約の仕方や土地勘が無く苦労した様子が、
ジャカルタ・リラクゼーション・アワー 5/16 ~ジャカルタのマンスリー・アパートの契約
に書かれている。今年は、ジャカルタの密偵「東南アジアのとがり顎」が控えているので、私が去年泊ったKOSTに直接電話し(英語が通じるオーナーなのもありがたい条件なのだ)、手付金は東南アジアのとがり顎が、直接物理的に届ける。去年と同じところなので、場所とファシリティはわかっている。Blok Mから歩いて15分、Wifi、エアコンは完備。シャワーはお湯無し、トイレットペーパーやタオルもついていない。去年はトイレットペーパーなしで1ヶ月ほど暮らしてみたが、あの強力なトイレシャワーで洗っても、今一つ、落ち切らないwので、今年はトイレットペーパーとタオル持参で。
部屋の広さはベッド2個分程度で、部屋の外に冷蔵庫があるので、ビールはばっちり冷やしておくことができる。夜のお伴のウイスキーは、※遊蔵で氷だけ買って飲めば良いことだ。
遊蔵とは、Blok Mにあるレディース・バーであり、キャバとは言い難い緩いところだが、ウイスキー持ち込み無料で、激安で過ごせる素晴らしいところである。このような行為を繰り返すと店の経営が成り立たなくなるので、たまにはお二階のカラオケでお金を落とすように!
2012.12.26 第二次ジャカルタ攻略 11/11 ~2時間160円のキャバ
家賃は案の定値上がりしており、去年は2,000,000IDR/Month(約20000円)だったが、今年は2,250,000IDRとなっている。そして予約手付金は従来100,000~500,000IDR(約1000~5000円)くらいは求められるが、東南アジアのとがり顎はお金がないので、100,000IDRというはした金で、オーナーには納得してもらう。去年泊った実績があるので、多少の無理はきく。
去年の中頃まで1USD=10,000IDRくらいで推移していたが、今年は11,000~12,000IDRまで下落。1年で10%の物価上昇は、当然なのだ。非インドネシア慣性系から見ればインドネシアは、まったく成長していない、いくらインフレしようが、その分インドネシアルピアの価値が下落しているだけなので、まったく同じUSDで過ごすことができるのである。
1年以上の間が空いてしまったジャカルタ訪問だが、変わらず働いてくれる東南アジアのとがり顎の労をねぎらい、ご希望のお土産を与える。今年はDiorのAddictだw 同じAddictでもいくつか種類があり、送られてきた写真によれば、瓶が透明だったので、おそらくAddictのEau de Toilletであろう。ここで「Addictにも複数種類があるだろう?一体どれなんだ? ジャカルタでも手に入るはずだ、ジャカルタの値段を示せ。シンガポールと比べて安い方を買う。」という質問は彼女には酷な質問だ。彼女の場合、ジャカルタにある高級ショッピングモールやブランド品は、手の届かない存在なのだ。だから「たいしてこだわりもないのに、お土産を要求するとは何事だ!」と言ってはいけない。
一方、後に出てくるであろうジャカ1は、同じインドネシア人であるが、独身のキャバ嬢で副業もやっていて、収入が高くて支出が小さく、明らかに生活に余裕がある。昼間に店以外で会えばすぐにわかることだが、東南アジアのとがり顎は、インドネシアの民に溶け込んでしまう普通のインドネシア人で、ちょっとだけ日本語が話せる単なる居酒屋の店員であるのに対し、ジャカ1は昼間であっても、インドネシアでは浮いてしまうほど夜の女であり、民との同化ができないほどの存在だ。
アジア一国一愛人構想フィリピン支部のマニラ香里奈とマニラ1号、タイ支部のシラチャ幸薄顔娘と横取りネーさん、そしてインドネシア支部の東南アジアのとがり顎とジャカ1が同一の関係にある。前者は、能力は低いもののコントロールしやすいので、何事においても最初の段階、基盤構築・スタートアップの役割を担う。後者は、能力と行動の自由度は高いがコントロールが効きにくいので、安定基盤の上で、もう一歩踏み込む時にご登場願うものなのである。そして、後者の重鎮級ネーさんたちは全員身長が170cm近くあり、私個人の主観ではあるもののコワモテ揃いというのも不思議な共通項である。彼女たちは現地人男性を「バカ・カネ無い・いいかげん」とみなした上に、東南アジアでは170cm未満の男性が多い中、ヒールを履いた170cmの高みから、物理的にも見下ろしているので、現地人男性に引き取り手がおらず、私のもとに流れてくる傾向があるとも推測できよう。
例えば、今回のジャカルタ潜伏・前哨戦において、私の宿泊場所を決める際に助けてもらうのは、ジャカ1ではなく、東南アジアのとがり顎となる。ジャカ1に頼めば、お値段も手ごろで、もっと良いインフラのKOSTを紹介してもらえるのはわかっているのだが、それは同時に、Blok Mからは遠く離れたジャカ1にとって”都合が良い立地”になり、東南アジアのとがり顎にとっては”不利になる立地”であるジャカ1の店の近い場所となる。そこから移動しようと思ったら、ジャカ1に車で迎えに来てもらうのが最も便利で安全な方法となり、ジャカルタでの私の行動の全てをジャカ1に掌握されてしまう恐れがあるからだ。
ジャカルタに到着し、KOSTに荷物を置いたうえで、ジャカルタを離れて少し遠出をしてみたい、と思ったら、今度は東南アジアのとがり顎は役に立たない。車を持ち、時間も自分の判断で自由になるジャカ1にお願いしなければならない。そして、ジャカ1の店に行く頻度が低くなったりすれば、「おぃ…、お前、なんでこっち来ないんだよ。Blok Mに彼女でもいるのか?」という厳しい追及もある。東南アジアのとがり顎は、「またのお越しをお待ちしております」以上のことは言わないので、多少の放置プレイは許される。
顕著な差は、インドネシア大統領選挙前に、次の対立候補はジョコ(日本の新聞ではジョコ・ウィドドと書いてあるので)とブラボウオのどちらが勝つと思うか? と二人に聞いたところ、
東南アジアのとがり顎 「わからない・・・」
ジャカ1 「ジョコウィが多分勝つと思う」
という答えになる。
アジア一国一愛人構想は、このような組織作り、ガバナンス体制のために各国複数人の構成員を用意しているのである。
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