イサーン地区の気候
イサーンの中でもウドンタニは緯度はチャンラーイ並みに高いはずだが、気温は暑い。夜の21時くらいまでは静止していても汗をかくほどで、山岳部のチャンラーイ・チェンマイとは標高がかなり違うことが推測される。朝8時でも、暑くないという程度で、チャンラーイのような涼しさは感じられない。また車から見える風景が、枯れ草色に染まっており、雨季と乾季の降水量の差がかなり激しく、4月ソンクラン時期は、ほとんど雨が降っていないと推測される
朝ごはんはトンパー(ポンパー?)、魚のスープにコーニャオだ。ちなみにイサーンの食卓では米は100%、コーニャオでこだわりの蒸篭?に入って出てくる。そして、朝からみんな酒を飲むという変わった習慣。さて、本日のメインイベント!
銀行口座開設、ってまだあきらめてねーのかよ、あきらめ悪いんですよ私は。私が口座を開けないのなら、開ける奴がいるではないか。


モノは試しで一応、私の口座を開けるかと聞いたらやはり拒絶。銀行員がいぶかしがる中、横取りネーさんの口座は10分で開く。もっとも銀行まで車で50分ほど走ったが。「SWIFT CodeとBank Addressの英語表記を聞くんだ」、と俺が言うが、「スイなに?」と発したこともない単語に戸惑っている横取りネーさんの後ろから、事前に用意した俺のメモが飛び出し、”SWIFT Code”と伝えてちゃんと出てきた。マネロンの香りがする我々二人のやり取りを銀行員はかなり怪しんでいるが、横取りネーさんは、”Investment”の単語すら縁遠い生活をしているので、自分がどういうことに巻き込まれているのかわかっていない。だが、この口座に私が金を振り込むことは違法ではない。そして、カードと通帳は、俺と横取りネーさんとの信頼関係で、一時的に俺が”預かっている”状態に過ぎない。口座開設には1000THB必要で、300THBがカード・通帳などの口座開設費用として取られる。銀行にあるATMには英語・日本語メニューもあり、暗証番号を打ちこめば簡単におろすことができることまでは確認できた。
次にインターネットカフェに行きたいと要望した。名義が異なる口座に振り込めない証券投資口座はこういう時に使えないが、割高な為替手数料と送金手数料を取ってくる銀行は使える。私が持っている銀行群の中で、もっとも手数料が安い銀行でTHBを買い、いざ送金!
あっ・・・第三者海外・送金リミットが0に設定されてる。
うーむ、いつも海外は指定先登録済口座ばかりだったからなぁ。こういうゴミのようなトランザクションは初めてなのだが思わぬところで止まってしまった。「DTAC300THBチャージ頼む」と横取りネーさんにプリペイドのチャージを頼み、そして即銀行に電話し、送金リミットが50万円相当になっているように画面上は見えているのだが、0と言われてしまうんだが・・・と、どクレームをつけても「紙書いて、銀行に送れ」の一点張り。終わった・・・。
紙書いて、お手紙が銀行に届くまで3-7日はかかり、そこから3営業日で送金リミットの解除、そして、送金を実行してからまたT+2かT+4はかかる。遅すぎる。それでは今の手持ちの金でちんたら過ごすのは耐えられない、本末転倒だ。予定を急遽変更し、14日にバンコクへ飛び、ソンクランを楽しみに来た後輩と合流し、直接カネを調達することにした。くぅ・・・愛人側に落ち度はなかったのだが、財布取られる、口座開けない、金送れない、などの3重障害を引き起こした俺の落ち度をカバーし切れなかった。しかし、この一件で、横取りネーさんは愛人から、重要な愛人に格上げ確実だ。
銀行口座開設、目の前でやれって言われたら嫌だろう?
自分の身分証明書と住所証明を求められ、さらにカードと通帳を没収されることを了承してくれるレベルまで行くと、それは愛人の中でも重要な愛人というステータスになる。身分証明書を提出する場面は、他にも一緒に旅行した時に提出するパスポートなどがあるが、ここで年齢詐称は明らかになる。いずれも重要な愛人クラスになるといまさら年齢詐称はしていなかったが。いずれにしても私は白い国際金融システム@タイにもアクセスを持っていることになる。
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横取りネーさんとスクーターを2ケツして、近所のお散歩。タイの桜、ラーチャプルック(王の花、英名・ゴールデンシャワー和名・サイカチタイ)、色と形は違い、黄色だがすぐ散るっぽいのが似ている。川にいくというので、川沿いバイク。良いですね。2ケツ、ノーヘル、無免という日本じゃありえない行為も楽々なのがタイのいいところ。「写真を撮れ」と言われ、何度か撮った。後に即FBにアップしていたことがわかる。ナルシス・東南アジア女性の典型的行動。「自分撮り、FB Up、Likeも自分押し」の3点セット。川はどちらが上流なのか、わからないくらい流れが無かったが、橋を渡らずに向こう岸についてしまったので、横取りネーさんの語彙の問題で川ではなく池であった。二人でウドンタニの住宅地を走っているとソンクランをフライングして始めている子供たちがいるが、露骨な異邦人の我々には水をかけてこないw
ウドンタニで浮いている二人の写真を載せれば、もう少し臨場感があって面白いブログになるのはわかっているのだが、誰でもアクセスできるインターネットの弊害だ。「可愛いやきもちを焼いてくれる”彼女”が見てるかもしれない」くらいだったら、別にかまわないのだが、多少たちの悪い奴が数人居るので、そいつらのためだけに、写真は載せられない。実に残念だ。FBのブログリンクツイートに関連付けて写真でものっけようかと思案中だ。
帰りにマーケットで、まっくぼ、ぱっくぽ? 豆を買う。酒のつまみ、アーモンドみたいな感じである。
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ウドンタニ3日目、9時過ぎまで寝ているのは私と横取りネーさんだけ。おそらく6-7時から、みなさんは起き始めている。そんな二人のためだけにお母様が朝ご飯を出してくれる。肉料理もあるのだが、日本人なのでどうしても朝から肉よりは魚に目が行く。鰯サイズのなまず、日本の食卓において、横長の頭の魚が出てくることはあるだろうか? 鰻などはそうだろうが、頭は食卓には出てこない。焼き鯰は普通に焼き魚、干物感覚でおいしくいただける。
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今日はお寺めぐり、第一投はKhum Chanod。寺の中は縁日化しており、多少商売の色があるが、林へと続く橋を奥へ奥へと進むほど、商売っ気は無くなってくる。橋の途中で靴を脱ぎ、裸足で歩き始める。それにしても、横取りネーさんと私は、タイ人の世界では明らかに浮いている。帽子にサングラスで服もどことなく現地のタイ人と違う横取りネーさんと、露骨に外人な私の取り合わせは、すれ違うタイ人に奇異な目で見られている。
最初、うなる銅鑼。銅鑼の真ん中の窪みを手でこすると銅鑼が共鳴を始めて「ウワーーン」とうなり始める。銅鑼を叩いたことはあるが、こすって音を出すのは新感覚。妙にうまい子供が居て、子供の小さい手ときめ細かい肌と相性が良いらしく、大人では出せないような大きな音で鳴らすことができる。私も真似して高速回転でやってみたが、共鳴はするものの、その子供ほど大きな音で鳴らすことはできなかった。
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2番目、蛇の像に水をかける。タイっ子は毎年のソンクランでバケツ、柄杓で水をかける行為に慣れているだろうが、私は人に水をかける行為などしたことがないので、みんなが当たり前に仏像に柄杓の水をぶっかける行為ができず、コントロールが悪い。
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3番目はおみくじでお金を入れると28択の番号をランダムに言ってくれるので、それを開いて木につるす。その木が樹齢数百年はあろうと思われる大木だ。タイ語と中国語なので私はやらなかったが。縁日では、ラッキードローというか、当たりくじのような形式で1回10THB。しかしどの景品も石鹸、パウダー、インスタント麺、ジュースなど、10THB以下で買えそうなものばかりで、とてもやる気がしないのだが、雰囲気でやりたくなるのか、横取りネーさんは100THBほど突っ込んでご満悦の表情だ。さらに最終段階として、お坊さんに募金コーナー。これは値段が無い宗教の世界だから、20THBでも1000THBでもかまわないが、募金するとお祈りと腕に腕輪をしてくれる。私はお気持ちだけの50THBだが、リッチな横取りネーさんは200THBも募金していた。
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