後日またYuちゃんから、「お店休みなんで明日遊んでくださーい。起きたら電話しまーす」
電話かかってきたの16時過ぎ、シャワーと化粧に時間くれと言われて結局集合時間は18時。セントーサかMBSに観光でも連れて行ってあげようかと思っていたが、既に18時。セントーサに行って何するのかもノーアイディア。Yuちゃんのお家までご丁寧に迎えに行ってあげる。
「どこ行きたい?」
「シンガポールわからない」
「セントーサとかMBSが観光地としては有名だね。」
確かに知ってはいるんだけど、ぜひ行ってみたいとか、これをしたいという希望はなさそうに
「決めてください、どこでも良いです」
ゴールデン・マイル(事実上のタイ・ビル)はどうですか?
「わかりました」
「では電車で移動します。」
なんと電車は乗ったことがないと・・・お仕事は車がお迎えに来るらしい。だったら店の経営者も駅前のアパート用意する必要がないと思うのだが。バンコクでもほとんど乗らないそうだ。そういう金遣いをしているからいつもお金がないってことになるんだな。
店のチョイスはYuちゃんの直感に任せよう。1Fの一番奥のNanaという店だ。旧正月だが、タイ人には影響が少ないのか、かなりな混雑ぶり。タイ人と食べるタイ料理企画に参加したお友達を待つ間、「ビール好きなのどうぞ」、7.5SGDの大瓶タイガー。(安い!) 
タイ人直々のメニューの読みあわせと俺の聞き取りテストを開始する。
ヌラ?  英語で言うとSpicy Beef Saladと書いてある。かなりうまそうだ。調べたらわかった、ヌア・ヤーンだ。
ツァイトー?  内臓系、モツ
ヤムクンソッ (=いわゆる日本語で言うところのヤムウンセンだ) 春雨入りサラダ。
最難関の聞き取り
クン・チェイ・ナンパー (=生えびサラダ、唐辛子、ニンニク、香草、キャベツ、苦瓜が入っている)
ちなみにこれはNanaのメニューにはないが正しく発音すれば出してくれるだろう。ちなみにこれはタイ語で書いてもらった。書かれたタイ語は見たことある人多いと思うが、書いているタイ語も見ていると面白い。日本の濁点にあたるような字が複数あるようだ。基本の字を書いてから濁点αを書いてというように1文字ずつ書いていく。
タイの言語の系統として思いつくのがラオス語とカンボジア語だが、チェンマイ出身のYuちゃんはラオス語はそのままわかる、カンボジア語はわからないそうだ。本当かな? わからないんじゃなくて聞いたことがないとか、興味がないの間違い? あれだけ字が似ていてまったくわからないということがあるんだろうか・・・?
iphoneを持っているのだが(超贅沢、それでタクシー代がないとはっ! これだから民は・・・)、それも覗き見ると面白い。キーボードの画面がある。それがタイ語だ。出してもらって数を数えると28文字。あれ? 思ったより少ない。タイの文字の数は55文字だそうです。「でも28文字しかないぞっ!」と言うと画面切替でまた別のキーボードが・・・。おおーすげー。おもしれー。
55文字あったら、入りきらないだろう。パソコンでは・・・?
http://www.thaismile.jp/ThaiLanguage/Keyboad/KeyboadLayOut.html
このようになっているということだ。
超初心者のためのタイ語入門
http://www.thai-square.com/special/vol55/sp55.htm
このサイト、かなりかっこいいな。ツウだな。
なんだかタイ文字って模様みたいで、読む手がかりさえもつかめない。
 タイ文字は左から右に横書きされます。ですから、英語と一緒で、
それでもまだ、模様に見える。
 タイ文字は、42個の「子音字」と、「母音符号」、「声調符号」、その他の符号から成り立っています。タイ文字でアルファベットといえば、42個の子音字のことをさします。
お食事に間、やっぱりタイは世界一の男尊女卑なのかと思う。Yuちゃんが取り分けてお皿に盛ってくれる。すっとろい私の手付きが見ていられないのかもしれないが・・・。「このまま食え」と手を口の前まで持ってきて食べさせてくれることもある。日本でも”気の利く女性”が取り分ける、酒を注ぐ、やらないと気が利かないとか議論していることがある。前にもタイ人の女性にこれをやられて奇異に感じたこと(いい年こいて、食べさせてもらうっておかしいだろ?)があるので、これはタイの常識なのか? 
タイ人の男女で食べさせてあげてる姿は見ないし、また「ビールを注げ」と言ってくることもあるので、サーブしてくれるのはやっぱり手付きを見かねているのかもしれない・・・と思い直す。
お米を手でちぎってまでは良いが、作法がなっていないようで、丸めて、ご飯をソースにつけていただく。私もこれ見よがしに、米を丸めて、ソースをたっぷりと・・・Yuちゃんが「何回もやんなよ、1回だっ!」(下品な食い方だ!)とばかりにご指摘。
飯も終わりかけたその頃に、Yuちゃんのお友達軍団が現れた。3人も居る。モモちゃん、ナミちゃん、パンケーキちゃん。(なんちゅー源氏名だ)、全員チェンマイ出身。ナミちゃんだけがチェンマイ在住でお水デビューはシンガポールで初、後はバンコク在住。6人で飲もうということで、「どこの店で飲む? 何を飲みたい?」と聞いても、全員が「お任せー、Up to You」と答える。一貫してタイっ子は自らの意見を言わないのも男尊女卑? 店ではない自由時間なのだから、多少の主張ならしていいと思うのだが・・・。
2Fのカラオケでブラックラベル1本。160ドルだ。安いっ! お水軍団は当然ながら「ウイスキー飲めなーい」なんていうヤツもおらず、タイカラオケを歌いながら楽しく飲む。「タイ語の歌、意味わからんべよ」と突っ込まれるが、音は昔の日本の歌謡曲に近く、聞いていて不快感はない。下手な中国語ソングを歌うポリアンの素人ではなく、毎晩、仕事で飲んでるプロだから、歌も素人よりは遥かに上手く、声量もある。
タイ語レッスン
1 ヌーン、2 ソン、3 サーン、4 シー、5 ハー (基本でしょうか。音が中国語も日本語も同じ、中国文化圏ってことでしょうかね?)
Good ディー
可愛い (ナーラ)
チンチン (ホントホント)、ありがチンチンと多用していたがどういう意味なんだろう? 誰が教えたんだよ。
コー・ヒー というのは、とても下品な意味があるらしいのだが、ナミちゃんに「言ってみろ」と言われてトライ。Yuちゃんは私の発音に加え、私の口からそんな言葉が出るとは想像もしてないのか「コーヒー飲みたいの? ホットか? アイスか? 」と返される始末。タイ語道は遠いな。
私と飲み仲間の男2人と、お水軍団4人だとボトルも1時間で瞬殺。ここでYuちゃん、本日始めての自己主張。Nanaディスコにもう一度行きたい。わかりましたよー、ハイハイ。ということでまたクラークキーのCentral Mallに移動。友人もシンガポールに来た当初ここのホテルに住んでいたようで、この寂れた感じを奇異に感じていたそうだ。今日はこの前の反省と人数を踏まえ、タワー(78ドルHH、98ドルノーマル)を発注。6人も居ると本当に飲んでしまうのがまた恐ろしい。1:2のハーレムを全員で謳歌して、夜が更けていった・・・。
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