2014年末から2015年末へのマーケットの変動は、
2014 2015 S&P500 2058.90 2043.94 -0.7% JPY 119.4 120.4 -0.8% TOPIX 1407.51 1547.30 +9.9% (※円建てリターン)
夏終わりの下げはあったものの、あんまり変化無しという年であった。
一方、投資一族のリターンは、ドル建てで+5.6%。円建てだと+6.6%。ちなみに12月30日時点ではドル建て最高時価総額だった。31日下げたから、最高値で終わらなかったが、要は自分自身の資産総額はほぼ最高額で終わったということだ。
しぶといなぁ、俺も・・・。毎年、ショボいリターンだけど、負けない戦略だねぇ。健全な投資家である良い子の皆さんは、僕の真似しちゃ駄目だよ。負けない投資というのは勝てない投資だからね。「絶対にウォーレンバフェットになれない、負けない投資」と言えばわかりやすいかな?
1年以上の期間で見る場合、円建てリターンは円のボラティリティが高すぎて、円安なのか、円高なのかが非常に大きく影響してしまいあまり意味が無いので、ドル建てリターンで見たほうが健全だ。
ドル建てで通貨×アセットクラス別に見た成績は・・・、
1位:アメ株 +15.3%
2位:日本株 +7.5% (円建てリターンは8.5%)
3位:S&P500 Options +6.0%
4位:日経225オプション +4.3% (円建てリターンは5.2%)
・・・
ワースト2:中国人民元預金 -3.6%
ワースト:AUD Futures -7.2%
なんだか、2014年末にもアメリカ株が好調で、日本株もプラスだがTOPIXに負け、オプションはなかずとばず・・・というまったく同じ結果を書いたような気がするが・・・、2015年も同様です・・・。
でもS&P500には勝ったぞーw
我らが米国軍需産業ロッキードマーチンとレイセオンによるところが大きいのかなぁ?
コード 2014 2015 トータルリターン
LMT 192.57 -> 217.15 配当6.15 +16.0%
RTN 108.17 -> 124.53 配当2.615 +17.5%
おおー! 軍需産業がんばったw 上がってるなぁという感じでボーッと見てたけど、みんな上がってるし・・・とか思ってたら、S&P500は微マイナスなんだなぁ・・・。
私が軍需産業に投資している驚愕の理由
2011.06.23 米ロッキード:F35、防衛省要望の納期に自信 より
なぜロッキードの株を買ったんですか? と聞かれることがある。私はこのように答えている。
ファッション。かっこいいブーツがあったら買いたいなと思うだろう? それと同じだ。
すごい理由だw 戦闘機が買えるくらい~の~♪ はしたガネならいらない~♪
https://www.youtube.com/watch?v=PfyQw7fG6-E
でも投資ポリシーとか、あんま関係ないね。結局、タイミングだよなぁ。買ったタイミングが天才的すぎて・・・。
2009.03.27 私の株式営業 ~Fiat Moneyの裏打ち
09年3月、S&P500のボトムだよ。リーマンショック後、米国債を売って、大底で株を買う。我ながら凄い・・・。ファッションで買った株なんだけど、どんどん上がってるから、馬鹿にできない金額になってきたw
日本株は、バリュー株だからまぁ良いでしょ、上昇相場には弱い。放っておきましょう。
得意のはずのオプションは、リターンで言うとショボいのですが、けっこううまくやっていると自分では思います。ながくなりそうなので、別の記事で語りましょう。
為替相場の単純リターンは、
CNY:6.18 -> 6.49 -5%
AUD:0.816 -> 0.729 -11%
ま、しょうがないっすね。ドル高状況なので怖くなって、2015年の途中でAUDのエクスポージャー積み増ししているので、リターンが金利分以上に大きくずれています。
株比率=保有株式時価総額÷資産総額 の推移は
2014年末 2015年末
39.3% -> 38.5%
若干ダウン。はい、そうです。ちょっと株を売ってます。2回ほど。ちなみに今年の株取引の回数はその2回です。「てめー、やる気あんのかー!ちゃんと株見てんのかー!」とお叱りを受けるのですが、オプションは数えられないほど取引しています。
40%しか株式に投資していないのに、全体として相場についていける秘訣は、オプションによるところが大きいです。
オプションは総資産総額の中では、オプション時価としてしか計上されませんが、実際のリスクエクスポージャーは、デルタアマウントなので、必要証拠金比で見れば、数倍~十数倍のエクスポージャーがあるからです。ガンマが大きいので、デルタがガンガン変動したり、レバレッジ効果で、デルタアマウントを単純に株比率に加えたりすると、株比率70%、その他現金等50%、全体として100%になってねーw みたいなことにもなりうるんですよ。全体100%になるようにオプションで発生したデルタアマウント分だけ現金比率を減らすようなことをしてもいいんですが、そうするとガンマの大きさで相当変動しちゃうんですよね。
【市場概観】
2015.07.24 解任 マイケル・ウッドフォード オリンパス元CEO 3/4~報道
2015.02.04 一族アセットマネジメント採用試験ヒント3/3~デリバ的米国市場解説
2015.01.05 2014年世界の株式市場と投資一族
2014.07.31 敗者のゲーム
2014.05.20 リスクをヘッジできない本当の理由
2013.06.04 お下品極まりなく見える日本の株式市場
2013.03.01 貿易収支の見方
2013.01.04 世界の株式市場・指数2012年
2012.09.07 金融崩壊 昭和経済恐慌からのメッセージ 1/4~1910年大戦景気
2011.01.25|政治と株価 総理就任期間と株価の相対パフォーマンス
2010.09.21: 株メール Q8.レバレッジの効用と弊害
2010.05.12: 中国株先物が取引が開始
2010.03.30: 日経平均配当指数 そもそも日経平均が変な指数
2009.12.14: HとAどっち?
2008.10.15: 製造業至上主義的産業構造分析
2008.07.17: 車業界勢力図
2008.06.19: 原油先物の取引高
2008.01.14: またも出た 異なる時価総額ランキング
2007.12.29: 時価総額の計算方法
2007.12.21: 小型株は一部割安感有り
2007.11.30: 中国株はチキンレース