よく政治と株価の関係が・・・
政局不安なので株価の上値が重い・・・
とか言います。
私はこれに関しては一切否定的な立場を取っており、株価はあくまで企業業績で動くものだと思っています。
(注:企業業績以外で株価が動く理由は? をご参照)
政治とは何か? を規定するのが難しいですが、短絡的に考え、総理大臣とその就任期間としてみましょう。
個人的には政治というよりは、各政策が個別企業に与えるインパクトというのは否定できないと思うのです。
例えば竹中君の銀行いじめやホリエモンいびりに、最近の人材派遣、消費者金融いじめ など。
政治と言うと漠然としていて、解散総選挙や与党交代、総理の交代などが示唆されていることが多いので
思い切って総理大臣とその就任期間をもって、”政治”としてしまいました。
そして日本の株価と円、さらにはS&P500の動きをまとめてみました。
就任期間中、株価が上がった下がっただけでは面白くないので、S&P500との相対的なパフォーマンスで
その実力を規定
しましょう。(MSCI Worldでやれよという声もあったのですが、大差無しです)
TOPIXのドル建てパフォーマンス - S&P500のパフォーマンス
(右から二番目の数値)
で日本の相対的地位の上下を測り、総理大臣の成績としてみましょう。
souri-relative-perf-700.png
歴代一位は文句なしの中曽根さんでした。
一番左が相対リターンの順位です。
小泉さんは5位です。
ビリは橋龍。円安の影響もあるんですけどね。
さて、歴代の総理大臣と株価です。これを見て政治と株価の関係をいかにして考えますか?
ちなみに菅さんは言われているほど悪くありません。中盤です。
【市場概観】
2010.09.21: 株メール Q8.レバレッジの効用と弊害
2010.05.12: 中国株先物が取引が開始
2010.03.30: 日経平均配当指数 そもそも日経平均が変な指数
2009.12.14: HとAどっち?
2008.10.15: 製造業至上主義的産業構造分析
2008.07.17: 車業界勢力図
2008.06.19: 原油先物の取引高
2008.01.14: またも出た 異なる時価総額ランキング
2007.12.29: 時価総額の計算方法
2007.12.21: 小型株は一部割安感有り
2007.11.30: 中国株はチキンレース