思わず見逃してしまいそうなボロホテルでしたが、無事見つけました。
中国のマネキネコ猫ちゃん「ここはホテルというより旅館ですね」
チェックインも無事に済み、荷物も置いたところで、
中国のマネキネコ猫ちゃん「お腹が空きました」
おーし、行こう行こう、俺は機内食を食べているし、一睡もしてないから食欲はないんだが、先生の言うことは聞かないとな。
ホテルの近所にある麺屋で麺くらいなら食べれるかと私も一杯。2人で22元(400円弱)、マジかっ!「水無いの?」水はないから、目の前の店で買えよと店員が指差すので買ってみたら甘い炭酸水だった。うう~中国のマネキネコ猫ちゃんに頼めばよかった。失敗。中国のマネキネコ猫ちゃんが、蒟蒻と野菜を豆腐で包んで、揚げて油揚げ状態になっている もの を1.5元で買っていたので、一口もらう。うま~い。やっぱり中国は全般に飯が安くておいしいですね。
中国のマネキネコ猫ちゃん「これから、どうしましょうか?」
俺 「銀行。なにしろ所持金が300元しかない。これでは困る。」
中国のマネキネコ猫ちゃん 「いっぱいあるのですが、この近くのどこにあるかわかりません。」
俺 「大丈夫。それは俺が探す。」
私はなぜか、銀行などの金融機関や風俗店が集中してある場所は、初めての場所でも勘でわかる。まっ、誰でもなんとなくわかるよね? 駅に向う、中信銀行、光大銀行が駅前、遠くに貨夏銀行が見える・・・惜しい。「でもこの近くに必ずある、あっちに行ってみよう。」 結局、最短距離で見つけました。
「インターネットバンクが凍結されている。とにかく支店に来いと言われたから今日来た。インターネットバンクを復活させて欲しい。」
70元の新しいセキュリティートークンを買うも、どうもピンと来ない。まぁいいや。
「普通預金の残高はいくらあるか?」
というのも、定期預金が満期になった場合、そこに資金が停滞してしまい、普通預金に自動的に振り戻されないことがあった。その場合、普通預金残高は1000元程度しか無いので、そのオペレーションだけでもしてもらおうと思ったからだ。
銀行員「普通預金残高はXX元です。」
中国のマネキネコ猫ちゃん「家が買えてしまいます。」
なんと満期になった定期預金が自動的に普通預金になっていたようだ。不覚。中国のマネキネコ猫ちゃん、知っちゃいけない投資一族の資金のありかと金額を見てしまったね。死んでもらいやす。
「見てないです、聞いちゃったんです」そう、彼女が見たのは一部の普通預金で、この他にも定期預金がある。ということで、とりあえずATMで金を下ろそう、5000元くらいでええかな~♪ あれ・・・ATMのデイリー・マキシマム3000元。ま、十分か。
では、ホテルに戻って、インターネットバンキングの解除を。あっ、できた。その瞬間、徹夜フライトが効いて眠くなってきた。休憩。
「・・・ンセイ、センセイ、起きて下さい。晴れてきました。」
チュンチュン・・・って朝じゃねぇよ、昼だよ。中国のマネキネコ猫ちゃんに起こされちゃしょうがねぇ、「でかけよう」。
南京路に行きたいというので、お付き合いしましょう。「そういうショッピングエリアに行くのなら欲しいものがある」と中国のマネキネコ猫ちゃんに事前に伝え、買ったもの一覧。
カーディガン・ユニクロ 200元
ヒートテック9分袖・ユニクロ 100元 (日本だと1300円? しょーがねーよ、緊急上海行きの必要コストだ)
鼻毛切り鋏と耳かき 35元
髪を結うゴム20~30本 3元
ペン 1元
何故こんなくだらないものを、わざわざ中国で買っているか、わかるかね? シンガポールというところは、こういうくだらないものが無駄に高いからだよ。まず、セーターやヒートテックの防寒服は必要無く、旅行に行く人以外に売れない。400万人のポリアンが寒いところに行く需要ってどれだけマニアックなのか考えるだけで価格が想像できる。シンガポールで探す気もしない商品の代表例だ。ユニクロに行く前に、metersbonweというアパレル、上海美特斯邦威服饰股份有限公司という中国の服屋に行ったのだが、そこに置いてあるカーディガンがどことなくダサいwセーターは髪の毛をセットした後に着ると、乱れるので、前にボタンがついたカーディガンが望ましく、色は黒一色の無地が存在感がなくてよいのだが、無駄にダサい柄が入っていたり、シンプルなものが置いてない。中国のマネキネコ猫ちゃんによると、中国全土にあるらしい。上海の南京路はこのmetersbonweとユニクロが目の前にあるので、比較してみると良いだろう。ユニクロがグローバル展開できた理由が垣間見えるかもしれないぞ。
後は全部、露店商。ペン1本すらシンガポールでは買わないという私の徹底ぶりが分かるかね? ペンだって50セントから1ドルはするだろう? 他の国で買えばこんなもんだよ。アジア一国一愛人構想、1年を6カ国に跨いで生活する私にとって、日常のくだらない消費であってもグローバル・アービトラージによる最適価格で買い付ける習慣なのだ。
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