日本行くの? 雪見に行くの? 物価高いでしょ? 東南アジアから見た日本の印象だが、「ハハハ、今は、東京に雪は降らない。」と言っていたら1月14日に積るほどの雪が降って、東京大混乱。驚きました。東南アジアの皆さん、嘘ついてごめんなさい。東京は雪降ることもあります。
日本の物価が高い? 確かに高いのだが、探せば安いものもあることを日本人なら知っている。いくら東南アジアで遊んでいても、私のタイの知識量と日本の知識量との比較では100万倍から1億倍くらいあるほどに、日本について詳しい。しかし、東南アジアを知らないと、一般に物価が安いと言われている東南アジアよりも日本の方が安いモノはわからないであろうから、解説しよう。
日本で東南アジア諸国より安く買えるモノとは、酒類、本、医療保険の3点である。医療保険は、適用条件などが多少複雑なので順をおって説明する。
1.酒類
ビールは日本が最高値。コンビニで買える最安値の缶ビール350mlを標準モノとした場合

中国 		40-60円 (4-6元)
タイ 		70-90円 (30-40THB)
インドネシア	130-150円 (14000-16000IDR)
シンガポール	170-210円 (2.5-3.0SGD スーパーで大量購入すると2SGD程度)
日本		215円

というような分布になっており、タイはともかくも、物価が安いはずのインドネシアは宗教上の理由で割高感が否めない。
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現産地系の日本酒・焼酎などはキャリーの関係で、日本がお安く手に入るのは当然で、日本食を、最もおいしく、種類豊富で、お安く食べられるのも日本というと同じなので、ここでとりあげるべき理由ではない。
ハードリカー。日本は酒税が安いので、高いアルコール度数の飲み物はかなり安いのである。輸入物のスコッチから内国産のウイスキーのレベルと値段を含めてかなりお安くいただける。ジョニーウォーカーの赤と黒、量販店価格を比較すると

Red	Black
中国		128元	200元
タイ		800THB	1200THB
インドネシア	入手不可能
シンガポール	36SGD 	52SGD
日本		1200円	2000円

このような感じで中国とは同じようなレベルであるが、東南アジア諸国よりも安く手に入る。内国産もサントリー、ニッカなどに代表される国際的にウイスキーと認定されているジャパニーズウイスキーが格安のお値段で手に入れることができる。サントリーの角・トリス・レッド、ニッカの、スーパーニッカ・ブラックニッカ・ハイニッカなどの東南アジアでは入手困難な”格安ウイスキー”のラインナップも充実している。竹鶴・余市・山崎・響などのウイスキーは海外でも割高な値段を払えば入手可能だが、旧制度の2級酒に相当する格安ウイスキーは海外では入手が難しくかつ日本国内では安いので、日本で飲んでおくべき酒類なのである。
2.本
日本ほどに安く、多種多様な本が手に入る古本市場が発展している国はなかなかないであろう。100-200円程度の価格帯で手に入る本の種類はブックオフにいけば相当なラインナップ、まだアマゾンならば価格帯はもう少し高いものの、取り扱っている本はほぼ何でも手に入るくらいのラインナップ。T+2(夜間取引だったので事実上のT+1?)でお届けしてくれる優れもの。これも日本語という言語と歴史の賜物。
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