原油高は真犯人は投機と実需どっちかね?
という質問を受け、素人ながら、私なりに考えました。
年間生産量に対する先物の取引量で、投機度合いを計るということを試みます。
先物の売り手がphysiacalセトルするとしたら、年間生産量がMAXになります。
それ以上に取引されている分は、セトルできないわけですから、全部途中換金するShort Termの投機とみなす。
とりあえず、WTIを調べてみました。
毎月満期があるようなので、12か月分の先物で1年分、20ヶ月まで足しても総量はあまり変化ありませんが
出来高の和を取ってみました。
過去2年について調べましたが、直近は、WTIだけで、大体500-600mil bbl日々取引されています。
2年前は大体200-300mil bblでしたが�。
前回調べた結果
http://www.ichizoku.net/2008/04/post-62.html
2001年時点の全世界の産出量は33億5000万トン
1バーレルは約159リットル
1立法センチメートル=0.85g
年間産出量は24.8 bil barrel
よって一営業日あたり約100mil bblです。
2001年のデータなので2006年は下記のようになっており、
http://www.sekkoren.jp/pdf/data2_6.pdf
一日あたり81mil。365日->250営業日換算すると、120mil bbl程度で2001年当初より20%の増産をしている
ことになります。
どちらにせよ、実需、というか需要側でなくて供給側の上限を見ているわけですが、それは120mil bbl
一方、先物の取引高はその4-5倍ということは殆どの取引が投機と考えられるわけです。
よって、原油はやはり売りと判断します。