ギャンブル人生論
ギャンブル人生論 (角川文庫 (5478)) 阿佐田 哲也 角川書店 1983-01 |
本を通じて、全般に言っていることにあまり同意できませんでしたが一部抜粋してみました。
実際に卓を囲んでいて、身体の芯が燃えるということがまったくなくなった。負けてもいいやととおも
っているわけではないし体力の許す範囲でそれなりに一生懸命打っているようであるが、身体のど
こかが勝負に執着していない。
最近、麻雀に対し、この感覚。非常によくわかります。
緊迫した内容豊かな麻雀を打とうと思ったらまず二つの条件があるのではないか
西武の堤さんのルール
第一に、技能優秀な相手を選ぶ
第二に、お金を賭けない
お金を賭けないでダレた麻雀を打つなら寝たほうが良い。
何もかかっていないから一生懸命打たねばならないのだ。
金という精算方法は一番簡便な解決策なのだ。
私が勝負に対する執着が弱くなったのも精算方法に問題があるのかもしれません。
負けたら痛いなって額でやるのも人間関係難しくなりますし。
でも、負けてもこのくらいで済むのかと思ってしまう部分もあり。
真剣勝負ってよりは、博打の打ち方を見せ合うことで男同士の沈黙の自己紹介の要素が強いです。
やはり、真剣勝負はお金ではありません。そう
魂を賭けよう。
3億円事件
三億円事件 (新潮文庫) 一橋 文哉 新潮社 2002-02 |
どこまで真実でどこから想像なのかわかりませんね。この事件。
小説みたいなものなので、どうコメントして良いやら・・・。面白いですけどねぇ。
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麻雀とは懐かしいですね。
ここ何年もやっていませんが、かつてはハマッたものです。
酔っ払ってやるのも楽しいですが、勝負にこだわるというのも
金銭抜きで面白いものです。
特に鳴き所なんかは理屈ではないので、場の感覚みたいなものを
養っておかないといけないし。
気になったのは『魂をかけよう』という言葉。
勝負事の心構えという点ではすごく大事な事だと思います。
ただ、過去の記事を見てみるとやっぱりジョジョではないですか。
ダービー兄のキャラは私も結構好きです。
あと、シュトロハイムとかも好みです。
いつも面白い記事ばかりで、毎日楽しみにしています。
そういえば、Wilmott Forum に”How to price wife swap?”
という記事があったのでご報告です。
中身に関しては同意しかねるところですが、面白かったので。
http://www.wilmott.com/messageview.cfm?catid=15&threadid=71784
Wilmottアホっすね・・・当ブログと殆ど変わらない・・・。
2つのLegの和を同時に計算することはできませんよ。
2つのLeg同士は話し合わないわけだし・・・。
話し合われても困るが。
やはりEquity Debt SWAP。
一つ一つ綺麗にしていくことが大事だと思います。
Equity Debt SWAPというのは、
債務を資本金で買い取るという理解でいいのでしょうか。
つまり、夫婦の共有財産である資産が債務化した場合に
これを手許の資金で買い取ってしまうことにより
将来の依存関係を清算するという意味でしょうか?
Equity Derivativeは、資本性取引という面と経済的取引
という2面性があって、用途が多彩なイメージがあります。
Equity Debt SWAPはDebt Equity SWAP(DES)の対義語として私が作った造語で、
そういったものを実際に見たことはありません。よくあるのは
Debt Equity SWAP(DES):単に債務の株式化であり、資本金で買い取るという表現は誤解を生みます。
資本金=金を意味するものではないという議論。
http://www.ichizoku.net/2009/01/post-162.html
夫婦関係、結婚契約は50%の株の持ち合いと見なせます。
株をもたれてしまうことの恐ろしさを説明しています。
http://www.ichizoku.net/2008/06/post-100.html
さらにしつこく、妻は何故50%株主なのか説明した記事です。
http://www.ichizoku.net/2009/02/2-4.html
一方、プロ・愛人は短期・長期の差こそあれ、決まったお手当てを出せば済むので単なる負債です。
>夫婦の共有財産である資産が債務化した
バランスシートに左から右という移動は通常ありません。
右の資本から負債への移行というのが一番ふさわしいでしょう。
離婚というのは、売ってしまった株の買い戻しに相当し、その買戻し金額が膨大な場合が多いので
通常、一括ではなく分割払いで、これは負債に相当します。
よって株式->負債化でEquity Debt SWAPと呼んでいるのです。
なるほど。結婚状態が株の持ち合いで、
離婚を株の買い戻しと考える訳ですね。
夫婦の共有資産部分を離婚時に夫のほうで全て引き取り、
妻の持分(50%)を負債として持ち、分割でを返済
していく状況をイメージしていました。
この負債の支払いに株を持ち出すのは変な感じがしたので
現金としましたが、額が巨大になると株をもたれているのと
一緒ですね。
あと夫婦関係の清算とは財産だけではない点が抜けていたと
思います。
過去の記事をよく読むべきでした。
丁寧な説明をありがとうございます。
失礼しました。
>この負債の支払いに株を持ち出すのは変な感じがしたので
>現金としましたが、額が巨大になると株をもたれているのと
>一緒ですね。
この部分はおかしいですね。
株=>負債にするのだから、巨額になるのは株の部分で離婚後は
巨額の負債が残り得るということですね。訂正します。
夫婦の共有資産部分という考えは私には無いのですよ。
自らを法人と見立てた場合、結婚というイベントは夫と妻の株式交換なので、
自分の株を50%拠出し、妻(別会社)の株式も50%持つという考えです。
ただ、こういうと悪いんですけどねぇ、価値のある資産をお持ちの方ってのは
かなり数が少ないので、実質、自分の株をタダで上げてるようなものです。