アジア一国一愛人構想(ACAL エイカルと発音してください)の一部であるタイ全土落下傘計画の第一弾の実行が今回の旅行の趣旨である。季節感のない常夏の島シンガポール生活にアクセントを与えるためにタイのお祭りロイクラトンを利用したにすぎない。
これだけしつこく繰り返したら、常連読者はいいかげんに「アジア一国一愛人構想」のフレーズは覚えていただいていることであろうが、これはアジア各国で夜遊びする言い訳ではなく、投資準備のための真剣な”消費活動”である。1997年のアジア通貨危機の反省を踏まえ、アジア諸国では通貨規制、外国人資本規制が敷かれている。このような情勢下において、再び訪れるであろうアジア通貨危機第二弾(これは中国・インドネシアの分裂・政変・革命が契機になるであろうと予想しているが)に備え、その周辺諸国における銀行口座開設、会社設立、不動産投資など、国籍を移さずとも手続きをスムーズにするためにはその国の国民の協力を得るのが最も近道だからである。予想に反し、政変が起きない場合であっても、法・税・規制など国家に帰属する「投資に対する障害」への対抗策として、国家主権・内政不干渉の原則に基づく隠れ蓑・シェルター・潜伏先の確保の選択肢・オプショナリティーの追求という効果もある。
国際テロ組織アルカイダは、この私の発案であるアジア一国一愛人構想を模倣し、私よりも10年ほど早く着想・実行しているようである。アルカイダは、アジア一国一愛人構想を軍事利用しテロ活動を行ったが、投資一族は、アジア一国一愛人構想を民生利用し投資活動を行うものであるから、アジア一国一愛人構想の知的財産権の侵害として訴訟するのは控えることとしよう。
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タイ全土落下傘計画とは、今回初めて言及するものではあるが、インドシナ半島の雄タイをアジア一国一愛人構想に組み込む際の具体的な実行プランとして、発案されたものである。「オフショアで売った恩はオンショアで高く取り戻す。」というグローバルアービトラージで、シンガポール在住のタイ人に、ハーレムナイトを通じて金をばらまき、顔を売る。シンガポールのタイキャバはごく狭い範囲に分布しているが、そこに勤める嬢たちは長くとも半年1年以内にタイに帰国し、タイ全土に分布・拡散する。これに着目すれば、かなり効率良く、タイ全土に潜伏先を確保できると踏んだのである。タイキャバに初めて行ったのが今年の1月であるから、約1年かけた実態調査に基づき、練られた計画である。今回はパタヤ・バンコクというタイ中心部の都市であるが、これは数年かけて、チェンマイ(ミャンマー国境)、チャンライ(ミャンマー・ラオス国境)、イサーン地区(ラオス・カンボジア国境)、南部(マレーシア国境)と拡大させていく。
ロイクラトンとはタイの灯篭飛ばし祭りで11月の満月に開催される。
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Wikipediaの解説は
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%B3
ソンクランほど詳しくはない。灯篭を空中に飛ばし、辺り一面が灯篭で埋まる光景がネット上で写真で散見される。ロイクラトンは、ソンクランほどの知名度はないが、昼間から水鉄砲攻撃にさらされるソンクランと異なり、夜ゆっくりと鑑賞できるロマンチックなイベントであるからご夫婦、カップルでの参戦もよろしかろう。独身で彼女の居ない貴君らも心配するな。俺もだ。十分に楽しめるから、気後れする必要はない。
タイ全土落下傘計画の遂行の上での弊害
今回は単なる旅行で、何年かに及ぶ複数の旅行をまとめて串刺しにすると、タイ全土落下傘計画が浮かび上がってくるという予定であったが、予想外に今回の旅行単体で、タイ全土落下傘計画が見えてきた。計画の遂行において、オフショアの地から飛ばした落下傘の質が極端に違っていることが露呈してしまったのである。計画の企画段階においては、とにかくタイのエクスポージャーを貪欲に幅広く取るつもりであったが、1を聞いて2返ってくる奴と2を聞いて1返ってくる奴が混在すると、タイ人という国籍の優位性だけでは成り立たず、タイ人同士の比較、落下傘部隊の維持のインセンティブに差異が出てしまったのである。私の女心・女としての性格が、ついつい質の良い遺伝子を選別しようとし、男のようにとにかく”数という量”だけで物事を測りきれてないのが、計画の遂行の上での一番の障害なのである。
一方で意外な波及も存在する。本人だけではなく、その友人やご家族に、ある程度の信頼度をもってアクセスできるという波及である。この波及の効用が大きいので、落下傘計画は無謀なので廃止と言いきれなくしている。やたらに短期間に落下傘部隊を増やすと、情報管理の面で、問題があることもわかった。私のパタヤ入りの情報がバンコク別働隊に漏れていたため、バンコク別働隊は完全にご立腹。関係修復にかなりなご機嫌取りが必要で手間がかかる。現在のところの決定事項は、タイ全土落下傘計画は維持する。ただし、計画の回収プロセスに時間をかけるのではなく、落下傘の仕込みを慌てずじっくりと時間をかけて厳選し、ポートフォリオ効果の恩恵を授かる方針に切り替える。愚行と言われているシンガポールでのハーレムナイトに関しては、体力が続く限り迷い無く続行だ。
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