ACAL(アジア一国一愛人構想、「エイカル」と発音してください)は、日本、中国、香港、タイと着実に南下し拡大していたが、ここ最近停滞気味である。その理由を明確な言葉で説明していたのがマハティールである。いわゆる東南アジア圏と中国文化圏の違いに私も悩まされている。
昔から温暖で豊な土地で暮らしてきたマレー人は、あまり働かなくても生きていけた。そのため経済観念などほとんどなかったといってよい。一方中国人たちは中国南部の貧しい土地から裸一貫でやってきた人たちである。誰もが一旗あげようと死に物狂いで働いた。この両者を同じスタートラインに立たせて競わせれば結果は火を見よりも明らかである。
この記事は一年以上前に書いたのだが、あまりに”くだらない妄想”のため、ボツにしようと思っていたが、今月は偶然にもアジア最重要二カ国である中国とインドネシアに潜伏中でACALを実践中であり、記事を書く時間が取れないので1年の禁を破って公開することにした。常連読者には申し訳ないくらいの”妄想系”なので今日は読み飛ばしてくれてかまわない。
契約、約束、時間の概念が希薄な彼らとの関係は極めて難しく、怒涛の南進も一時停軍するほどの苦戦である。さらに男尊女卑も強くあり、自立した女性、自らの意思を主張する女性、自らの意見をはっきり言う女性を求めるのはほとんど絶望的で、私の言うことに対して、”No”というのも憚られるくらいの勢いがある。「できること、同意することならYes、できないこと、同意しないならNoと言ってくれ」から始めなければならず、「良い女というのは自分より劣った何もできない女ではない。俺のルールはシンプル。私よりも優れ、何でもできるのが良い女。わかりやすいでしょ?」などという私の主張は通じる気配もない。(まぁ、これは日本でも「理屈はわかるけど、そんな女居ないよ」みたいなレスが多い)
人口に比例して国家の重要度は高まる傾向にあるので、アジアの二大巨頭である中国とインドネシアは重点的に拡大させたいところであったが、インドネシアは相当に苦戦しているのが現状である。貧困層の厚みは十分なので「お手当てさえもらえればずっと待っています」という愛人候補生には、事欠かないのは事実で、かつ、維持費もかなり安いのだが、砂漠にジョウロで水まいてる感覚に陥るのが、今ひとつ決断を鈍らせる。愛人であるからには関係は長期に渡る。だからこその維持費なのだ。一発勝負なら現地調達すれば良いだけの話だ。となると資金を拠出するならば、パートナーとしての資質が問題になってくる。
長期的愛人に求めるパートナーとしての資質はねぇ、うーん、そうだなー。国内テロ組織のリーダーもしくはリーダー格で、組織の資金・物資調達部分を専門とされていて、3つのパスポートを持ち、7つの言語を自在に操り、antiマネロンに非協力的な国々の銀行を飛び回りながら、麻薬組織、旧ソ連製の武器取引を行い、武器・戦闘機・戦車の操作、爆薬や麻薬の製造、武道にも精通しているという。そして、彼らの武装・闘争地域が分離独立した際には、彼女には莫大なる石油利権が転がり込むと囁かれている。
んなのいねーよ! というつっこみが聞こえてきそうなので、もう少しありそうな感じで。うーん、そうだなー。とある事業会社の個人筆頭株主兼代表取締役。農村部出身、学歴は小卒という叩き上げで、前社長死亡とともに現在の地位に就任し、以後爆発的な勢いで会社を成長させてきたという。しかし、その成長の裏側には政府との不透明な取引(公共事業の受注の際の贈収賄や受注価格の正当性)、不可解なM&A(特に目立ったのは旧国営企業の払い下げ価格が、保有不動産価格だけで評価しても不自然なまでに割安だった)などの疑いが外国報道で一時的にニュースになったことがある。
とかね。まー、なんでこんな人が俺の愛人になるんだ? というツッコミに対してはこう答えよう。ACAL(アジア一国一愛人構想)はアジア各国に愛人がいる。なのであって、俺の愛人とは言ってない。俺が愛人だ! こういう人に関しては。俺のJapan Passportと禁欲的な姿勢が彼女に貢献できるなら、協力は惜しまないと言っているんだ!
例にしても二人の女性がクロすぎるのはなぜか。俺の信条として、儲けというのはあんまり全うにやってても生まれないと思ってるからね。斬新なアイディア、素晴らしいビジネスモデル、大いに結構なんだがねぇ。儲ける、勝負に勝つっていうのはそんな甘いもんじゃないと思うんだわ。
ん? 待てよ。この発想で行くと愛人の資質を満たす女は、日本含む東アジア領域でも、見たことないってことを思い出した。おーし、わかった。もっと参入障壁を下げよう。うーんと妥協して、キャッシュフローポジティブ≧0。0含むがポイント。
ん? キャッシュフローポジティブって、俺に金くれる愛人か。随分ご都合主義だなー。ACALの根本から建て直しかな・・・続く・・・
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