原油高はアジア経済・通貨に「予期せぬ恩恵」もたらす
だそうです。この急速な原油高とCurrencyということなので年初来と4月からのReturnを見てみました。
Best Performer
4月からでみると・・・、BRL、AUD、ZAR、CNY、CAD、SGD、RUBと続く。
年初来でみると・・・、BRL、CHF、AUD、TWD、EUR、SGD、CNYと続く。
平均を取ると確かにアジアは下がっている。(表のアジア平均はオセアニア除く)
だけどアジアにも勝ち組が居る。AUD、CNY、SGD。
不思議だな~、私は、その3つの通貨を持っているんだな。ピンポイントで。
100円近辺で相当売ったものの、まだ持ってるJPYが、最近激やられですがね。
Spotで負けたけど、ForwardでJPY 売りのSGD買いを入れたから、それは今のところ、うまくいっている。
以下引用
Wire: BLOOMBERG Japanese News (in Japanese) (JBN) Date: 2008-06-27 04:06:25
原油高はアジア経済・通貨に「予期せぬ恩恵」もたらす-米モルガンS
【記者:Kim Kyoungwha】
6月27日(ブルームバーグ):米大手証券モルガン・スタンレーは27日、
過去最高値圏にある原油相場について、輸送コストが拡大することでアジア諸
国は外需依存度の引き下げと内需依存度の引き上げを余儀なくされるため、域
内経済や通貨に「予期せぬ恩恵」をもたらす効果があるとの認識を示した。
モルガン・スタンレーのスティーブン・ジェン主任為替ストラテジスト(ロ
ンドン在勤)によると、自動車や衣料などさまざまな製品の輸出コスト拡大に
つながる原油価格の高騰は、アジアの輸出業者に域内需要への依存度を高める
よう促す効果があるため、世界的な貿易不均衡の是正に役立つという。26日の
ニューヨーク原油先物相場は一時1バレル=140.39ドルと、日中の史上最高値
を更新した。
ジェン氏は、原油高について「短期的には明らかに、アジアや通貨を含む
アジアの資産にマイナスのショックをもたらす」とした上で、「しかし長期的に
は、このショックが輸出依存度の低下を加速させるかもしれない」と指摘した。
ジェン氏はまた、過去20年間にわたり低い輸送コストなどを支えに拡大し
てきたアジアの貿易や経済が影響を受けることで、世界的な不均衡は「正常化
するはずだ」との考えを示した。
今年これまで、売買高が最も多いアジア10通貨(円を除く)のうち5通貨
の騰落率がマイナスとなっている。最も大幅に下げたのはタイ・バーツで12%
安。韓国ウォンは11%安(ブルームバーグの集計データによる)。騰落率ランキ
ング上位1、2位は台湾ドルと中国人民元。
原題:Oil Prices `Blessing in Disguise’ for Asia, Morgan Stanley Says