世界の株式市場・指数2012年

あけましておめでとございます。今年もよろしくお願いします。
2012年を振り返って株式市場を眺めると、
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指数の単純なPrice Return(配当を含まない)をドルで統一したパフォーマンスで比較する(円で統一しても良いが)とアメリカ S&P500は+13%。これを標準とするとユーロ圏16%、イギリス10%が大体似たようなレベルで、ドイツが30%、スペインが-3%というのがユーロ圏経済の象徴的な動きと言えよう。
気になるアジア圏の動きを見ると、好調なのは東南アジアのフィリピン42%、タイ40%、シンガポール27%、一方不調なのは、中国(CSIで+9%、上海総合で4%)、日本、TOPIXで+5%、それからインドネシア+5%である。日経平均の円建てリターンで見ると+23%で、S&P500をしのぐ勢いに見えるが、国際比較の場合には、通貨を統一しないと意味が無いので、このような見方になる。
日本市場はREITが好調で19%、Mothersが不調-9%。Core30も11%とまずまずなので、外国人投資家が有利で、我らがジャスダックも2.2%奮わないことから、個人投資家には厳しい1年だったかのように思える。
私個人としては、株式は好調で、日本株は円建てで22%なので、ドル建てで統一すれば11%程度で、日本市場の株式プレイヤーとしては、そこそこ頑張ったと言えよう。全体としてはS&Pのドル建て+13%を下回り+8%程度にすぎない。マイナス要因は、円安とMF Globalの倒産・回収劇が一段落したので、怪しげな不良債権の評価の損を確定させたことによる。(痛いっす、うっうっ、誰か僕にズボンを買ってください。下着・トランクスも常時募集中です。それからバス・タオルも酷い状態だな、大穴があいていて二つに分裂しそうだ。実家から盗んでくるか・・・)
ドル建てリターンで計算すると日本居住者諸君は今年はなかなか厳しい結果になったのではないだろうか? いかがでしたか?
ついでに主要通貨とアジア通貨の2012年の動きも観測しておくと、
好調なのは韓国ウォン+8.3%、フィリピンペソ6.9%、シンガポール・ドル6.2%不調なのは日本円が-10.7%、インドネシア・ルピーは-7.4%、米ドル0%(ドルに対して下がった通貨はほとんどなかったという意味で)である。高いシンガポールドルを売って、インドネシアで遊んでいたのは正解であるが、こうしてみると日本で遊ぶの悪くないな。
というわけで、安い円をエンジョイしに(ってほど安くないが)、来年は久しぶりに日本に帰ります。為替というより今年は民事上の問題を抱えていて、帰りたくなかったのです。綺麗に片付いたので、そろそろ凱旋帰国でもしようかというだけなのですが。あくまで民事上の”問題”であって、民事訴訟・民事裁判を抱えていたわけではありませんから、その点はご心配無く。
今年のマーケットの象徴と言えば何ですかね?
ブルームバーグの最も読まれた日本語版は、JPMのトレーディングの損だ、野村のインサイダーだと、相変わらずの下品すぎる業界の内輪ネタがトップに上がってきてしまうので無視して、個人的な見解を述べると
グローバル:Facebookの上場騒動
日本:AIJ投資顧問

かなーと思っています。
期待はずれの超大型IPOでメシウマだったというだけなのですけどねw (もれなく私も”人の不幸と噂”が好きな下品な証券業界人だ)
AIJはねぇ・・・、私もファンド業界は素人並みの知識しかないのですけどね、職業柄デリバティブでしょう? お客様からその存在は教えていただいてまして、「デリバティブのファンドありますよ。かなり大きくて、なんでも負け知らずだとか・・・」と去年かおととしには聞いていて、聞けば聞くほど怪しいなーと思ってました。ただ、まったく情報公開していないので、「これ詐欺っすよ」とは大きな声では言えませんでしたが、仲の良い人だけに小さな声で、「公開資料が見当たらないので、確定的なことは言えませんが、負け無しってのは大体・・・。僕を見てください!僕は普通に負けたり勝ったりです。」って妙な負けてるアピールしたことをはっきり覚えてます。去年ニアミスして、運用グループの人に会うか?ってことになりそうだったので、暇なくせに「スケジュールの調整が困難」と逃げてました。
一部の人には、事件発覚前からAIJには警告を発していたデリバティブ専門家として、ご評価いただけたのですが、全般としては風評被害と言うか、はたから見れば「デリバティブ運用を謳っているオフショア・ヘッジファンド」という観点では同一視される傾向が強く、私は間接被害にあった一人であると言えましょう。
【市場概観】
2012.09.07 金融崩壊 昭和経済恐慌からのメッセージ 1/4~1910年大戦景気
2011.01.25|政治と株価 総理就任期間と株価の相対パフォーマンス
2010.09.21: 株メール Q8.レバレッジの効用と弊害
2010.05.12: 中国株先物が取引が開始
2010.03.30: 日経平均配当指数 そもそも日経平均が変な指数
2009.12.14: HとAどっち?
2008.10.15: 製造業至上主義的産業構造分析
2008.07.17: 車業界勢力図
2008.06.19: 原油先物の取引高
2008.01.14: またも出た 異なる時価総額ランキング
2007.12.29: 時価総額の計算方法
2007.12.21: 小型株は一部割安感有り
2007.11.30: 中国株はチキンレース