専門用語・業界用語にみるシングリッシュとの共通性

前回指摘したように、シングリッシュはアクセントが後に行く傾向があることで知られている。
顕著な例は
English 日本語英語 Singlish
Better ター ベタァー
Funny ファニー ファニィー
など語尾を延ばすものが多い。
また、やたら耳につくポリアンのActuallyの連発は
Actually クチュアリー アクチュリー
と発音する。この表記で伝わるだろうか。
私が驚愕した
Exactly エグクトリー エグザクトリー
すごすぎて、これを聞くとしばらく足がすくんで立ち上がれなること間違いなしだ。
一方、日本でも、金融業界に限らないことであるが、通、あるいは業界用語は発音が平坦、つまり
アクセントが後に移行する
傾向がある。
デリバティブ業界でいうなれば
用語  素人の発音 玄人の発音
Option プション オプション
Barrier リア バリ
Volatility ボラティリティ ボ
Correlation コリレーション コリレーション
Gamma ンマ ガン
のように全てが後に行くのである。
俺も「ンマ無き者デバティブに非ず」と発音する一方、
「ガン理解してないのはデリバティ理解してないのと同義。トレーダーとして失格だよ」
とか平気で発音している。ガンだよガン。冷静に考えたらマジやべぇ発音。
ただ、不思議なことに、
Digital デジタルはジタルであり、デジタとか
Knock-In ノックイン
のようにアクセントを後に移行させない不規則名詞もあることに注意が必要だ。
日本人だが、社会学系の先輩が、平然とした表情で
不完全性定理のゲーデルをゲーデと発音された時には俺もさすがにびびりすぎて笑ってしまった
じゃぁ先輩! (論理哲学論考の)ヴィトゲンシュタインはヴィトゲンシュタインって発音するんすか?
と腹抱えながら聞いたら、ヴィトゲンシュタインは不規則名詞とのことだった…。
我々も国内の癖でオプションとか発音してると、ポリアンがよってきて
ゆーあーシンガポーリアン? ユアイングリシュ ベター。セイムセイムラ!
って言われちゃうぞ。
ちなみにKondratievをReal Englishでコンドラティーフ知ってる?って聞かれて、I don’t knowって
言っちゃいましたけどね。しばらく話していて、あーコンドラチェフウェーブね。アイノウアイノウみたいな。
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