昔、私がよく利用していたホテルの近所のホテルが警察に摘発を食らったというニュースを読んだ。
場所を確認するためにグーグルマップで場所を確認したら、その隣のホテルをよく利用していたことがわかった。
この近隣地域はいわゆるそういったホテルの密集地域で、そのホテルだけが摘発されたのか一斉摘発だったの
かは、そのニュースだけでは判断しかねるものであった。そして、そのようなホテルの経営は警察権力とのバランス
を求められるため、摘発の裏に経営と警察の間に何があったかまでは読み取ることはできなかった。
なぜその地域にそういうものが集中していたのか、未だによくわからないのだが、地図をよく見ると2つのことがわかった。
県境にあるということと、米軍基地との距離もそう遠くないということである。
県境は、いわゆる所轄問題。県警と警視庁の縄張り争いがあることが想像できる。
そして、もう一つの基地も、警察権が及ばない治外法権領域、いわゆる陸のOff-Shoreの一つの形態だ。
この辺りに警察権力と経営の”歪み”の原因があるのかもしれないと推測ができよう。
地図で見ると、ホテルの近くにあるのは、基地ではなく、「通信隊」と呼ばれる通信基地である。基地周辺には
基地に付随した準基地のような区域が点在していることを思い出した。
通信隊という区域は、広大な敷地で、その周りを高い塀と有刺鉄線で囲われている。中には何やら鉄塔のような
ものが立っている。この地域の人間であれば、幼少の頃から、その存在を認識し、通信隊という言葉を一度は耳にし、
そして口にしたことがあるというくらい存在感のある区域であったが、通信隊とは何であるか?という質問に出会ったこと
は一度も無い、謎に包まれた区域であった。
今現在時代が変わってインターネット時代。諸君に面白いものをお届けしよう。
見えるかな?
なんか変な円が見えないか?
おおっ、なんと。これが通信隊の姿だったのか・・・
鉄塔が見え、円の中を道路も走っているのがお分かりいただけよう。
調べてみると面積がわかった。面積から察するに直径1kmほどの巨大な円が、この地域に穴を開けている。
このような区域がいくつかあり、通信隊の影響か電波伝搬障害防止区域で、総務省ページによれば
そのため、建築しようとする高層建築物等(地上31mを超える建築物等)が伝搬路上に位置するかどうか
の判断を、総務省が作成している「伝搬障害防止区域」を表示した図面で確認していただくことになります。
高層建築物等が伝搬路上に位置するときは、あらかじめ総務大臣にその高層建築物等の位置、高さ、
形状等を届け出なければ(とどけなければ)ならないことになっています。
ということだったらしい。
返還の方針が合意されたと書かれているが、いつ返還されるのかはどこにも明記されていない。
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