岩本虎眼のWikiはほとんど、シグルイの解説に近いものになっているような気がするが・・・

慶長末から寛永のはじめにかけて濃尾一帯に名を知られた無双の達人。名古屋城下に道場を持ち、門弟は千人を超える。シグルイの虎眼には右手の指が六本あるが、このような異常さを演出する設定も原作にはまったくないものである。虎眼はシグルイという作品の「真剣な狂気」を演出する重要な役割を担っている。なお、山口貴由は漫画化に際して岩本虎眼の原型となった人物は、原作者の南條範夫だと語っている。

虎眼先生、虎眼の右手は、常よりも一指多く  秀吉もそうだったって噂があるらしいね。

多指(趾)症の人物
豊臣秀吉: 右手の親指が2本あったとルイス・フロイス、前田利家が記録している

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藤木源之助と伊良子清玄の二人の因縁の背景

寛永6年9月24日、駿府城内で御前試合が行われることとなった。御前試合は、慣例として木剣を使用することになっているが、周囲が諌めたにもかかわらず、駿河大納言・徳川忠長の命により、今回は真剣を用いる事が決定され、剣士達による凄惨な殺し合いが幕を開ける。
御前試合当日、隻腕の剣士・藤木源之助の前に現れた相手は、盲目・跛足の剣士、伊良子清玄だった。まともな試合ができるかどうか危ぶむ周囲の心配をよそに、伊良子は奇妙な構えを取る。刀を杖のように地面に突き刺して足の指で挟み、体を横に大きくのけ反らせるように捻るという、通常では無い構え方をした。両剣士には浅からぬ因縁があった。
年の瀬、虎眼は「流れ」すら体得した伊良子を婿に決定する。虎眼流を足がかりに、高い地位を得ようと野心を燃やす伊良子だが、虎眼は、伊良子と自らの情婦であるいくとの密通に気づき、仕置きの後、奥義「流れ星」によって両目を斬り、いくと共に掛川から追放する。
3年後。隆盛を極めていた虎眼流であったが、門弟が闇討ちされ、道場に首を晒されるという事件が発生する。高弟たちは犯人の捜索をするが、その中で高弟たちも同じ手口で殺害される。死体に添えられていた品から、犯人が伊良子と推測した藤木は、興津が賎機検校に、高弟の情報を売っていたことを突き止め制裁するが、虎眼流の面々は当の検校から屋敷への招きを受けた。

さて、最後に一番のお気に入りシーンです。

下山した進八郎が倉真にさしかかった頃 すでに夜は明け始めていたが 霧の中で奇妙な光景に出くわした。
早朝 橋の真ん中で男が杖をついて静止している 顔は判別できぬが どうやら笑っているらしい 物狂いか
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男にかまわず歩み始めた進八郎は 恐るべき事実に気づいた 杖にあらず!
さらに恐るべき事実 立っているのではない 男は既に構えているのだ こやつだ こやつが涼之介殺しの・・・
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