前回の記事を書きましたが、私は、主婦の仕事を全面否定しているわけではありません。
私はこう見えて主婦業に理解のある男なのです。
昔、ファミレスで友達5-6人相手に、こんな演説をしました。
主婦業、これをプロの職業として通常の会社員と比較した場合、それはつらい業である。
休み・定年が無い。
毎日ご飯を作る。書くと7文字にしかならない内容だが、これは、意外と大変なのである。
土日祝日休みなし。365日働きっぱなし。有休・定年も無しで一生続く。
1日だけなら誰でもできる。しかし実際は、献立を毎日、休みなく、死ぬまで考え続ける。
昼下がりのテレビを見れば、「今夜の献立」みたいな番組ばかりだ。主婦たちの苦労の証明だ。
家事・育児を放って一週間旅行に行きたいというわがままを快諾してくれる夫が居るだろうか?
一週間どころか、たった一晩夜遅くまで飲みに行くことすら良い顔をしない夫が多いのではなかろうか?
だったら主婦はいつ休みが取れるかと考えてくれたことはあるのだろうか?
今夜はこれが食べたいと毎日リクエスト・提案してくれる夫がいるだろうか?
同じものを連続して作って文句を言わない夫がいるだろうか?
予算を考えることなく食事を作るほど余裕のある家計も限られた人だけだ。
加えて、成功報酬が無い。
給与と昇進が無い状態で働けますか?
この問いには、「それでは、労働に何の意味があるかわからない」という答えが多かろう。
しかし、それが主婦業というものだ。
つまり、彼らの成功報酬、それは家族からの感謝と労いの言葉だけなのである。
一般の家庭において、それを怠り無く、毎日しているだろうか?
「今月は給料無しね。」って平気で言ってくる会社であんた働けるか?
お前が飯を作って当然、感謝の言葉が無いというのはそういう状態と等価だと思われる。
そしたら、隣で飯を食ってた家族が妙に静かなんだよね。
隣の席の会話とは言え、だんなも思い当たるフシがあり、口が重くなってしまったのではないだろうか。
奥さんが俺のところに来て
「もしよろしかったら、この割引券使ってください。」って言って帰って行ったよ。
きっと、亭主関白のつらい家で、こんな内容で夫婦喧嘩でもしてたのだろう。
奥さんの言いたいことを、俺がはっきりと言葉にしたから、奥さんは、うつむきながら
「そうだ。その通り! 私だってつらい。もっと言え!」
と思っていたに違いない。
演説部分だけ切り取れば、私は愛妻家の鏡のような男なんですけど、当然それではこの話は終わらない。
続きはまた今度。
意外にもFeminism?
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