第三の都市ナコンファノムへ
得意のエアアジア、オール・ドンムアンで頑張ります。今度こそヴィクトリーモニュメントから29番バスで。ちょっと時間を間違えてフライト40分前にドンムアンに到着しましたが無事。80分フライト、1200THBほどです。800THBでバスで12時間とか言われると、良い買い物だと思いませんか? エアアジア様様です。
ナコンファノムの空港は不安になるほど小さく、タクシースタンドもありません。ファノム三姉妹(大姉、姉、妹)のうちの妹と姉が空港に迎えに来てくれました。お迎えが無いとここでの行動は厳しいものとなります。そしてまたよくわからないお兄さんがドライバーです。2013年のタイ全土落下傘計画とは違う人です。
iHotelという最近できた新しいホテルを2部屋ブッキングしてあります。一部屋600THBなので、この価格ならお付き合いで二部屋くらいはご愛嬌でしょう。2013年に泊まったNakhon Phanom River View Hotelから車で5~10分程度の距離で、「River View Hotelは、1000THB/一泊がAirAsiaで来ると800THBになる。」と書いてあるので、安い。iHotelはメコン川がホテルから見えないので、初めてナコンファノムに来る場合は、River Viewの方が良いでしょう。
初日はファノム姉・ファノム妹・ドライバーのお兄さんと4人で、Rever Side Bar お上品なタイ料理。食べやすいのですが、ちょっとローカル色が弱い料理でした。ウイスキーをボトルで注文して、全員で飲みました。っつーか2回行ったけど、ここのタイ料理はどう考えてもマズい。せっかくのタイで、空腹がもったいないので行かないほうが良いでしょう。


mekong-river-nakhon-phanom-thailand.jpg
次の日の昼ご飯は2013年も行ったメコン川沿いのレストランです。超ドメスティックで、店員はラオ人なので、タイ語が完全には通じず、イサーン語かラオ語、そしてメニューも全部タイ文字なので、地元の人かイサーン語ができる人で無いと厳しいです。メコン川を眺めながら・・・
2013年に来た時は、メコンに中州が無かった気がする。川の深さが浅くなっているのではないか?
「400メートルくらいありそうな川幅だが、この深さなら途中まで歩いて、ちょっと泳げば、国境を超えられてしまう。一体、どのように国境警備をしているのか?」
ラオから線が延びている。電力をラオから買っているのか? 産油国・産油地ではないのだから、原油を運んでくるコストはほぼ同じ。電力をラオから買うということは、土地の値段がかなり違う以外に考えられない。こっちの土地はメコン川対面のラオの土地の何倍なのか? 一体ナコンファノムは人口は何人いるのか? 推定100万人くらいだと思うが・・・」
質問がファノム姉妹にとって高度なインテリ質問なのか、要領を得ない答え。国境を見てて不思議に思わないのかね?日本は国境を観測したり意識したりしないから、日本人だからこんなことを考えてしまうのだろうか? カンボジアとラオは事実上、ベトナムとタイが喧嘩をしないために作り出された二国間奴隷属国なので、彼らが何をしようがタイ政府は気にしてない? 「ラオ人が勝手に入国してきても良いよ、全員、自分の土地を捨ててやってきたとしても700万人、タイの人口の10%程度、どうせ不動産も買えないだろうし、事実上の国民だと思ってるから」ということなのだろうか・・・。
4月が最も浅くなる状態、国境警備をどのように運営しているのかは不明。「泳いでみれば?」って、警察につかまったら嫌だしw 「お前ここの住民だろ?人口も知らんのか?今すぐスマホでWikipediaで調べろよ」と呆れ顔で突っ込み、調べた結果、ナコンファノムの人口は70万人。
タイ vs ラオス
人口 67,176,820人 6,320,000人
面積 513,120km² 236,800km²
実質GDP 3,872億ドル 100億ドル
ちなみに県レベルでは
ナコンパノム(タイ) vs ボーリカムサイ(ラオ)
人口 710,860 人 214,900人
面積 5,513 km² 14,863 km²
国としてタイはラオの人口密度は5倍、一人当たりGDPは4倍となる。面積あたりGDPは20倍違うと考えると、土地の値段も約20倍は違いそうだ。バンコク・チェンマイなどの都市と沿岸部が入って土地の値段を底上げしているのでナコンファノムの土地は相対的にタイの中では安いとしても、ナコンファノムとボーリカムサイの人口密度は約10倍。10倍くらいは違うと想定しても良さそうだ。
その根拠は見た目にも明らかで、夜、船に乗ったのだが、どっち側がタイなのかは一目瞭然。文明の証拠である照明の数が対岸で違いすぎるのである。車や道路が観測できるタイに対して、ラオ側はほとんどが緑、そして部分的に人工物が観測できる程度なのである。その船は、100人くらい乗れそうな船で。一人200THB×6人、2階建ての船。こんなデカイ船は川が浅すぎると無理。深いところだけを選んで走るのか。水深5メートルは無いと厳しい。
発電所はラオに作るくらい土地の価格に差があるのは分かったが、ではなぜナコンファノムに田畑が存在するのか?農業もコストは土地の広さに応じてかかるはずだ。輸送コストは川一本越えるだけの違いである。これも推測だが、発電所は田畑に比べると遥かに狭い面積で良い。また輸送コストは鉄塔と電線の分だけ多くなるが知れている。一方、農地はより広大な面積になるが、ラオ国内の輸送コスト、すなわち道路が無いのである。角栄「畑の真ん中に道路を一本作れば地価は2倍になる。もう一本作れば4倍になる。これが地価の原則である。」を地で行く世界、ラオの地に道路インフラを作るくらいならナコンファノムで作った方が安いということであろう。
とか、こーうなんつーのかね、実際に行ったこともなくて不動産物件なんか一度も見ないでも、このあたり近辺の川の深さのデータが存在しないとしても、なんとなくの推測を働かして、大体の答えを言って欲しいものだが、それを一般人に求めるのは酷かね?
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