シンガポールからバリへの飛行機で一人で乗ってるヤツ、見る限り俺だけ。ご家族かカップルのみ、寂しい男です。バリ・デンパサール空港で、日本から来る投資一族たちと待ち合わせです。
入国税が25USDから35USDに値上がりしてる!
キレイになったバリ・デンパサール空港

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「USD以外の通貨での支払いは不当に高いから、一人当たり25USDを用意してから来い」と伝えてあったのだが足りない・・・。
日本円での支払いは3950円、但し、札以外は受取らないと書いてあるので、実質4000円だ。シンガポールドルでの支払いが49SGDなので、実質50SGD。バリからシンガポールに帰った後に、ジャカルタに行く予定なので、私は50USDを10×4+5×2で用意してあったので、自分の分の35USDは問題なく支払えた。35ドル払ったのに、領収書25ドルのままだッ! インドネシア政府、財政厳しいんだろうなー。
彼らが空港の入国審査前につまづきそうだったので、入国ビザ支払い窓口近傍で2時間半ほど待っていたら、成田からの日本人がパラパラと降りてきた。ところが、成田からの日本人たちは、ビザを買わずに、入国審査に向っている。えっ? インドネシアの日本びいき、もしやビザ無料化? でも35USD支払う必要がある国家にJapanも含まれていた。
投資一族が降りてきたので、「ビザが値上がりしている、細かい日本円持っているか? それにしてもなぜ日本人はビザを買わないんだ?」と聞いたらなんと、
入国審査は移動中の機内で行われていた!
恐るべきインドネシアの日本人びいき。入国管理官2人がかりで、成田からの7時間の移動中、「イミグレで2時間並ぶこともありうる。日本円3800円でビザを買って、機内で入国審査を行える」ということで、夏休み限定企画なのか? VIP待遇、イミグレで並ぶことなく入国できます。「Narita~」と叫んでいるおじさんがいて、それにカードを渡すだけで入国できるので、私もどさくさにまぎれて、天下無双の日本パスポートをかざしてみたが、「カードは?」と聞かれ、入国できませんでした。クソー、ヘイズでピイピイ喚いてるシンガポールから来たからってバカにしやがってw 初めての海外旅行、お勧め地域、ハワイ、シンガポールと思っていたが、バリを加えても良さそうなくらい親切なお出迎えだ。
世界中どこへ行っても中国人観光客がうるさい、などとよく聞くので、まさにこの10年で中国や韓国が豊かになり、中産階級が急増したことの現われだと思うが、インドネシアに、入国審査優遇してもらえるほどの”信頼”を得るまでには、後50年以上、一人当たりGDPが日本より大きいシンガポール市民wは永遠にそんな優遇を受けることは無いだろう。国の信頼度や好感度は入国審査時に露骨に、そして差別的に表れる
中国だけでなく、最近はタイ人もよく見かける(私があのタイ語独特の響きを聞き分けられるからというバイアスがかかっている)が、東南アジア諸国も豊かになっているのは確かだが、それに加えて、この10年の変化だとLCCの台頭も、要因としてあげられよう。10年前、いや10年以上前の感覚だと思うが、飛行機に乗ることが一大イベントだったので、やれスチュワーデスが可愛いだとか、機内食やシャンペンまで飲めるとか、ビジネス・ファーストクラスやマイレージがどうのとか言っていたが、今はLCCのおかげで飛行機は単なる移動手段としての値段だけ払えば乗れるようになった。CAが「エキゾ様」とか人前で俺の名前勝手に呼ぶんじゃねぇ、こういう余計なサービスは一切不要、早く目的地に着け、としか思わない私のような人間が納得できる航空サービスが提供されるようになったのは非常に喜ばしい。Air Asia + Tune Hotelの激安コンビは、いかにしてコストを削減するかという向学のために一度、乗り・泊まりしてみると良いだろう。
私が長い列に並んで入国審査を行っている間、彼らが成田で預けた荷物が出てくるのが遅く、荷物を待っている彼らに追いつけるほどのスピード、15分くらいで入国審査を完了したので、2時間待ちは無い。
空港からKutaのMelastiまで、メーターなら50,000IDR(500円相当)のところ150,000IDRの言い値でDone! まぁいい、ODAだODA、取っとけ! 無駄な日本人価格の形成に協力してる悪人ですか? 土曜の19時くらいでしたが、スムーズとは言えないまでも、車が動かないような渋滞はなく、30分くらいでホテルまで着きました。
とりあえず晩御飯です。
お子様がいらっしゃる方は、子供と一緒に飯を食う時、子供に合わせて飯を食うようにしてますか? 子供って「辛いのダメ、苦いのダメ、好き嫌いも多く、食欲にムラがあり、基本的に食べる量が少ない。」こういう奴と食事し続けるのは1週間くらいで限界だねw 貧乏ガイジン三大メニュー、ピザ・バーガー・ケバブだが、日本でなじみの薄いケバブをスパゲッティに変えるだけで、子供用三大無難メニューの完成だ。しかもピザは、余計なきのこや野菜が、のっていると好き嫌いにあたるので、マルゲリータ、バーガーもトマトは嫌いだから、野菜が入ってない最も粗末なバーガー、そしてスパゲッティ・ボロネーゼだw 東南アジアの雰囲気溢れるバリ島で、泣けてくるくらい悲しい食事だ。
もちろん、メニューまで子供に合わせたりはしないのだが、そういう店で、現地料理も置いてあるがフュージョン・フード的で期待薄だ。オムライスが置いてある寿司屋で鮨食わないだろ? インドネシアだから料理は期待していないし、私自身が現在、2ヶ月間で75kgから68kgの急激な減量で胃が縮小していて、量を食べることができないので、不満は半減だが、次回の旅行のお供のやる気は失せる。例えば、NYでも行って、「たまには良いレストランでアメリカンステーキでも食べよう!」といっても、「米無いの? 醤油は? なんか肉固い。もうお腹いっぱい。」とか言われそうだろ? 結局全員で一人前のステーキを頼んで、皿をガチャガチャ回しながら、完食するような行為が許されそうな雰囲気の店にしか行けないということだ。
私はファーストフードを否定しない。私は世界中どこへ行ってもマクドナルドは必ず訪れるようにしている。そこで食事をすることは稀だが、標準的なバーガーやビッグマックの価格、メニューの際、ローカルメニューのチェックをする価値はある。現地料理があまり期待できないインドネシア・フィリピンなどの国なら、日本でなじみの薄いバーガーキングやCarls Jr、あるいはタコベルなどで食事をするのもいいだろう。あるいは同じマクドナルドでも、日本には無いメニューを注文しても良い。インドネシア・マクドナルドのローカルメニューは、フライドチキン+ライス、見たことある人は分かるが、とても注文する気になれない代物だw バリではそれに加えて、ビーフ・ラップが置いてあった。ビッグマックのセットは35,000IDR(350円)ほどである。
最初の晩は、彼らがお土産で、おにぎりを持ってきてくれたので、それを食べることにして、レストランでは、私はカネだけ払って見てるだけ。別にマルゲリータピザなんか食いたくないが、みんなが食事している中、一人だけレストランで何もしないのも少し悲しいなw ファーストフードでも良かったのだが、近所に無い。私はホテルに帰ってお土産を頂いた。日本のおにぎり、おいしくて貴重でありがたいのだが、明太子×2+梅で常温保存だったから今日中に食ってくれという制限付だ。そして、得意のチーズケーキをホールで1個分。全部食いきるのに6日かかったわw つまり、私の食べる量が少ないので、今回の旅行、ほとんどの期間、ホテルについてるイングリッシュ・ブレックファーストのバイキング、チーズケーキ1ピースをメインに、ナシゴレンとミーゴレンの残り物を一口だけもらうという食事だったので、レストランや飯について、書くことは何も無い。これは愚痴かな??
【海外の差別被差別構造】
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