マニラ国際空港(ニノイ・アキノ空港)、ショボい。商売っ気はほとんどありません。シンガポールのチャンギは国際空港の中でも立派な方なので、チャンギや成田と比較してはいけないかもしれませんが、バンコクのスワンナプームと比較しても露骨にショボいです。今回は日本からのゲスト3名と空港待ち合わせ。マニラ国際空港(ニノイ・アキノ空港)はターミナルが3つあるので注意が必要ですが、日本からのゲストのJALと私が乗るJET Starは同じT1なので、T1税関後で待ち合わせしました。税関前、税関後のいずれも喫煙所、売店がほとんど見当たらないので、クーラーが効いている室内で、じっと待ちます。
ニノイ・アキノ空港 ターミナル1の待ち合わせ
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マニラでカジノ付のホテルに泊まろうと思っていましたが、21歳以下は年齢制限で入場不可です。今回のゲストは多少年齢が若く、年齢制限に引っかかる人材もいたので、マニラのホテルは極めてやる気なく空港近くの
Remington Hotel, Pasay に一泊します。無料送迎バスがついています。これは何箇所か立ち寄るバスなので15分ほどかけて到着しました。部屋はあまり広くありませんが4人でも、まぁ泊まれる程度の広さです。プールもありません。隣にマクドナルド、セブンイレブンがあります。また巨大ショッピングモール&カジノも隣にあります。カジノ・レポートは私が評価すれば、色々と語れる自信はあるのですが、ゲストの年齢の都合上、足を踏み入れてませんので後編にて、詳細分析したいと思います。
たまたま日経新聞に載っていたのですが、成長力だけは半端じゃないですね。

カジノ産業、中国客に的、マカオに対抗、東南アで開業相次ぐ。
2013/08/20 日本経済新聞 朝刊 9ページ
 【マニラ=佐竹実】カジノ産業がアジアで注目を集めている。観光振興の切り札と位置付けるフィリピンでは、売り上げを今後5年で10倍に増加させる計画だ。世界最大のカジノ都市マカオは中国人観光客を取り込み年2桁の成長を続ける。ベトナムやカンボジアもカジノに参入。マカオに対抗し、中国人観光客の争奪戦を繰り広げている。
 比政府はカジノを観光立国の目玉とし、マニラ湾岸に巨大カジノの建設プロジェクトを官民一体で進める。比娯楽カジノ公社によると、2012年のカジノ産業の総売り上げは408億ペソ(約900億円)で10年前の2倍に増えた。17年の売り上げを10倍の4300億ペソまで増やす計画だ。
 フィリピン北端のカガヤン州の経済特区でもカジノ産業を育成してきた。05年からカジノ免許を独自に発行。中国企業約60社が登録し、オンラインカジノなどを運営する。カジノを目当てに観光客が訪れるが、そのほとんどが中国人で占められる。南シナ海の領有権争いを尻目に中国人観光客は増え続けている。
 インドシナ半島のメコン川流域地域では、国家の収入源としてカジノ産業に注目が集まる。ベトナム南部では7月下旬、同国最大級のカジノホテル「ザ・グランド・ホーチャム・ストリップ」が部分開業。180台のカジノテーブルと2千台のスロットマシンを備える予定だ。
 ベトナムはまだカジノを正式に解禁していないが、成長期待が大きく、米カジノ大手のラスベガス・サンズなどが進出意欲をみせている。カンボジアやラオスでも隣国ベトナム、タイとの国境沿いにカジノを建設し、ベトナム人やタイ人、中国人らの観光客を呼び込み始めた。
 ラスベガスを上回る世界最大のカジノ都市に成長したマカオのカジノ関連収入は2012年で3041億3900万パタカ(約3兆7000億円)。伸び率はやや鈍ったとはいえ13・5%と3年連続で2桁成長を持続する。陸続きの利点を生かし、中国本土からの観光客が成長を支えている。
 ただカジノ事業の振興に一部の国では風紀を乱すとして国内から批判の声も上がっている。シンガポール政府はギャンブル熱を抑制するため、国民のカジノ来場に一定の制限を設ける規制を強化している。クレディ・スイスは、カジノの市場規模で東南アジアで1位のシンガポールは、18年にはフィリピンに追い抜かれると予測している。
【図・写真】マニラ湾岸の巨大カジノは中国人など海外からの観光客を集める(マニラ首都圏)

ビッグマック・クォーターパウンダーなどの高級バーガーwのセット(Mサイズ)は175PHPです。ポテトのLは60PHPで、日本の290円という鬼プライスと比較すると半額くらいです。物価と関係ない話ですが、マニラのマクドナルドは嬉しいことにケチャップがハインツでした。マクドナルドは通常、マクドナルド・オリジナル・ケチャップなのですが、初めて見ました、ハインツ・マクドナルド。フィリピンビールのサンミゲール330ml缶標準物、セブンイレブン価格は40PHPでした。マールボロレッドは68PHP。うーむ、私が聞いた話だとTHBと同じ額面だからTHBがPHPより高い分だけ、フィリピンの物価は安いと聞いていたのですが、ほぼタイ・バンコクと変わらないビッグマック・ビール・煙草物価指数。
マニラの道路は右側通行で、日本車が一番多いとは思いますが、アメ車の姿が東南アジアで最も目立つ国でしょう。左側通行が多いイギリス文化圏の東南アジアの中で(ベトナム、ラオス、カンボジアは右側)、アメリカの属国であることを示す右側通行、中国の太平洋進出を阻害するアメリカンファミリー・フィリピンをいきなり感じます。
ガードマン(警察官ではなさそう)が全員、銃を持っているのが、観光客に「マニラって治安悪そう。」と第一印象を抱かせてしまうのではないかと思えます。これもまたアメリカに都合の良い法律で、銃を持って警護することが義務付けられ、きっとアメリカ製の銃を買わされていることでしょう(私の勝手な予想です)。
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さて、前編マニラはこの辺で終わり。レミントンホテルから空港までの帰りのバスはあっという間、5分強で着いてしまいました。ここからマニラ~カチクランを1時間弱のフライトで飛びます。そしてカチクラン空港からトライシクル(3輪バイクのようなもの)で、5分強で港まで。港からボート(30人乗り)くらいで、20分くらいでボラカイに着いてしまいました。このボートが着いた場所が定かではありませんが、ホワイトビーチ(ボラカイ島西部)ではなく東部だったと推測しています。そこからまたトライシクルで15-20分でボラカイビーチクラブ(Station1付近)のホテルに到着しました。トライシクルの後部座席は身長が高い人にはお勧めできません。ずっと首を曲げていなくてはならないので15分となるとちょっと肩が凝ります。
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