香港に2年も住んでいたのに、初の沙田(カオルーンサイド)です。香港にはハッピーバレー競馬場というのがアイランドサイドにあり、ナイター競馬なので、日本で言うところの大井競馬場です。一流のG1レースはほとんど沙田で行われます。ハッピーバレー競馬場は当時住んでいたマンションから遠めに眺めていたことはあるのですが、馬の蹄の音、下々の歓声が聞こえず、興醒め甚だしかったので、一度だけ見てそれ以降見ることはありませんでした。下々の観戦エリアで一人で2流のレースを見に行くほど、競馬狂でもないので、ハッピーバレー競馬場にも行ったことがありません。
沙田シャーティン競馬場ですが、オクトパスで通過してしまったのでいくらだか入場料を見逃してしまいました。3-4HKD程度で、かなり安かったようなわずかな記憶がございます。バブリー先輩と馬主友達さん、その奥様方と私と大人数で観戦していました。競馬に対する造詣は深くはありませんが多少なら分かります。
俊足スプリンター、サッカーボーイの血統は・・・とくれば、「プリンスリーギフトが入っていましたよね」 「そうね・・・母系にだけど」
怪物セクレタリアトのベルモントステークスは・・・とくれば、「30馬身差でしたっけ?」
俺「最後の直線の先に延長部分が見えるのでもしかしたら直線1000mとか香港もあるかもしれませんね。私も日本ではわざわざ新潟に見に行きましたよ。」
最強牝馬はエアグルーブとの馬主さんの持論に対して、 「個人的な好みではありますが最後の直線ごぼう抜き、ヒシアマゾンのクリスタルカップ」 「ほう、お目が高い」
と馬主さんに言っていただける程度の会話はできますw


香港の競馬はシンガポールに似ていて、12時過ぎから始まり、10レースくらいが18時前くらいに終わります。日本だと1時間間隔くらいでレースが行われますが、40分間隔くらいなのでパドックだ馬券買いだと言っていると忙しない競馬となります。投票券マークシート票を持って帰ってくれば良かったのです。日本から来たゲストたちが、投票券の英語・広東語・書き方が分からないということなので、バブリー先輩が「そういうのはコイツに聞けば大丈夫ですから」という期待にこたえて私が先生w 私の英語力は相変わらず酷いのですがなぜかこういうのだけは強いんですw
http://hongkong-keiba.seesaa.net/upload/detail/image/MS-WIN-thumbnail2.jpg.html
に書いてあるので詳細は見て欲しいですが、日本人の競馬の賭け方の基本は、単勝・複勝・馬連・ワイドくらいであれば
単勝 Win 獨贏
複勝 Place 位置
連勝複式 Quinella 連贏
連勝単式 Exacta (いわゆる馬単だが香港では見かけなかった、あるかもしれないけどニーズが無いので真剣に探していない。)
ワイド Quinella-Place 位置Q (位置Qってなかなかお洒落ですよねw QuinellaのQだったんですね。わからなくて、私も競馬場のスタッフに聞いてしまいましたw)
くらいの英単語を知っていれば充分です。
三連単 Tierce 三重彩
三連複 Trio
など、あるいはさらに複数にレースにまたがるような投機的な賭け方も香港にはありますが、そこまでやる人ならそのくらいは常識として知っていると思われますし、またメインの電光掲示板には上記の標準の5つしかオッズがのっていないので、実践を考えると要らないでしょう。 後は、流しとボックス買いの表記法さえわかればよくて
MS-WIN.jpg
流しの場合は馬券の上側に軸馬の番号を書き、下側にヒモ。ボックス買いの場合は、下側にマークします。
競馬のようなギャンブルの場合、楽しむためには馬券を同行者に合わせるのが基本。同じ馬券を買っていれば、「よっしゃーっ!」と喜びを分かち合えますが、違う馬券を買い、どっちかが勝ってどっちかが負けていると単純に喜べないからです。なので私は競馬を見に行くのは好きなのですが、原則馬券を買いませんw つまらない男ですねー、ホントにw 馬主さんの馬は一番人気。当然、馬主さんはリスクヘッジなどするつもりも無いので、自分の馬の勝馬投票券を買うわけですが、馬主さんに合わせて、私も100HKD買って、それが200HKDになっても嬉しくないじゃないですか。10,000HKDとか馬券に使いたくないし。しかし馬主として競馬見るなら、私は馬券なんて買いませんが、単純な初期コストだけではなく、飼葉代やらの維持費用もかかりますし、オープン級までになるのも稀だし、G1出場、G1優勝なんていうのは通常、夢ですからね。よほどな馬好きでないと厳しいです。
香港は右回り、ゴール前上部だったので、下々の観戦エリア、馬場近くまで1レースだけ下りていって、馬の蹄の音を聞いていました。本馬場の横の下々エリアは視野が狭く、最後の直線に入りかかったところが見えにくいという欠点があります。上部席でも馬番なんてとても確認できるものではないですが。でもなぜかみんな競馬場なのにスクリーンを見ている人が多くて驚きました。スクリーン見るの?? 意味ねーw 当然ですね。賭けてますから。直接見たら何番がどの位置につけているのか? とかほとんどわからないんで、スクリーンで見てしまえば一目瞭然。でもさ、それって家でも同じなので、せっかくの競馬場、賭けもよろしいですが、そういうのをまったく気にせず、ターフを駆け抜けるサラブレッド群を遠目にただただ見つめるのも悪くないように思えるのです。シンガポールでは調教師先生、香港では馬主さん、こういう本気で競馬やっている人の話を聞きながら、競馬場でゆっくりと飲む酒は、また格別に美味しいです。(あっそれがたとえ普通のビールでも、という意味ですよw)
2次会は南北楼(なんぺいろう、Red Pepper)
なつかしー。日本人御用達の名店ですが、中国料理ってより日本の中華ですね、ここw ただ日本から来たゲストにとっては、辛い四川中華に思えるようです。正直、こんなに四川山椒が聞いていない四川料理ってここくらいでしょw 散々けなしているようですが、リアルな中華やリアルな四川は香辛料や油がとても強く、日本人にとって厳しいので、悪くない店です。中国人・香港人はまず行かない店というだけでw 確かにこの日もいくつかの白人グループ以外はみんな日本人。エビチリ食ってますw
ここは競馬後、祝勝会の会場にもなっているので、先ほどのレースG1勝利ジョッキーやコミッショナーなども訪れていました。馬主さんはジョッキーへのご挨拶やら、記念のサインなどいただいていましたが、私はそのジョッキーの名前も知らない程度なので失礼になると思い、黙っていました。日本から来たゲストである馬主さん達は、民のレストラン南北楼なるオープンスペースで普通に勝利ジョッキーが飯を食っているという状況に驚かれていました。(馬主さんは、去年も来ていたので、驚いていたというのは、ちょっと嘘ですが) ジョッキーがお帰りになる際は、南北楼の日本人客全員で拍手、おめでとうございました、という気持ちの良いお見送りができて良かったです。
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