シンガポール第二期カジノオープンしたSANDSに行ってまいりました。私も永住権取得を間近に控え、入場料が無料の
“外国人特権”
があるうちに...、という半ば駆け込み需要的インセンティブで、足を運んでみた。
まず、駅からはとても遠くTAXI以外の交通手段が見当たらない。まぁ、バスでしか来れない様な懐事情の人間は来るな
ということなんだろうが。
入場に必要なのは、”写真付のID”ということで、必ずしもパスポートは必要ない。写真無しの旧EP(Employment
Pass Holder)の場合は、パスポートが必要だが、新EPならOKだ。1階の入り口はどえらい人が並んでいるが、
地下一階にも同様の入場口があり、そちらの混雑はそれほどでもない。
地下一階が喫煙スペース、1階が禁煙スペースで、フロアど真ん中をぶち抜いた吹き抜けで、贅沢を演出しているつもりな
のだろう。ブランドショップの誘致もセントーサと比較すればキチンとできているようである。相変わらず興ざめなのが、カクテル
ガールの代わりに、お茶、水、コーラ、スプライト、コピ(シンガポールである甘い練乳入りコーヒー)を配る人である。
おいおい、酒くらいタダで配る心意気がないといかんよ。損をして得をとれとはまさにこのこと。
ゲーム内容も全く同じ。Crapsはどこを探しても見当たらない。
個人的な感想としては、カジノでギャンブラーとして楽しむには、いささか年をとってしまったようである。
もっとも元々ギャンブラーではないのだが。
カジノを楽しむためには、ギャンブルの仕組みを理解してはならない。例えば、ルーレットで35が出るか36が出るかは等確率
であるにも関わらず不合理な理屈を持って、35が出そうな気がすると思い込むことができる人だけが、カジノの客になりうるの
だということ。「いや、どう考えても、等確率でしょ。勝負は、台がSingle Zero台かDouble Zero台かだけであ
り、その後どう賭けるかには全く興味が無い。」と思った瞬間、ルーレットの上にチップを置けなくなる。
そんな冷めた目で賭け事を見てしまうようになってしまって少し悲しいのだが、やはりお客さんに喜んでもらうこと、お客さんが楽
しんでいる姿を見るのは、未だに楽しい。
今回一番楽しかったのは、カジノ初参戦の友人F氏がスロットで勝てたこと。
一度は換金して勝ち逃げを決意したものの、喜びのあまり、再挑戦するかどうか葛藤している姿
もう一回やればまた勝てるのでは?と淡い期待をよせながらも、ここでやったら負けるかもと不安になり迷っている姿。
それが博打という偉大な怪物の前での人間の姿。
では、最後にカイジより 名台詞を引用しよう。
疑い続けること、不安であり続けることが、ギャンブルで生き残るためにもっとも必要な心構えなのに、素人ほどそれをすぐ捨てる。
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