中国ファンド�、これも小学生の頃だっただろうか。
一族家は、その当初から中国の成長性に目をつけ、他家に先んじて�
というかっこいい話ではなく、チュウコクファンドと読み、中期国債ファンドという国債運用です。
中国ファンドは、今となっては、MMFに吸収され、その名前を聞くことは無くなった。
だから、証券史上に残る画期的な商品にもかかわらず、同い年でこれやってたと言う人はあまり居ない。
中期国債を中心に運用され、一ヶ月の一度の分配があり、金利水準は、銀行預金より良かった。
一族家では、殆ど全ての銀行預金を下ろし、それを中国ファンドに移す計画が持ち上がった。
当時、この中国ファンドのダウンサイドリスクについて、国債の値段が下がったら損するという感覚はなかった。
販売証券会社がつぶれる時、元本割れだろう と間違った考え方をしていた。
国債で運用しているため、持ちきれば、必ず元本は戻ってくる。取り付け騒ぎが起きて
無理矢理売ると、Durationが襲ってきてやられるという意味で正しいのだが。
数件の元本割れの事例(類似商品のMMFを含め)があるが、それは実際につぶれたか、噂による取り付け
騒ぎが起こったことによる。ただ、結果は、騒ぐほどのやられでないし、その直前に異常な金利をつけていた
時点で投資家側が気づくべきであったはず。
そして、中国ファンドのダウンサイド以上に、銀行の預金者還元の低さに疑問を持つべきだろう。
世の中のバリエーションはさておき、一族家では、銀行預金は、かなり”割高”と判断し、
計画は、中国ファンド、MMF、公社債投信という債券型ファンドに投資するという方向で実行された。
一族家における銀行の役割は、日々必要な”小金”を入れておく決済機関に成り下がった。
私の銀行に対する”蔑み”はここから始まっている。
日本の銀行は、投資家を相手にしているビジネスモデルでは無いので、しょうがないのですがね。
そのクセ生意気に、投信を売ってたりするからチョイと嫌がらせしてやりましたよ。
「このインド株投信は、ADRですか?それともインドに上場されている株が入っているのですか?」
もーう、窓口のネーちゃん、顔色真っ青になってたから、担当のオジサンが出てきた時点で
「ここは本店の投信窓口ですよね?御行で売ってる商品について聞いているのにどうしてすぐ答えられない!?」
と追い討ちしてやった。
それともう一つ。
株屋の中には、こんなヤツもいる。「銀行落ちたから、証券会社に来た。」
結構良く聞く話だが、この場を借りて、あえて言おう。
てめーは、銀行で決済でもやっとけ!
神聖なる株式市場から退出せよ。