年初来パフォーマンスが日本の下げが一番厳しかったところに、欧米アジアも負けじと下がってきていると日経に書かれていました。
しかし、数日前に書いた測度変換と通じるものがありますが、Local Ccy Baseで比較するのは、実践的でないような気がするのでここでは、Global Ccy Baseで見た年初来Returnを見てみようと思います。
「Global Allocationは、上司の仕事で私は関係ないから、通貨は考えなくて良いのです。」なんていえる人はサラリーマン投資家の一部だけでしょう。
投資家的観点からすれば、ReturnはQuanto Optionでも使わない限り、現地通貨ですから、一つの通貨を基軸に見ないと実際の値とは異なるものになります。
現地通貨とUSDベースの動きの比較(去年末からの各IndexとCcyのReturn)
GlobalIndexReturn2008start.JPG
USDベースだから、真中あたりのS&P500は、LocalとGlobalが同じ結果で、CcyReturnは0%です。
LocalCcyベースですと10%以上下げてる日本株はGlobalCcy(USDベース)で見れば、主要市場でトップのパフォーマンス!
相対位置はNeutral Currencyを変えても変わらないので、トップの事実は変わらない。
実際に世界中に投資していたら、Global Ccyの結果が返ってくるのです。
日本LongのWorld Shortで勝ってるのですよ。元気出して!