撤退観測があるわけではないのだが、週一で通いつめてるヘビーユーザーゆえに、撤退は個人的に望まないw 利用者として。
http://www.saizeriya.com.sg/restaurant-outlets/
全部で15店舗もあるみたいだから、そんな簡単に撤退しないよね?(希望的観測)

サイゼリヤ―13%安と急落、アジア事業鈍化を懸念(銘柄診断)
2016/01/15 日本経済新聞
 14日の株式市場でサイゼリヤの株価が前日比13%(385円)安の2506円と急落した。全面安となった東証1部市場の中でも下落率は2番目の大きさだった。前日に発表した2015年9~11月期決算は大幅増益だったものの、成長のけん引役として期待されるアジア事業の伸びが小幅だった。中国の事業環境が悪化傾向にあり、海外での成長性に懸念が強まった。
 9~11月期は連結営業利益が前年同期比34%増の17億円だった。国内事業の利益が6割増えた一方で、中国などアジア事業の増益率は3%にとどまった。同事業の売上高は連結全体の約25%を占め、収益の柱に育ちつつある。「市場の期待が高まっていた分、失望売りが膨らんだ」(松井証券の窪田朋一郎氏)
 アジアの業績が鈍化した理由の一つはコスト負担の増加だ。社会保険制度への対応などで現地従業員の労務費が上昇した一方、出店数が計画を下回り固定費負担が重くなった。一部地域では「競合のファストフード店や現地の模倣店に客が流れた」(サイゼリヤ)のも影響したようだ
 予想PER(株価収益率)は約28倍と海外での成長期待から高い水準にある。中国経済などの先行きの不透明感は残るが、「海外で収益基盤を確立した数少ない外食企業として高い評価は揺らがない」(国内証券)との声もあった。

う~、嫌な記事だ。俺が利用する=俺が金を払う=割安=経営に厳しい、この傾向は事実で、私のお気に入りは厳しい生存競争の中で消えゆく傾向にある死神的存在ではある。ただ、私が利用している場合でも、米国マクドナルドほどの鉄板の収益構造を確立した完璧な企業ならば、お互いに客・提供企業として、存続可能なのだが、この記事を見ている限り、サイゼリアがマクドナルド体制を確立するには程遠そうだ。
2011.02.21: マクドナルドの繁栄の秘密? 研修不要、損益計算書から読むよ


サイゼリア・ファンとして、少しでもサイゼリア・シンガポールを応援したいので、宣伝しよう。
まず、価格が込み込み。なので、会計はメニューに表示されている金額のままなのが非常にうれしい。プラプラ(サービス+GTS)で17%も加算してくる「アコギ」なシンガポールにおいて、良心的な価格表示である。
お勧めメニューは、ペペロンチーノ。Shrimpは要らない。ちなみに、Peperoncino Shrimpは5.9SGD、プレーンのぺペロンチーノは3.9SGDという驚愕の値段だ。(2016年1月現在) 恒常的に国内物価がインフレを起こしているシンガポールでは価格変動が頻繁ではないものの、修正は一気に起こりうる。
3.9SGDのペペロンチーノの売れ行きが高まると価格修正が入りそうなので、サイゼリアのスパゲティ・メニュー全般について褒めておこう。アジア文化では、中国のヌードルという文化も存在しているのだが、即席麺、日清の「出前一丁」という商品名が、一般名詞化するほどの人気である。即席麺は相対的にグチュグチュと柔らかいのが、アジアで人気の秘訣である。そしてその味覚が、スパゲティにも伝染し、チェーン店系の店の場合、私好みのアルデンテとは程遠い、グジュグジュ麺で提供される恐れがある(シンガポールだけでなく香港でも同様の傾向がある)。もちろん、ちゃんとした専門店に行けば、その限りではないのだが、単価が高いうえに+17%という別次元の話なので、ここでは格安級で並べた比較である。
パスタマニアというチェーン店もあり、ここの麺の固さは悪くなかったのだが、2015年に最安値メニューであったスパゲティ・アラビアータが消され、激しい値上げをしたため、一気に行かなくなった。
> 一部地域では「競合のファストフード店や現地の模倣店に客が流れた」
とのことだが、日本人好みのスパゲティの固さは保てているので、シンガポール在住の日本人には、サイゼリアは模倣店が模倣しきれていない「スパゲティの固さ」という独自性があり、安価で貴重な存在となろう。
また、これは私個人の下品な楽しみだが、シェフが見たら卒倒しちゃいそうな、「食べ方」もサイゼリアは可能だ。ペッパー、チリ、タバスコ、粉チーズが置いてあるので、この4つを、ペペロンチーノにドバドバかけながら食べられるのも、シェフがいないチェーン店ならではの特権だw
ジャジャーン。サイゼリア四調味料!on My Table
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オリジナルのプレーンぺペロン
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エキゾシェフの調理による「エキゾチックぺペロン」 まさに味の破壊・蹂躙。
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それから、アロマを感じるコーヒーをアジアで飲もうと思ったら、それなりの値段を払う必要がある。一杯100円で飲めるコーヒーを提供してくれるコンビニはシンガポールには存在しない。サイゼリアは、普通のコーヒーマシンだが、味はアジア標準でゆるく見れば、それなりに評価できる。割安と言えよう。ただ、飲み放題なので、私の場合、ついついドケチ根性で、エスプレッソをダブルで3杯くらい飲んでしまい、うっ・・・ムカムカするーって状態になることがわかっているので、めったに頼まないが。
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