ロッテがコージーコーナー買収。お世継ぎ問題の末と。
ジャンボプリンとジャンボシュークリーム、これなかなかのお気に入り。
タカラブネも買収され、チーズケーキファクトリーも自己破産と。タカラブネを買収したのはコンビニの生菓子が得意なプレシアという会社ようです。コンビニの生菓子は、倹約家の私でさえ見ていると触手を動かされるときがあるから、さぞかし調子が良いのだろうなぁ、とある意味納得。
日本の生菓子はValueあると思うのです。任天堂が世界で評価されたように、日本の菓子(あんこじゃなくて、この手の冷たい菓子)も小さな規模で評価されることを期待しています。
調子に乗って個人的な思い入れを語らせて頂きますと、プリン、アイス、ヨーグルト、チーズケーキ、シュークリーム、ショートケーキ、クレープ、フルーツゼリー…、うーん、選んでいる時が一番楽しい。そして、食欲を満たすだけのためにとる義務の食事とは違い、心から楽しむための小さな贅沢という気がします。
武勇伝として、職場の人達とマカオに遊びに行った時に、「ケーキ屋に行く」と一人で主張し、みんなが食後のコーヒーを注文する中、ケーキを3つたいらげました。彼はそれがよほど印象的だったのか、それ以来、一緒に食事に行く度に「デザート注文しなくていいのか?」と聞いてきます。
甘いものの味を理解しない人(オジサマに居がち)が、どんなにグルメな知識を披露したとしても、私はそれをグルメとは認められません。プリンやアイスの味は、フカヒレやキャビアの味より、もっと根源的に訴えかけて来るものです。そしてそれは、値段も常識も通用しない感覚だけで判断する3歳の子供にも通じる幸せがあると信じています。
かの魯山人が言いました。「書家の書と、絵描きの絵、料理人の料理は評価に値しない。なぜならば、彼らはその技術をみせることに重きを置き、本質を見失っていることがあるからだ。」魯山人が、「プリンが世界一うまい」と言ったわけではないのですが、私としては、凝った料理より、より根源的だということが言いたかったのです。