山口組6代目組長が5年ぶり出所へ

はい、ここでクイズです。顔を知っていますか?
田岡さん、竹中さん、渡辺さんくらいまではフォローしていたのですが、新法以降、私のチェックも甘くなっておりまして、
お恥ずかしいかぎりでございます。
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儲けても長者番付には載りそうもないようなお方ですが、経済的なインパクトもありそうなお方です。
34,900人と言えば、かなり大規模な”会社”です。話題の東京電力と同じくらいの規模の組織のトップということになります。
事業内容については、財務諸表や公式ウェブサイトがあるわけではないので、誤解や偏見を持って見ている人が多いかと
思われますが、私が推測し、一言で表現するなれば、リーガルリスクを伴うArbitrageの実行です。
歴史的に株式業界とのご縁も浅くない組織なので、私の次の就職先として、本部に履歴書でも送ってみましょうかね?
古典的なアクティビストとしての活動にも、顔を出したいところではありますが、私が入社するからには、やはりデリバティブ
取引を伴うGlobal Arbitrageにも活動範囲を拡大し、中国・アジアの同業の方々と仲良く事業拡大を図る方針で邁進
させていただきたいと考えております。そして当然のことながら、日本に本拠地を置く組織として、Arbitrageを実行するこ
とで、より効率的な市場形成をもって、日本の国民の皆様に貢献したい気持ちです。

Apr 8 山口組6代目組長が5年ぶり出所へ-警察は社会、経済への影響警戒
【記者:堀江政嗣】
 4月8日(ブルームバーグ):指定暴力団山口組(神戸市)の篠田建市(通称・司忍)6代目組長が5年以上に
及んだ刑期を終えて近く出所する見通しだ。日本最大の暴力団である山口組は、大相撲などの興行から一般の
企業活動、証券取引など広範な範囲で影響力を及ぼすだけに警察当局は山口組の今後の活動を注視してい
く方針だ。
 警察庁の資料によると、司組長は2005年7月に渡辺芳則5代目組長の後継として就任。その後、配下の組
員との拳銃共同所持に関する銃刀法違反事件で大阪高裁に懲役6年の有罪判決を受けた。最高裁の上告棄
却を受けて収監されたのが同年12月5日。6年間の刑期満了は今年12月だが、未決拘留期間があるため出
所はこれよりも早くなる。
 米国人ジャーナリストで暴力団取材を長く経験したジェイク・アデルスタイン氏は、山口組関係者の話などから、
司組長が9日朝にも出所するとみている。「『親分』が戻ってくることで山口組の力はさらに強くなる。同時に組織内
の規律が厳重に守られる」と話した。共同通信も9日の出所をすでに報じている。
 警察庁が3月に発表したリポート「平成22年の暴力団情勢」によると、山口組は昨年11月から12月にかけて
組織ナンバー2、3に当たる高山清司若頭や入江禎総本部長が相次いで逮捕され、年末恒例の納会を中止。
代わりに定例会を開催し、2011年の組指針「慶復協心(組長が帰ってくることを喜び、心を合わせて物事なす
ことの意)」を発表した。リポートは、「組長の出所に組織の目を向けさせ、動揺する組織の沈静を図る」狙いがあ
ると指摘している。
 警察庁暴力団対策課は取材に対し、「警察としては、山口組組長の出所を受け、その動向や暴力団情勢に与
える影響を注視していく」と書面で回答を寄せた。出所の時期については明らかにしていない。
            進む一極集中
 警察庁の「暴力団情勢」によると、山口組の組員は準構成員を含めると3万4900人(10年末時点)で日本の
暴力団全体の約44%を占める。警察庁では、「近年の暴力団情勢は山口組の一極集中が顕著であり、その弱
体化を図ることが喫緊の課題」と指摘して、山口組と2次団体の弘道会(名古屋市)の取り締まりを強化。昨年だ
けで、両組織の直系組長や組織幹部68人を検挙している。これは前年の約3倍となる。
 元検事で暴力団など反社会的勢力からの企業防衛に取り組む木曽裕弁護士(北浜法律事務所)は、「政府は
07年に反社会的勢力への対応に関する指針を定めており、企業や自治体などに対して反社会的勢力と通常の商
取引を含めて一切関係を持たないことなどを求めている」と指摘。「これは、反社会的勢力が社会生活ができない状
態を目指すものであり、暴力団への包囲網は確実に狭まっている」という。
 木曽氏は、反社会的勢力への風当たりが強まる一方、「暴力団勢力の経済活動が活発化している」とも述べ、デ
イトレードやさまざまな商売で金を稼ぐほか、上場企業への出資を通じて経営に参画し、会社を食い物にするようなこ
ともいまだにあるという。そうした経済活動を行う反社会的勢力の多くは「見た目は普通で、外見でそれと見破るのは不
可能。自分がそういう存在であることを隠して近づき、いざというときに本性を出す」と、一般市民社会にすでに入り込ん
でいると話した。
            若頭人事
 元読売新聞警視庁担当記者として暴力団取材に携わった自身の経験を描いた「トーキョー・バイス」の著書がある
アデルスタイン氏は、司組長は就任後に東京都に本拠を置く国粋会を吸収して関東進出の足掛かりを作るなど、「M
&Aを繰り返して勢力を拡大してきた」と指摘。一方、「獄中からはほとんど指示が出せなかった」とみており、司組長の
復帰により「シノギは拡大するだろう」と同組による違法行為を含む経済活動が活発化するとの見方を示した。
 組長出所後の山口組の動静についてアデルスタイン氏は、ナンバー2である若頭ポストの人事がカギを握るとみる。司
組長は就任以降、組員に警察との接触を禁じるなど対立姿勢を貫いてきたと指摘。この路線を継承する強硬派が選
ばれれば、警察当局との対立は一層強まり、組織内でも友好組織でも強硬派と融和派の間で分裂が生じて抗争に
発展する可能性があると述べた上で、「堅気の人が暴力団の発砲事件の巻き添えを受けて撃たれることも出てくるかも
しれない」と話す。
 警察庁は書面回答の中で、組長復帰後の山口組の動静を注視するとともに「引き続き、中枢幹部やその資金源と
なっている暴力団関係企業・共生者の取り締まりを徹底する」とコメント。暴力団排除条例の周知徹底に努めるなどし
て、「社会全体で暴力団を排除するための取り組みを一層強めていきたいと考えている」としている。

【治外法権領域】
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2010.09.29: 世界四大宗教の経済学 ~イスラム教と仏教
2010.07.29: 闇権力の執行人 ~対検察
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2010.02.15: 通信隊 それは陸のOff-Shore 
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