何が欲しい?と聞いたら「土地」とか「家」と答える人が多いと思います。
土地や家(不動産)は、人生で一番大きな買い物と言われていますので、金の使い道=人生観と考えるなら、
不動産が一番欲しいものというのは非常に納得できる答えです。
かのピーターリンチも「株を買う前に、家を買え。」と言っているくらいです。
ここから先は、異常性格者の戯言として読んでもらいたいのですが、私は不動産には全く興味がありません。
家を買うときに何を考えますかね?
場所�通勤が楽なほうが良い。だけど休日は静かに暮らしたい。
広さ�奥さんが居る。子供が居る。自分の書斎が欲しい。奥さんは広くて綺麗なキッチンを望んでいる。
などなどを制約条件 ご予算=いくら の下で解くことになります。
ここで私には幾つかの疑問が頭をよぎります。
通勤? 転勤もあるし、いつまでその会社に勤めるつもり? 会社が変わればオフィスが変わる。
税制の変更や大きな為替変動があったら? 俺は違う国に行く。
次の奥さんが違う趣味だったら?? ずっと同じ奥さんで本当に良いの?
子供の学校のことまで考えて、家を決めた? もし期待に反してバカだったらどうする?
無理矢理バカを勉強させて、近所のエリート学校に入れようとするの?
というように、買った不動産が自分にとって価値があまりなくなり、売りたくなるようなイベントは山ほどあり、
その度に売買しているととても効率が悪いように思えます。
私が本末転倒だと思うのは、家を買ってしまったがゆえに、人生の自由度を減らす選択をしてしまうことです。
家を買って、3日後にヘッドハンターから電話がかかってきたら?どう考えますか?
家を買ってしまった事実を無視して、そのオファーを検討することは難しくなります。
人生が変化を抑えるように決断する、これすなわち人生のオプショナリティの放棄と制約。
一体いくらの損失になるのか想像もつきません。これが私の不動産が嫌いの理由です。
居住用で無い場合は、その限りではないと言われそうなので、これをご覧下さい。
世界の不動産会社、時価総額ランキングです。
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不動産業とは、土地建物の売買・賃貸仲介・分譲などの取引行うこと。
香港・日本・シンガポール�。なんだか、どれも身近な国だな�
国土の狭い国ばかり・・・。無いものねだりという人間の本質がよく現れています。
土地信奉が無いと大きくなるのは難しそうだ、ということが推測されます。