香港・シンガポールとアジアに住み始めてはや10年。アジア住みになってからアメリカとの距離が開いてしまい、すっかり行かなくなってしまいました。日本に住んでいた頃はNYやカリフォルニア、ラスベガスなど遊びに行ったものですが、シンガポールからアメリカだと直行便は異様に少なく、乗り継ぎで24時間超になってしまいます。なので10年ぶりくらいのアメリカ。
インターナショナル・ドライブというフロリダ州オーランド市中の道路沿いのホテルに泊まりました。車社会+土地が無駄に余っているので、ホテルと言ってもモーテルのような形で、2~4階建て程度の低層で、広い駐車場、ファミリー向けに4人でも泊まれるようなホテルが多いです。道路は片側5車線あるので、空がとても広い光景で、まるで中国のような風景です。中国っぽく見えるのは、右側通行だからですかね?「全然、違うだろ」ってのはごもっともなのですが、建物と道路と空の配分比率という観点では似ています。
マンハッタンとは一味違うアメリカの地方都市はとにかく広い、無駄に土地が余ってる感、満載です。この風景を見ながら生まれたウォルマート(ウォルマートは本来アーカンソー州からスタートなので表現が的確ではないが、地方都市で発展した小売の意)の発想では、日本の西友では成功できないわな。中国ではウォルマートが散見されますが、発想そのまま、中身を替えればなんとかいけそうな気がしてきます。おそらく、日本だったら北海道(行ったことはない)が、この土地余り感ある風景なのでしょう。
ディズニーランド
ディズニーランドは大きく4つ、日本と全く同じのマジックキングダム、アニマルキングダム、エプコット、ハリウッドスタジオとある。まったく似合わない場所に行ってみた俺の愚痴オンパレード、開始w
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ディズニーランドの客層は最低だ。バカ・ガキの巣窟。悪ふざけで3兄弟でつつきあった挙句、サラダを床にぶちまけ、それを母親にばれないように皿に戻して食ってる奴とか、意味不明なまでに肥満なやつが超ちんたらレジで会計していたり。「なんのために事前にメニューを渡しているんだ!何にするか位決めておけ、おら、意味不明なことブツブツ言ってないで、5秒でオーダーせんか!」何をするにでも行列と待ち。アトラクションも飯も男子トイレまで行列だw
水は1ボトル3.75USD、入場料も税込みで約110USDと殺人的な値段。水はペットボトルを持ち込めば、給水所で補充すれば、3.75USDの水は買う必要がない。給水所の数は少なく、見かけたらすぐに補充するといいだろう。さもなくば、3.75USDの水が諸君らに買われるのを待っている。


基本的にタバコが吸えない。喫煙所はいくつかあるが遠い。使えるのはシンデレラ城の横にある喫煙所だw救いは喫煙室ではなく、外なので、普通においしく吸えます。東南アジアでもそうなのだが、民はまっすぐ前を見て歩かない。「きちんと前見て、さっさと歩け!」といつも思っているが、ディズニーランドはそもそもさっさと歩くところではなく、何かを見ながらダラダラ歩くためのところ。ここでは「前見てさっさと歩け」なんて発言がおかしいのだ。くーっ、なんてところだ!
アトラクションは30分待ち。これは東京に比べたら待ち時間は少ないらしい。俺も子供の頃、親と行った時、ホーンテッドマンション行きたくて、2時間並んだ記憶がある。東京ディズニーランドに行ったことはあるだろうから、新体験を望むならMasic Kingdomは、原則、東京ディズニーランドと構成が一緒なのでお勧めしない。彼らはマニアックな趣味でかなり細かい差異を確認するために出かけているので、行こうとするアトラクションも、スプレッシュマウンテンやスペースマウンテンなどのメインの人気アトラクションではなく、超つまんなそうで地味なアトラクション。「くまのプーさんの家」みたいなアトラクションは、「あー、もう俺この喫茶店で待ってるから、行ってきな」でおしまいだ。
周囲の環境も最悪なのだが、投資一族の行動もまた私を苛立たせる。4つもあるディズニーのテーマパークから、東京ディズニーランドと代わりばえしないMasic Kingdomをまず選んでいる。新体験ではなく、マニアックな追求、どうせ後日、他も行くつもりなので、最初は経験のあるところから。ここまでは許そう。しかし、パレードやイベントの時間と場所を事前に調べていない。「貴様ら・・・、遊び方に真剣味が足りねーんだ、バカやろう。遊びじゃねぇんだよ!いくらかかってると思ってるんだ!」と発言しそうになり、「おっとディズニーランドは遊びだった」と思い出し、グッと言葉を飲み込んだ。
フロリダは夏は毎日、午後になるとスコールとWikipediaに書いてあったのだが、これはスコールではなく、小雨だ。暑いので、傘を用意するまでもない。スコールの心配はないが、気温は30度を越えていて、日本の夏と同様。なので、ディズニーランドを延々歩くには不向き。氷点下よりはマシだが。またアジアから同じディズニーランド目的なら、カリフォルニアが一般的だが、フロリダは遠いのでアジア人は皆無。前回、東京ディズニーランドに行った時(私は行っていない、私以外の一族で)は、強風の影響で花火が中止になったそうで、今回はばっちり22時前後、シンデレラ城を背景に花火やパレードを見ることができた。お土産を買っているのを見ていたのだが、100ドルも!子供の買い物か? うー、上がりまくってるディズニー株を割高と思いつつ買いたくなっちゃうよ、マジで。日曜行って翌日月曜のディズニー株、118.86から119.58に上がってて、俺みたいなバカがあんなもんに110ドル×4人分も払ってるから上がってるんじゃないか?と自虐的な気分になるわ。
それにしても入場料だけ一括で取って、後はパーク内遊び放題という料金体系は、全てのアトラクションの料金が時価で変動していることを意味する。アメリカらしいシンプルで合理的な仕組みである。最大限に活かすとして、開園から閉園まで居るとして、各アトラクションの待ち時間加重平均で計算すればアトラクションの単価が求まる。人気のアトラクションは待ち時間が長くなり、まさに市場原理、価格は民が決めるのだ。「朝の10時から来て、閉園までいることを想定した期待値で計算したアトラクション価格ベースで計算した価格を遥かに上回るには、早朝、朝一で一番人気アトラクションまで全員でダッシュして乗り込み、混雑時間までにどのくらい回れるかに勝負がかかっている。ホテルのシャトルバスなどを使ったらかえって割高になるので、早朝からタクシーで行く方がバリュエーション的に正しい行動だ。」くらい言ってくれたら、投資一族として成りなんだが、完成形にはまだまだ遠い、ただの子供のお遊びだ。
当初は一箇所ずつ、4日使う予定だったが、俺は一回でギブアップ。「俺はホテルでネットやってるから、後はお前らで好きに行って来い。」 不愉快極まりなかったね。
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