ハートヤイ空港、田舎の空港にも手馴れたものだが、想像通り、上空から見える景色が緑一色。ただ、ジャングルかというと人の手が入った形跡がある農地も散見されるので、大したことはないのがわかる。すっと降りて出口に、バーンボーのOLの姿が無い。出発が多少遅れたので20分ほど予定より遅れるとSMSしておいたのだが、実際には10分しか遅れなかったからだろうか・・・。電話をすると「アウトサーイド」というので外に出てみたら、バーンボーのOLが居た。ホレ、安心の郊外待ち合わせすっぽかし0%の法則。ちなみに、空港待ち合わせではないが、バンコクで会いましょうという約束は、すっぽかされたことがある。観光客っぽい白人もいるので、外は「タクシー」と営業してくるあんちゃんもウヨウヨしているが、私には最強のガード、バーンボーのOL、お前がついていれば何の不安も心配も無い。お前に全部任す。
バーンボーのOLは正規のメータータクシーにホテル名を言い、チケットをもらって出発だ。空港からCentara Hotelがある街中までは約20分強で200THB弱で到着する。「コラコラ、タクシー代を自分で払おうとするな!」ったく、素人はこれだから困るw 強気化しすぎなのか、せっかくバンコクから遊びに来たゲストなので、ここは私が・・・という精神なのか知らないが、この俺に対してタクシー代払うなんて10年早いわ。ちなみにホテルの住所は
Centara Hotel Hat Yai
3Sanehanusorn Road, Hat Yai, Songkhla


Hatyai-City_c.jpg
となっている。このホテルの目の前にはマック・KFCなどがあり、セブンイレブンも1分ほどのところにある。ただこのホテルは1Fから6Fまでエレベーターで昇ってロビーがあり、そこから部屋へ行くエレベーターは別に内部にあるので、頻繁に出入りをする人には多少面倒かもしれない。私には縁が無いが、露骨に怪しいピンクホテルなる建物もセブンイレブンの横にあり、またそれっぽい化粧と格好をした人が多少は見受けられたので、この近辺で、女遊びはできそうだ。この街に用事があってきたのならともかくとして、この街に女遊びにためにいく価値はないような雰囲気である。
しかしSongkhla県のHat Yai群だったとは。逆かと思っていた。しかし、バーンボーのOL、やはり見かけからして素人w 化粧していない、スカート履いてない、英語・日本語話せない。タクシーの中で矢継ぎ早に繰り出される私の質問に、一切答えてくれない。今まで書いてきたのはその質問の答えなのだが、ホテルにCheck Inした後、二人でFacebookにログインして、いつも通り、Chatで会話した。いつもは翻訳機を使っているらしいのだが、書けば大体意味は分かるらしく、私の質問の連投に英語で答えてくれた。そういえば、2013年に会った時も、バンコク砲撃隊の通訳か、バンコク砲撃隊と”3人で”私部屋に来た時に、FacebookとGoogleで会話した記憶がよみがえってきた。テクノロジーの進歩がアジア一国一愛人構想を強化する。やはりスマートフォンの普及は、民にインターネットを与え、国家間移動に伴う連絡先の消失を心配する必要が無くなったと思っていたが、言葉の壁さえも、自動翻訳で乗り越えることができるのか・・・。恐ろしい時代だな。スマホは持ってないし、アップル株も保有していないが、「テクノロジーの進歩の恩恵を最も受けるのは、投資家ではなく消費者である。byジェレミー・シーゲル」を地で行くアジア一国一愛人構想は、とどまるところを知らんな。まぁ俺自身はスマホも持ってないので消費もしてないんだがなw
タイ人女性(若い女性)に嫌われているもの「ビアチャン、タイ米、ムエタイ」という説を唱えてきた。Changビールはアルコール度数が6%台もあり、しっかりとした味わいだが、「田舎者が好むキツイビール」という印象を持たれている。タイ米は太る、という理由で、コウニャオ・カオチャーオ共に食べない女の子が多い。タイの伝統である米を食べずにアイスコーヒー(アジアのアイスコーヒーなので極端に甘い)をオーダーしたりしている態度の悪い奴は、「そっちのほうが太るよ!」と警告するようにしている。そしてムエタイだが、「野蛮、暴力的」という印象のようで、アメリカ人が銃に触れたがらないのと同様、存在は認めるが触れたくないというくらい、ムエタイはこの3つの中では最も嫌われている。
私が「タイの南部に行ったことが無いんだが?」
と言うと、ほぼ全員、嫌な顔をし「危ない、行く必要はない」という反応が返ってくる。「ムエタイ」並みの嫌われ方であるw タイに詳しい方なら当然のことなのだが、日本居住者のために解説すると、タイの一番の問題、タイ南部、マレーシア国境のイスラム武装勢力の存在である
タイの深南部はパッターニー県・ヤラー県・ナラーティワート県の三県を指し、タイからの独立、マレーシアのイスラム問題、パッターニーを中心とした一部のテロ活動など、マレーシアとタイの国境問題が存在する。広義には深南部にここ、ハートヤイ群があるソンクラー県も含まれる場合があるが、私が見る限り、飛行機の中でもわずかにモスリムが居る程度、Centara Hotel周辺にウロウロしていたが、コーランが聞こえてくることもない。私の印象としては、ソンクラー県のハートヤイの街中はイスラム化はしていないが、マレーシア料理と中国料理が目立つ。私の泊まっていたホテルは、中級ホテルだったためか、ホテル内部やホテル周辺では、マレー人よりは中国人が目立つが、本土人というよりは、おそらくシンガポール人が多い。あの独特の不細工な顔とシングリッシュで、私は見分けることができるw そう、例えて言うなら、中国とマレーとタイというより、シンガポールとタイの混血のような街並みなのだ。だから、四川料理とか北京料理というよりは、中国フュージョンである中華料理店が多い。
ハートヤイの全体としての攻略難易度は、
バンコク(パタヤ)、チェンマイ、プーケット 低:外国人一人でも十分遊べる。
チャンライ、ウドンタニ、ハートヤイ 中:外国人一人だと少し厳しい。
ナコンファノム、ノンカーイ、リー 高:外国人一人だとかなり厳しい。
の中レベル程度なのだが、確かに昼間に町を歩くとヒジャブをかぶったマレーシア人っぽいモスリム女性が目立ち、デパートの中に入る時は、入り口にセキュリティーとゲートが置いてあるあたりが、治安が悪いのではないか?という印象を持ってしまう。実際、マニラでもジャカルタでも、入り口のセキュリティーはあるが、アジアっぽく緩いチェックなので、それほど治安が悪いわけではない。街が古く、少し汚い、それから大人の暴走族?みたいのが通りを走っていたり、同じ難易度中レベルのチャンライやウドンタニに比べると、やはり”治安が悪い”という言葉が出てしまう。
空港にタクシーはいっぱいあるし、外国人(白人・マレー人、南方華人、インド系まで)の姿も散見される。バンコクやパタヤ、プーケットなどでよくある”外国人がタイ人女性を連れて歩いている”姿だが、ハートヤイに来ると、街の雰囲気もあまり良くない(ジャカルタ並み)ので、バーンボーのOLが私を連れて歩いている状態になる。単純だ、バーンボーのOLが先に歩いて、私の手を引いているからだ。チビで若くて、素人のバーンボーのOLがこの私より上に立っているのだ。これと同じことが2013年バンコクからほど近い”バーンボー”でも起こったのだ。
現地入りすると強気化する女性たちは、どこの国でも起こることで民族性に依らないので、諸君らもやってみればわかる。こっちは言葉も地理も分からない、相手はなんでも知ってる。ただ、いきなり知らない土地へ行って、一見さん状態で案内してくれる女性を見つけようというのは、あまりにも危険な行為だ。私がそれを実行できるのは、落下傘部隊の庇護の下、バーンボーのOLとバンコク砲撃隊との呪縛があるので、素人とはいえ、落下傘部隊とつながっている。私に対して、悪意ある行為で貶めようものなら、「俺の後ろにいる、怖いネーさん方が黙ってはいない」という背景があるのだ。彼女達とのつながりは、彼女達の縄張り意識もあるため、情報操作をしたり、面倒なこともある。だが、それを保持しているのは、私も落下傘部隊という巨大なポートフォリオを後ろ盾として利用しているからである。
帰りは一人で空港に向うが、ホテルの車を使うと400THBだそうである。行きはタクシーで200THBだったのに! 周りの車、といっても車というにはボロすぎるミニ・ソンテウのような”オープンカー”スタイルで300THB。なーんか納得いかねぇな。バイタクに聞いたら200THBというので、それにしてみました。バイクの後ろでも怖さを感じない程度の速さでもやはり20分強で空港まで到着してしまいました。バイタクのおじさん200THBでニッコニコだったので相場は100THBくらいなのでしょうか? 僕は400THBから半額、おじさんは倍増で互いにウィンウィン?
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