豊肥本線、九州横断特急で大分から熊本に移動します。信長の野望的には攻められない難所・阿蘇山ですが、現代は技術の力で、電車が走っています。一箇所、スイッチバックと呼ばれる走法、舞い落ちる木の葉のような動きで電車が下る個所があります。大分からだと阿蘇駅を越えたあたりです。片道3時間、2両編成、1日3-4本という電車です。便利さではソニックで、小倉から行った方が良いでしょうが、これはこれでオツな移動手段だと思います。
熊本駅、熊本は駅ではなく、城下町なので、城を中心に町が発展している都合上、熊本駅は小さいです。路面電車が走っており、バスのような感覚で乗ることができます。熊本の銀座通りがあり、それに垂直に”下通り”(しもとおり)と呼ばれる通りがありますが、ここは巨大資本が入り込んでいて、あまり観光客にとって、面白くはありませんが、下通りのソイ(小道)は・・・、
熊本って、日本のバンコク?


いや、数としてはここ銀座? というくらい、クラブ・バー・キャバ系のお店があります。クラブ通り・酒場通りなどというそのまんまの名前の通りもあり、このエリアはちょっと凄まじいです。銀座・赤坂などを除いたら、熊本以上のキャバ街って無いのではないか、と思えるような密集振りです。おそらく人口1人あたりクラブ数は、熊本が日本一で間違いないでしょう。県の人口で180万人、市の人口で70万人都市です。しかし、銀座と違って、店の女の子の写真を看板にしている店が多く、顔出し広告も多数見受けられ、ノリがなんともアジア的で、タイっぽい雰囲気もあるのです。無料案内所が乱立しているのは新宿的で、零細クラブがビルにズラーッと看板を出しているのは銀座的、ただし、通りの雰囲気はアジア的、という不思議な空間です。
オーデン
熊本市中央区下通り 1-9-8
TEL:096-325-9230
営業時間 11:00~24:00
これまたImportedのビアホールw 僕が選んでいるのでは無いのです。ここはドイツを中心に世界各国銘柄お取り寄せしています。日本在住の方でも、東京在住の方にはあまり価値が無く、熊本に住んでいる人のためのビアホールです。馬焼と馬のモツも食べられます。正直馬刺し以外食べたこと無いので初ですが、クセ・臭いが少なく、食べやすいです。
馬肉料理 菅乃屋 銀座通り店
5店舗くらいあります。
熊本市中央区下通り 1-9-10 BF
0120-413-618
ユッケ、レバ刺し、ヒモ、シンゾウ、タテガミ、トロ と頂きました。噂のタテガミは毛がついているのかと思いきや、見かけはビンチョウマグロのような白い肉です。とてもおいしかったです。焼酎をガブガブ飲んで、一人5500円くらいでした。他にも名店があるかもしれませんが、お勧めです!
熊本キャッスル の セミスイートをバブリー先輩が取っているので、部屋飲みw
最後のシメ
黒龍紅 3店舗ありまして、みんな深夜営業。銀座通店は17:00~4:00
096-356-3779
シメ・ニーズに対応した営業時間で、熊本ラーメンを頂きます。相当酔っていて、あまり記憶がありませんが、素人目に見るとトンコツラーメンです。
ただ、鶏がら、にんにくチップ、玉子、キクラゲ、チャーシューが入っており、麺は若干太いので、普通のラーメン? に近く、オリジナルのトンコツラーメンより洗練されている印象です。熊本を褒めすぎでしょうか? まだ福岡に行ったことが無いので、本物のトンコツは知らないのですが・・・。
いわゆる九州弁を熊本は感じることができるのが特徴です。九州は福岡と鹿児島に線を引き、左右に分かれて、右が太平洋側、大分と宮崎、左が日本海側、長崎、佐賀、熊本、となっており、この福岡含む、日本海側が、我々がイメージする九州弁が存在する区域のようです。言語は文化、料理と同じというように、方言が強くなるとともに料理に個性が出てきます。
熊本城
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加藤清正により、1601年築城開始して、1607年に新城落成。三名城、名古屋城、大阪城、熊本城の一つ。時代背景的に江戸時代のため、実際に使われたのが、1877年西南戦争。原因不明の出火で天守閣などの主要な建物が消失したにもかかわらず、薩軍の攻撃を50日にわたってしのぎ、落城しなかったという不落の名城です。戦国時代ではないので、信長の野望ファンとしては、あまり知らなかったのですが、人吉城などは限りなく鹿児島よりにあり、城跡になっており、この熊本城は熊本においての中心なので、見ておく価値はあるでしょう。熊本城の見取り図を見れば、守備隊は櫓に鉄砲隊を置くだけで、攻撃隊は迂回しながら城内を進まなければならないので、信長の野望的に、この城が存在していたらかなり厳しかったことでしょう。
加藤神社で、加藤清正を偲んでから、熊本城に突入します。天守閣では、熊本城落成400年祭の様子が流れていましたが、それはそれは大盛り上がりで総来場者180万人だったそうです。ちなみに熊本人は細川が嫌いらしく、15分の解説ビデオでは清正亡き後200年間城主だった細川家の存在には一切触れることなく、加藤家の息子忠広の後は、一気に西南戦争の話になりますw こういう好き嫌いや感情論はとても地方色があって好感が持てますね。立地は最高で、熊本が全体に見渡せ、軍が山を越えて侵攻してくれば天守閣から丸見えです。
一口城主に1万円でなることができ、1万円払うと名前が載ります。また城内検索システムで、どこに自分の名前があるかも教えてくれます。バブリー先輩の名前がちゃんと書いてありました。この制度でそれなりにファイナンスできたのですが、改築にはまだまだお金が足りないそうです。また400周年祭に向けて、大きく改築を行い、その中でも本丸御殿大広間の改装のお金のかけ方は、半端じゃないです。100億円以上かかっているんじゃないかな。梁に太い木を使っていたり、床、柱もつなぎ目無し。こりゃカネかかるよ。しかし、天守閣やこの本丸御殿、そして熊本城の敷地面積を見ると、まさに殿様、一国一城の主という感じで、一軒の民の家を建てただけで、一国一城とか言ってちゃ駄目ですよね。
スナック ジョイフルあつ子
熊本のネーさんたちと一次会で飲んでいました。もう1杯くらい余力で飲めそうだったので、キャバではなく、九州訛が聞ける、スナックに行ってみました。女性が勧めてくれた店なので、セクシーさはなく、安心なお店という意味があります。ママが影絵で遊んでくれました。
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