ナコンファノムでもメコン川で電飾船祭りがあり、インラック・シナワトラ首相まで訪れるというほどの規模の祭りである。首相の乗った自動車群とすれ違いましたし。それを見ずにノンカーイのバンファイ・パヤナークを強行している状況です。日本語表記ではシナワトラが一般的だと思いますが、タイ人は、インラック・シナワッと言ってました。ちなみに最初にこの人の名前は?と聞いて返ってきた答えは、あだ名の”ブー”でした。なんという失礼なあだ名でしょうw
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食事の時も飲みの時も「バンファイパヤナークを見に行きたい」と繰り返しておいた。当初のプランは、ファノム妹とドライバーのお兄さんと私で突入する予定だったが、
お母様が 「ワシも一緒にバンファイパヤナーク行こうかな。サコンナコンに家もあるからそこに来いや」


お母様とドライバーとファノム姉がホテルまで迎えに来てくれる。ガソリンは39-40THB/リットルです。ナコンファノム、ブンカーン、ノンカーイ、これがメコン川沿い、イサーン北東部の3県だが、国境を持たないお母様のお姉さんが住んでいるというサコンナコンを経由する。約200kmを陸路で進む計画である。私は道路マニアではないのですが、道路インフラは車で移動している時に常に見て感じることができる巨大な国家インフラ。これを意識しているのはインドネシア・ジャカルタの劣悪な道路事情を知っているからです! 日本から来るとタイの田舎の道路は、歩道、信号、電灯などが皆無に思えるところでしょうが、ジャカルタからタイに来れば、道路の整備とメインテナンスにお金がかかっているのがわかります。ボコボコな道路は殆どありません、200km移動の中で0とは言いませんが殆どないのです。雨季にもかかわらず、ほとんど毎日雨が降るのに、幹線道路には広大な水溜りができていない(ソイ程度の小道ではバンコクでも水溜りは発生している)。フィリピンのボラカイでは小さな島で、ボラカイの幹線道路とはSoiみたいなものなので、比較してはフィリピンがかわいそうなのですが、金のかかっていない道路の事例としては適切で、どれだけの水溜りができていたことか! 
水溜りというより池、フィリピン・ボラカイ島の幹線道路の状態。
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たったこれだけのことに金がかかるんですよ。日本はかなりな田舎でも、ボコボコな道路が少なく、信号や電灯が整備されていて、さらに歩道やガードレールまで整備されているでしょう? これ触れちゃいけない特別会計・道路特定財源制度・ガソリン課税と道路公団がどれだけ莫大な予算をかけてきたか、ジャカルタ、タイの田舎、日本の田舎の道路を比較すると直感的に理解できます。200kmの風景の殆どが田園! 一部ゴムの畑もありますが。 これも凄いことです。今度は中国と比較しましょう。中国など明らかに人の手が入っていない、多少手を入れても手の施しようが無い荒地が都市圏からちょっと電車で移動すると目に付きました。ナコンファノム->サコンナコン->ノンカーイと移動した200km、サコンナコンを丸ごと横断しているのですが、その殆ど全てが田園+ゴムということは、ここはタイの一大穀倉地帯であることがわかります。移動中に雨が降り、久しぶりに虹も見ることができましたよ
タイの田舎にあるガソリンスタンド
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プーケットやパタヤなどで瓶売りのガソリンを見たことがある諸君は多いだろうが、これを見たことがあるかね? 「あぁ、知ってる」という諸君は、かなりタイの深部まで喰らいこんでいると言えるだろう。タイの田舎では駄菓子屋でガソリンを売っています。危険物取扱者資格などという規制は一切関係ない、駄菓子屋のネーさんがガソリンを売ってよい。この参入障壁の低さがガソリン価格に反映するのである。
タイの食生活
ナコンファノムに着いた時からもう72時間、タイのご家族と一緒に過ごしている。タイの食事やわからないタイ語の話は苦痛ではないが、一つついていけない習慣がある。食習慣だが、一回あたりの食事量が少なく、恒常的に食べるのである。一日2回の食事、恒常的空腹感が伴うエキゾ流プチ・ラマダンを実施している私の食習慣とは極めて合わない。おそらく日本は食物が取れにくい冬場を凌ぐ必要上、限られた食物を食欲を我慢しながら食べるので、回数が少なく一度あたりの食事量が増える。そこら辺に食べ物があふれている東南アジアの民は、日本人よりも胃袋が小さく、大人になっても食事の回数が極端に多い。車の中でも頻繁に果物や飲み物を勧められるが、そもそも常に口を動かしている習慣が無いことと、頻尿の気があるので、ドライブ中はあまり飲み物を口にしたくないので、断るのが大変でした。私の場合、お茶>コーヒー>ビールの順で激しい利尿作用を起こし、1時間に1回以上の頻度になる、そうでなくても普段から水を1リットル/日以上飲むのでそのおかげで頻尿気味なので、ドライバーにも迷惑がかかってしまいます。
 朝から酒を飲む。これもついていけません。見ていると酒好きのお母様は起きている間は、ずっと飲んでいます。スロウなペースですが、少しずつ確実に飲んでいます。ファノム姉妹もビール、時折はウイスキーまで朝から飲んでおり、朝食時にウイスキーの臭いがムッと横ですると、ただでさえ衰えている食欲が余計に細ります。私は夜の飲みっぷりと、ウイスキーをロックで飲んでいること(タイの標準はソーダ割り、水割り、コーラ割り)からかなりな酒好きと思われているので、朝からロックで勧めてきて、これまた困ってしまいます。
ファノム妹の大叔母さんの家(サコンナコン)
非舗装道路の奥、水牛やゴム畑がある中の農家です。ファノム妹の大叔母さんは、久しぶりに見る自然の中で元気なタイの超ネーさんです。登場シーンは、鉈で竹を割っていました。意地悪な犬を追い払う時は手馴れたもので、パチンコを振りかざすだけで恐怖心から犬が逃げていきます。都市生活者=くだらん民(もちろん私も含め)であるから、自然と共生する強いタイ人を見た気がします。「ファノム妹よ、お前、鉈を振れるか? 大叔母様のように動物と接することができるか?」 お庭には鶏、猫、犬が共生していますw 不思議なことに農家で飼われている猫は鶏を襲わない習性を持っています。裏庭には豚小屋があります。お兄さんがさきほど買った牛肉をさばき、にんにくで味付けをして炭火で焼きます。また自家製の干物(魚を屋根の上で一日干したもの)も炭火で焼いていただきます。どっちもアローイっす。タレをかけなければ辛くないので食べやすいです。ご飯(コーニャオ)がすすみます。
リゾートと呼ばれる簡易ホテル
ファノム妹の大叔母さんの家は、自然の中の家なので、蚊も多く、外国人である私に気を使い、リゾートと呼ばれるタイ人がよく使う簡易ホテルに送ってくれました。ホテルとの違いは、ビルではなく小屋で、各部屋(小屋)の横に駐車場がついていて(つまり車でないと来られないような立地条件なので観光客よりは現地人向け)、一泊400THBです。2人ほどは無理なく寝られるキングサイズベッドで、お湯の出が悪いシャワーや冷房、Wifiもあります。リゾートに一泊して、朝6:30出発です、さすが田舎、常に朝は早いですw 大叔母さんの家に戻って朝ご飯。車でノンカーイに入ると、お母様のご友人であるノンカーイの案内人に落ち合います。彼が具体的なバンファイパヤナークの観賞場所を知っています。
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