DM氏によれば、タイの海は2-3月がシーズンで、好みのポイントはプーケットの北部のシミラン・カオラックで、通常は
クルーズステイしプーケットそのものに泊まることは無い
そうなのだが、今回は私も居ることなので、潜り中心プログラ
ムは、勘弁していただいた。DM氏が絶賛するシミランではなく、近所のNai Yang Beachから船で10-15分ほど沖合い
に出たところをポイントに潜ることになった。
なんとも金のかかる趣味で、通常の旅行に、ダイビングの経費が乗ってくると考えれば、年に数回の海外旅行でも贅
沢と言われているこのご時世、相当な遊び金を持った人の遊びであるなと言うのが私の感想である。
また、気圧の変化を防ぐため、ダイビングしてから24時間以内には飛行機に乗らないほうが良いという制約があるため
2泊3日の強行プランでは十分に楽しむことができず、長い間休みが取れる自由人に向いた嗜好である。
今回、体験ダイビングで私がしたことは要約すれば、「呼吸すること」以上である
これだけだと実も蓋もないので、もう少し書くとウエットスーツと足ヒレは自分で着たが、錘、タンクの装備は任せでやっ
てもらう。ウエットスーツも半袖半ズボンの着安いもので、怪我を防ぐための全身隠れる長いものは密着し、揺れる船の
上で着るのは、慣れていないとそれだけでてこずる品らしい。DM氏は慣れもあるのだが、オーダーメイドのマイスーツな
ので、体にピッタリなのだという。
鼻まで隠れるゴーグルで水が入ったときは、鼻から強く息を出すと海水が抜けるらしい。
耳抜き=水圧が高まった時、耳が痛くなるので、鼻をつまんで、息を出すと「クン」と痛みが抜ける。
レギュレーター=呼吸器で、これも水が入ったときは息を強く吹くと水が抜ける仕組みになっている。またボタンがついて
おり、それを押すと、空気が激しくタンクから出てきて、水が抜ける仕組みになっている。
BCD=Buoyancy Control Device タンクをくくりつける服なのだが、浮力コントロール装置として振舞う。
ジャイアントストライドという方法で海に飛び込む。手でゴーグルとレギュレータの前後を押さえながら、一歩踏み出す形
で海に飛び込む方法である。そして、ロープが張ってある所まで泳いで行き、ロープを摘みながら徐々に潜っていく。
耳抜きを何度もし、少しずつ潜る。その際、インストラクターは私のBCDについているインフレーターホース(深度調節機能)
で、BCD内の空気を抜き、沈める体制を整えている。(自分一人で潜る時は、本来自分でやることである)
そして、十分な深さに達したところで、今度は水平方向に移動を始める。が、深度の調整が実に厄介で、インストラクター
の手を離れると、深度が不安定になり、ドンドン体が浮き上がってしまったこともあった。レギュレーターが取れたり、海水
が口や目に入ることも無く、比較的落ち着いていて、海の中を魚・珊瑚などを見ながら遊泳することができた。30分ほど経
った辺りで限界に来ていることがあった。喉が渇いてしょうがない
。タンクはさびを押さえるため、水分が含まれない乾いた
空気を200気圧ほどで押し込めているため、それを口呼吸のみで行っていると実に喉が渇く。呼吸はできるのだが、ツバが
飲み込めず、非常に苦しくなってきたので、上がりたいと合図して、5分ほどかけてゆっくりと上昇。タンクの空気残量も
インストラクターがゲージをCheckしながら潜り、緊張で息が上がっていたりすると、50分も潜ると使い切ってしまうこともあ
るようである。
潜っているところ。インストラクターが手を離した瞬間どんどん浮き上がってしまっているところ。
Diving_c.jpgDiving2.jpg
2×2のペアで潜っていたのだが、2回目のダイブでは、途中ではぐれてしまった。DM氏曰く、プーケット近海では、海の透
明度が低いので、見失ってしまったらしい。ダイバーの集合を意味するダイビングベル(呼び鈴)を振るも相手方のペアは現
われず。その時は1分探して見つからなかったら、海面集合。ということで浮上。その時、上を小さな船が通った。進行方向
を見ながら上がらないと船に「轢かれて」しまう
のである。本来ならばダイバーがここに居るという目印であるフロートを浮か
べてから浮上するということである。水平移動の際も、コンパスを見ながら移動し、海の中で迷わないようにするらしい。
また、ダイビングコンピューターが潜っている時間のカウント、水深、水圧、水温などを計算してくれる。
今回の最深部は12mということなので、浅い部分でチョロっと泳いだという程度である。
水中なので3Dな動きを意識する何とも”深い”世界なのだということだけが今回わかった。
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