新しいもの好きの株屋体質だからなのか、金融業界はどうもこの手の伝統的音楽が好きな人が
少ない印象です。読者諸君でワーグナー好きがいたら是非コメントを。
歌謡曲も素晴らしい曲がたくさんあるのは、もちろんですが、100年の時を超えた不朽の名作の
一つをご紹介いたします。

ワーグナー:管弦楽曲集第2集
ワーグナー:管弦楽曲集第2集 ワーグナー カラヤン(ヘルベルト・フォン) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

おすすめ平均
stars第1集、第2集ともに絶品

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ワーグナー作曲「マイスタージンガー」 1867年
Richard Wagner – Operas – Die Meistersinger von Nürnberg
これはすごいね。
ひたすら同じメロディーを繰り返すのだが、繰り返しながら展開していくオーケストレーションは天才だ。
私は同一主題のワーグナー的展開と呼んでいる。
(注:私の造語ですからそんな呼び方はありません!!)
私はマイスタージンガーを鬼リピ(1曲のみを繰り返し聞くこと)するのだが、
同一主題の繰り返し×鬼リピ のコンビネーションは陶酔の境地に達すること間違いなしだ。
しかも、繰り返しながら展開していく。うーん、説明になってないな。
音楽を文で説明しても意味が無いので、とりあえず、一番のお気に入りをちょっと前から抜粋してみた。
Die Meistersinger Von NurnbergPeak.mp3
A:初め ティンパニと管による賑やかなところ。同一主題をひたすら繰り返す
B:0:28-0:39 第一の変曲点
 ここだ。この11秒。ここぞ、私がワーグナー的展開と言っている部分。
 27-28秒のヴァイオリンの入りで、
 あれっ、なんか繰り返しの流れが変わった・・・みたいな印象を受けないか?
C:ホルンへの優雅なメロディーへの展開、そしてまた繰り返すが�
D:1:07-1:24 第ニの変曲点
 変曲点の複線も見逃せない。ヴァイオリンが1:04に一足早く変曲点への突入。
 そしてオーケストラが1:07から第二の変曲点への突入。
 あ~来るなーって感じがして、天才ワーグナーのじらしとも言える。
E:1:25-1:35 泣いてくれ。俺はここで泣く。マジで。
次、中間部が終わって。
Die Meistersinger Von NurnbergMid.mp3
F:カットしているが本来は鬼のように、この部分のスケルツォのメロディーを繰り返している。
G:ここでも同様に変曲点が見られる。
 0:24-0:33のホルンの動き 
H: 0:34 ドーン。 トロンボーン。
 と思ったヤツ、俺と違うな。ここはフルートを聞いてる。この演奏はここのフルート
 が強調されていない
のがとても残念だ。そういう演奏持っている人、教えてくれ。
 テープで持っていたのだがどこかに行ってしまった。
一応、最後も載せとくか。
Die Meistersinger Von Nurnberg_Final.mp3
I:また繰り返し。やたら派手。
J:0:17-0:27 も好きだけど、Eの部分の二番煎じだね。
K:0:39-0:49 変曲点だね。トロンボーンの変曲点だから奏者としてはやるなら
 ここは、気合のいれどころ。
L:最後 文句無し。でもこの曲のMy bestは”E”の部分ね。