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マカオには、異変が起きていた。中国人がカジノに行きすぎということで、広東省住民に9月以降
3か月に一度しかマカオに行くビザがおりなくなったようだ。香港ビザでのマカオ入境も禁止したのだ。

ニュースより
広東省住民のマカオ訪問、中国政府が規制を強化
また、確かな記事が見当たらないので話半分で読んで欲しいところですが、
人民代表大会でも胡錦涛だか温家宝がこの問題に触れた一面があったとも聞きました。
これは相当に深刻な事態で、単なる中国人のカジノ行きすぎが問題ではないように思えてなりません。
その背景を推測してみたいと思います。
観光が唯一の産業である弱小国家ならぬ弱小地域マカオ。
最近のマカオの発展は中国からの顧客流入が要因であるのは明らかです。
そのマカオに対し、一番の近所である広東省住民のマカオ入境に対して規制をかけるとは
中国によるマカオいじめ。まじめに言えば経済制裁に等しい。
中国が怒ってる。なぜ?
博打はゼロサム
 客の負け=カジノの収益=法人税の源泉
マカオは”中国”特別行政区
 マカオのものは中国のもの=マカオの税収アップ=中国への還流
の図式が成り立っていれば、中国人がカジノで損をして、ショックで自殺しても中国が怒ることはないでしょう。
中国国外への所得移転でも起きない限り。
最近、アメリカ資本の台頭により、乱立する米系カジノが中国を欺いたのでしょうか?
アメリカ資本の誘致をしたのは、スタンレーホーの独占を嫌った中国側。
ショバ代はキチッと取れる体制は整えていてしかるべきだから、考えにくいところです。
残るは・・・
マネロンだ。
ニュースにもなっていないので推測の領域をでませんが、これはかおる。
北朝鮮がマネロンして、銀行に手数料を落とす分には中国も見てみないフリでしょうが。
AMLなんてマカオができるはずもありません。(うぉ! 思いっきり主観で言ってしまった。)
 念のため、マカオはAMLに非協力的な国または地域には指定されていませんし、
 アメリカ様に怒られて以来、マネロン防止法も制定済みです。
でもなぁ、むしろマネロンも国家産業だから、あえてザルにしてるだろ?と疑いたくなります。
それに目をつけた中国人富裕層が、マカオに金を消した・・・。
あるいはポーカー接待博打で役人様に負けてみたりして・・・。
推測ですよ。根拠の無い。
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