ジャカルタ潜伏 2~次なる成長が難しいインドネシア

遊蔵へGo!
とりあえず、ドンッ。チャンギ空港で買ってきたウイスキーをボトルキープ用に遊蔵に納入。インドネシアでは、酒類の入手が難しいので、持込に寛容です。
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東南アジアのとがり顎にDiorのお土産を渡します。どうやら私が買ったのは伝統的なEau De Toilletでしたが、ご希望は新バージョンのEau Fraicheだったようで、少し怪訝そうな顔をしています。「銘柄の別、株数、売買の別、値段。これは注文の基本4か条だから!」などと説教しても誰も笑ってくれそうも無いので心でつぶやきました。
1年ぶりのジャカルタ、友人と遊蔵の女の子に、長く伸びすぎた髪の毛をつっこまれますw 長い髪の毛は女性に評判悪いですよね。私のあだ名は、
ハゲ坊主->
モーツァルト(長い髪の毛で毛先が巻いていたため)->
ライオン(縮毛矯正後の毛先がまっすぐで、最近伸びてきた根元がカールしているため)
に変化しており、ライオン君で頑張ってますw 辮髪、愛新覚羅溥儀まで伸ばしたい気持ちもあるものの、その途中の過程で、「宗教家」っぽい怪しい髪の毛になりそうなので、肩のちょい下くらいまでで止めましょう。


インドネシア自動車業界事情とし、年間販売台数100万台越えて120万台となっているが、ここからさらに増やして倍増となると、国内販売だけでなく、輸出が必要となる。そこで、中東・アフリカ市場向けの自動車輸出元としてインドネシアが最適かどうか疑問が残る。輸送コストや質を考えると、増産に対応するのはタイになるのではないか、という動きが見られるという。
さて、1次会は遊蔵で2次会だが・・・、正直、Blok Mで新規開拓の店に行きたいところだが、今日、ジャカルタに来ることをジャカ1に伝えてあるので、戦略上、チキニのジャカ1にもご挨拶に行くことにした。ジャカ1「3人で来るなら事前に連絡くれよ。ポイントになるんだから。」すまぬ・・・、連絡はしたんだが・・・「08XXX555XXXだよ、5が一個抜けてる。」とお説教。飲み始めたのだが、前日の短い睡眠時間がたたって撃沈。ボトルを入れて750,000IDRで終了。帰りのタクシーは50,000IDRでジャカルタ南部の私のKOSTまで着いてしまいます。
インドネシア・マスターと再会
ちょっと寄る所があります、とPlaza Indonesiaへ。うーん、ここだけ見たらシンガポールと変わらん実に高級ショッピングビル。マスターがトイレに行っている間、目に付いたパン屋がおいしそうなパン屋、その名もPAN-YA ぱん屋、で買い物をしていたら、「実は明日からスラウェシでスラウェシはおいしいパン屋が無いので、お土産で買って行こうと思っていたんですよ。」とのこと。カレーパンとツナマヨ・パニーニ、各17,000IDRで日本より高いw でも私も見ただけで思わず買ったということは、シンガポールのBread Talkのパンよりおいしそうに見えたということだから、東南アジアにおいては割高さは無い。
インドネシア選挙史上初の民主化大統領ジョコウィの勝利に対し、権力側であるブラボウォ(スハルトの嫁婿)が怒っているので、華僑系インドネシア人は命の危険を感じて国外脱出の事態も。インドネシア・マスターは、52:48という接戦で、48%もスハルト体制の再来を望む人が居るということに驚いている。開発独裁政治時代を懐かしむ声もあり、賄賂の渡し方にもルールと秩序があった。ということだ。
新・大統領令の中で、外国人資本規制の強化が、新規参入する専門商社業態に及び、外資100%が認められなくなり33%までとなった、という話を聞いて、私が個人的に解せないのが、専門商社なる小資本業態がインドネシアの法律を動かすほどに、インドネシア経済において存在感があるとは思えない。ガソリン補助金の削減や自動車ローン規制などを動かせばインドネシア経済がひっくり返るほどの大きなインパクトがあり、最優先で考えるべき法案であるとは思うのだが、新政権誕生の際、いきなり革命的な法案は問題ありとして、まずは小さなところからということなのだろうか? 流通の過程に入り込む”蝿”を駆除するという意図だったのだろうか?真偽のほどは不明である。
> こういうのは私の推測だから、インドネシアの法律・政策事情に詳しい諸君は、「違う、違う。そうじゃなぁ~い~」と突っ込みを入れて欲しい。そのために私の下らん推測も、ネット公開しているのだ!
インドネシア・マスターはインドネシアルピア預金でも始めようかと銀行をいくつか比べたところ、4.5%~8.5%と開きがあるということだ。8.5%を提示しているはCIMB系の銀行なので、インドネシアにとっては外資系銀行なので、預金保険機構に加入していない可能性もある。ただいずれにしても政府発表のインフレ率が6%、私が観測しているビール・煙草のみによるインフレ指数が10%を示している中、仮に8.5%でもインフレに対抗できていない。どうせならドル預金でやれば、この1年で米ドル預金金利はゼロだとしてもインドネシアルピア建で15%くらいは取れていることを説明しておいた。
インドネシア・マスターは「いやー、エキゾさんと話をしていると普段インドネシアではなかなか聞かれない話題で良いですね。しかし、インフレだとか経済だとか明らかに分かっていなさそうな中国華僑はなぜ成功するか? 私は不思議に思うんです。特にこのマンガブサールは中国人街ですから、貧しそうな中華系インドネシア人がいっぱい居るのですが、スラウェシ・東ジャワの華僑が貧しいそうな中華系インドネシア人を見て『中国系で成功できない理由が分からない。』という感想を抱いていた。」という。
中華系の成功の理由の一つは、資本力。一族資本で華僑の元締め(お父さん?)が、家族の中心に居て、その構成員たちに資本を振り分け、全員から上がり(エクイティ性)をはねる。この華僑一族の結束が、DebtとEquityの差を不明確にし、元々その差が不明確な零細ゲリラ規模出資と相性が良いのだ。ジャカルタの中華街? マンガブサールでは、それだけでは通じないし、大資本もいるから、それに破れた華僑は、やはり貧しくなるのは当然だが、地方都市など大資本が入り込んでいないような土地でゲリラ戦を展開している華僑は、資本力の無いインドネシア人より有利であろう。最初が店員から始まるインドネシア人に対して、中華系はその資本力で、店長から始まる。私とインドネシア・マスターが食事をした食堂でもレジに座っているのは華僑っぽいインドネシア人であった。
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