買っちゃった♪やっぱり買い物は楽しいですね。今回は色々と勉強になりました。
Buy C 5.875 02FEB33 91.588 6.561% (Dirty Price93.49738)
Sell Strips 15NOV15 83.7 3.655%
Sell Strips 15MAY20 55.3 4.830%
5年、15年の国債を売り、25年の社債を買いにより、Credit Spreadと最近steepening
したYield Spreadを両方取ったお洒落な取引です。
CreditがさらにWideになるシナリオでは、金利が低下。
金利が上がるシナリオでは、CreditがTightening。
と読んでいるので、この債券価格は比較的落ち着くのではないかと考えています。
今回この投資に踏み切った理由は、T-L Spread (国債とインターバンクの信用リスクの差)
の拡大は言わずもがなですが、CDSとCash Bond Marketの価格差が最も大きな理由です。
CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の解説
貸付債権の信用リスクを保証してもらうオプション取引です。従来の銀行保証をデリバティブ
に作り変えたもので、貸付債権にデフォルト(債務不履行)が起こった際に、その損害額を保
証してもらいます。
今回Sub Prime騒動で、CDSがWideningしたとは言え、100bps近辺です。
ところが私の買った債券は約200bps開いています。
国債+CDS Premium(100bps) と 社債(200bps) を比較すると社債が安いのでArbitrage
できるのではと思うのですが、Arbする業者もまた債券を買うために資金調達が必要。
Citi Bankですら資金調達コストが上がっている状況で、Arb業者も当然、同時に上がっている
ので、このArbが成り立たず今はCashを出せる人が一番偉いという状況。
というわけでCashの価値を一番に評価してくれている社債Marketにお金を置いてきました。