徹底抗戦 2/4~投資家は犯罪者扱い

スペースシャトルのせいで、世界の宇宙事業開発は停滞したといっても過言ではない。財政崩壊の危機に瀕していたソ連、崩壊後のロシアは言うに及ばず、である。え?なぜ、スペースシャトルかって?あれは飛行機の形をした宇宙船に憧れたアメリカ国民の、(負の)意識の結晶だからだ。当時の技術では実現できないことが分かっていながらも、国民の期待の高まりの前に、完全再利用型の宇宙船の建造を目指し、ロケットブースターや外部燃料タンクをつけて、「なんちゃって」再利用型ロケットにしたのがスペースシャトルである。結局は、使い捨て型のロケットよりも滅茶苦茶割高なロケットができてしまった。二度の事故によって14名の命を奪ってしまった。このスペースシャトル、あと2年でその運命を終える予定だ。そのような国家主導の宇宙事業開発ではなく、民間主体で開発すれば、コスト面でも現実的な案が提示できるだろう。そもそもガガーリンが初めて宇宙に行ったのは1961年のことだから、もう、50年も昔のことである。現在の技術を持ってすれば、当時の技術をトレースすること自体そんな難しいことではない。少なくとも国家レベルで莫大な予算と兆優秀な技術者の頭脳を投入しなければなし得ないレベルの話ではない。


車に平気で乗るのに、飛行機に対して過大な心配をしている人を見ると、教養が無いなぁと飽きれてしまうのだが、私の教養では、有人宇宙飛行は、過大な心配をしてしまうなw ホリエモンは自分で作ったロケットに乗って失敗して死んじゃうんじゃないかと余計な心配しちゃってるわ。

寡聞ながら私は、日本の証券取引所以外に上場廃止基準を用いている証券取引所を知らない。通常適用されるのは上場を維持できる基準である。ライブドアは発行済株式総数が多いから、流動性には問題が無いし、直前期の決算書に問題があるわけでもなかった。十分な銀行預金も有しているし、事業の継続性には問題が無い。仮に違法行為を犯していたとしても、上場を廃止して一般投資家を路頭に迷わせるようなことをしていたとは思えない。しかも旧経営陣は全員辞任している。これまでの粉飾決算事件のように債務超過を誤魔化していたわけでも、西武鉄道のように流動性が過剰に低い状態を偽っていたわけでもない。結局、初公判になって、落ち着いた立件容疑の内容を見てみたら(検察の言い分を仮に認めるなら)、単に財務諸表のBS(バランスシート・貸借対照表)に載せるべき数値がPL(損益計算書)に載っていただけのことである。つまり、投資ファンドが私から借りた株を市場で売却、その利益が売上に計上されていたことが”粉飾だ”というのだ。ただしこのこと自体が違法だと断言できるようなものではない。このような状態の企業を証券取引所が上場廃止にしてしまうことは、到底許されることではない。上場廃止基準を前提にしても、過去の粉飾に関する事項は理事会で斟酌されるべきものであり、投資家のことをもっと考えるべきであったと私は思う。
弁護団の調査で、野口氏が「バリュークリックジャパン」(後のライブドアマーケティング)株でインサイダー取引らしきことをやっていたり、一連の横領疑惑にかかわっていたことが判明した。それを公にされるのを恐れたのだろうか。もちろん、他にも理由があるのかもしれないが、私には自殺の理由が全くわからない。そもそもウソをついて辞めていくような人間と、私は深い付き合いはしない。ライブドアをやめた直後も、宮内氏は毎週のように野口氏と打ち合わせを行っていたらしいが、そんなことは一切知らなかったし、もしも知っていたら「やめてくれ」と激怒しただろう。しかし、事件から2,3年経過した今でも、このことを執拗にほじくりだすマスコミがいることには驚きを禁じ得ない。どうしても彼の死の裏に何かあることにしたいのだろうか。彼が死んだことで一番助かったのは特捜部ではないか。なぜなら宮内氏と中村長也ライブドアファイナンス前社長のふたりの証言だけで私を追い込むことが可能になったからである。野口氏が生きていたら、そうすんなりはいかなかっただろう。
後任社長が平松庚三氏になった理由
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強制捜査後、すぐに刑事弁護団が組織された。彼らによれば、私の逮捕は避けられないという(結局、1月23日に逮捕された)。だから堀江なき後のライブドアを支える役員体制作りが急務となった。ライブドア取締役の宮内氏、ライブドアマーケティングの岡本文人氏も、強制捜査令状に名前が載っているので逮捕される可能性が高い。つまり、後任社長に据えるにはリスクが高い。そうなると後任候補は、熊谷、羽田寛両取締役、山崎徳之社外取締役だけ、となる。強制捜査の容疑対象期間、ライブドアに在籍しなかった山崎氏は逮捕を免れる可能性が高い。もろもろの選択肢はあったけれど、万が一のことを考えて、逮捕される可能性が0%である平松庚三氏に執行役の社長(非取締役)を、逮捕されるリスクはあるが、マネジメント能力が高い熊谷氏に代表権を譲ることにした。だが一ヵ月後の2月22日、証券取引法違反容疑(有価証券報告書虚偽記載)で熊谷氏は逮捕されてしまった。私と宮内氏、岡本氏、中村氏も同容疑で逮捕された。その結果、山崎氏が新たな代表取締役に就任した。取締役を追加で任命することで何とか役員3名体制を維持してきてはいたが、こうも逮捕者が続出すると、いい加減タマ切れになってしまう。結果としてあくまでリリーフだと考えていた平松氏が取締役に選任され、代表取締役になってしまった。確かに平松氏は事件の容疑者となりえない人物ではある。しかし彼はネットのこともファイナンスのこともほとんどわかっていない人だった。周りが推したのかもしれないが辞退すべきだったのではないかと思う。実際に周りの人も彼が代表取締役社長になったことに違和感を感じていたし、その後会社が迷走を続けていることを考えると、その考えは間違っていなかったと思う。法令順守は大事だけど、経営陣が自己保身に走り、成長を止めてしまった走らない会社に、社会的意味は皆無である。ライブドアはそんな会社になってしまったようで残念だ。
外に全く出かけられずにストレスをためていた頃、友達の女の子が心配をして自宅に来てくれた。彼女の会社の社長は弁護士で、仕手戦などで有名な株屋さんとも知り合いであるらしく、昔話を色々聞かせてもらった。彼女によると私はフジテレビの乗っ取りを企てた仕手戦の株屋と同じ人間と認識されていて、怪しげな人物と当局は考えているのだと言われた。当時は全く理解不能なのであったが、時間がたち、客観的に自分の立ち位置を見詰められるようになってみると、そういう風にマスコミが報道するのも仕方ないのかな、という結論に至った。ただ、私にしてみれば、乗っ取り云々は別にどうでもよく、日本発の世界的メディアコングロマリットを形成し、ニューズ・コーポレーションやグーグルなどという世界のメディアと対等に渡り合える企業体を作りたいだけなのだが。そう考えてみると、これまでの歴史に名を連ねている”仕手屋”と呼ばれる人たちの中には、私と同じ思いを抱いた人もいたのではないか、と想像される。まあ、勝てば官軍ということなのだろう。仕方なし。なぜかその女の子から、ウォーレン・バフェット(アメリカの著名な株式投資家)の伝記をいただく。

2つ疑問だ。
株式市場の歴史を語れる”女の子”? それなりに高齢のネーさんなのでは?
なぜかウォーレン・バフェットの伝記、ってなぜかではなく、日本では投資家は仕手筋、総会屋、投機家、乗っ取り屋、ハゲタカなどと揶揄されるが、アメリカでは投資家は尊敬されている例もあるよ、と言おうとしたのだ。
【六本木の社長ウォッチャー】
2014.02.17 第5次タイ攻略 後編 8/14~家族の会話
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2010.03.23: ライブドアとの戦いの日々
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