第二次フィリピン遠征 2/10~ルソン島の工業地帯

ポケットワイファイを購入。
HUAWEIというメーカーで、2500PHPと少し高めだが、製品は良いらしい。Sim Cardに1000PHPチャージすると、1ヶ月使い放題になる。場所によりけりだが、マニラでは比較的安定して使えていたが、他の地域や移動中は不安定で、つながりにくい場合もある。私が泊まるような安ホテルは、低速かロビーのみWifiも珍しくないので、これは一台持っておくと便利かもしれない。Simを替えればおそらく他国でも使える。日本はダメなんだろうな~wwまったく困ったもんだ。使い方はいたってシンプル、充電用のUSBケーブル、そしてスイッチだけだ。そして蓋を外すとバッテリーがあり、蓋にPasswordが書いてあるので、一度、登録すれば、パソコンがパスワードを記憶するので、ずっと使える。
ベルトを購入。
ジャカルタで買った20,000IDRのベルトが2ヶ月で壊れた。200円でスライド・バックルは、やはり高機能を求めすぎたようだ。普通に穴の開いたベルトを200PHP(約500円)で購入。レジで、「ベルト、カットできる?」と腰に巻いたらなんと、長さが足りない!! フィリピンではベルトにサイズがあるらしい。自分に合う長さのベルトに選び直し、切らずに使用です。
ルソン島、マニラの南にある工業地帯を見学。
ラグーナ・テクノパークは、マニラの南方に位置する工業団地群の一つで、インドネシアとまったく同じ構想で、商社と大企業が組んで、工業地帯のインフラを商社が整え、大企業がそこに入っている。
ラグーナの「ラグーナテクノパーク」は三菱商事
バタンガスの「第一フィリピン工業団地」は住友商事
カビテの「ファースト・カビテ工業団地」は丸紅
South-Manila.PNG


インドネシアは工業団地と大手自動車企業(完成車)がセットだったが、フィリピンでは自動車産業(自動車部品含む関連会社)以外も存在感があり、ラグーナテクノパークの大手は、日立、本田、東芝などが入っている。マカティのホテルから朝8:30に到着するようにアラバン(ラグーナより若干北)のホテルに向ったのだが、Skywayという高速道路(170PHP)を使えば、マニラからわずかに25分程度(メーターで250PHPだが気の毒なので350PHP)で到着してしまった。しかし、アラバンからマニラ市内へ向う北上方面は渋滞していたので、時間通りには着かない可能性が高い。
雨が多いこの季節、フィリピンの街の道路は総じて、水溜りができてしまうクオリティだが、ルソン島に限り高速道路は意外にも整備されている。後に行くセブ島は高速道路なる概念が存在しない。余裕があるとは思えないフィリピン政府の予算で、ルソン島マニラ周辺の集中開発がなせる業なのだろう。
PEZA(Philippine Economic Zone Authority フィリピン経済特区庁)のことで、PEZA登録企業(日本企業はほぼ登録)は優遇措置があり、輸出入手続きの簡素化、関税(PEZA同士)はフリー、VAT(消費税)も無し、不動産取得による税金の免除である。PEZAエリアはこのラグーナだけでなく、フィリピン全土に約300箇所ほど存在し、後に行くセブの空港近くのマクタン工業地帯もまたPEZAである。
私の先輩がインドネシア同様、フィリピンでも新規の会社を立ち上げ、そのオフィスを探す目的でここに訪れているのであるが、ラグーナテクノパークの不動産価格は、400PHP(㎡当たり)の年率10%アップが相場のようである。10人弱のオフィス事務所で150㎡とした場合、60,000PHP(約15万円)+管理費25%程度ということになる。フィリピンで最も便利な工業地帯、マニラから通勤可能圏内だけにこのような値段になっている。
日本人にとって東南アジアはなんか全部貧しい国、として認識し、その違いがわからないであろうから、その違いが最も端的に現われるのが、各国の自動車販売台数と生産台数で見ると良いだろう。自動車だけが国力・工業力のすべてではないが、これだけ知っておけば、その差は、大体、すべてに現われる。例えば、街の雰囲気や道路の状態、そしてこの工業地帯の雰囲気も、それに比例して、盛り上がっていたり、少し寂れて見えたりする。

2013年 新車販売台数 生産台数(単位:万台)
フィリピン 	 18	  8
タイ 		133	246
インドネシア	123	121
マレーシア	 66	 60

この数値が実に物語るのだが、インドネシアの工業地帯に比べて、規模、工業地帯を行き来する自動車の数、工場の稼動具合が、数値に比例して見劣りする。私の印象では、インドネシアとフィリピンは、東南アジアの落ちこぼれという意味では、同程度と思っていたが、この数値の差はやはり大きく効いている。その違いがなぜ生まれたか? 資源があるかないかが一番大きく、フィリピンには目立った資源が存在しないのが、この国の発展と工業化を大きく遅らせた要因の一つであろう。事実上の米国植民地状態が戦後続き、米国以外の企業に対する排他的政策もまた、フィリピンが遅れた理由でもある。
【Tax Arbitrage法人・組織】
2014.02.05 税金の論理 3/4 ~原始的な税制と先進的な税制
2013.05.31 基地と人権 2/2 ~国土と基地
2013.04.01 国際テロネットワーク 狙われた東南アジア 3/3 ~資金ルート
2011.04.14: 米国債券投資戦略のすべて2/3 ~決済
2010.11.04: グーグルの税率2.4%はアイルランド仕込みのダッチ・サンドイッチ
2010.10.06: マネー・ロンダリング入門 ~海外送金 
2009.10.13: 金融監督って難しい
2009.09.09: 世界の金融センターの候補地を選ぶ際の指針
2008.11.07: Tax Havenと相性のよいもの
2008.11.06: Tax Haven諸国の国としての特徴
2008.10.23: Tax Haven的観点による香港とシンガポールの違い