MelcoInt.png
パンジーの陰に霞むホー一族のマイナーキャラ、ローレンスの登場です。
確かに顔からして・・・、まぁ、俺の口からはこれ以上言いますまい。
>カリスマ性は乏しい
この新聞記事上でも十分叩かれてる。うーん酷いな。
Melco Internationalは香港上場で200 HK。 時価総額 400-500億円
ローレンスの持ち株 131百万株 10.62%相当
筆頭株主はBetter Joy Overseas Ltd 23.45%
保有している代表的ホテルは、Altira、Jumbo Kingdomなど。
ここで比較のために、マカオのカジノ利権を持つ会社データと比較してみよう。
会社名、銘柄コード(筆頭株主名と持ち株比率) 時価総額
保有している代表的なホテル名 で記述してみた。
1.SJM Holding , 880 HK (Sociedade De Turismo E DIV 60.94%) 2700億円

Grand Lisboa	Casino Golden Dragon
Casino Lisboa	Casino Oceanus at Jai Alai
Casino Ponte 16	Casino Jimei
Casino Babylon	Casino Kam Pek Paradise
Casino Casa Real	Casino Lan Kwai Fong Macau
Casino Diamond	Casino L'Arc Macau
Casino Emperor Palace	Casino Macau Jockey Club
Casino Fortuna	Casino New Century
Club VIP Legend

リスボアに代表されるように老舗、スタンレー・ホーの本丸。なんだこの筆頭株主は・・・。
2.GALAXY Entertainment , 27 HK (Che Woo Lui 38.02%) 1500億円
Galaxy Macau 2011年 オープン予定
Star World,Waldo Casino, President Casino, Rio Casino, Grand Waldo Casino
中華資本の二番手といえるだろう。
3.Sands , LVS US (Adelson 51.96% 13,000億円)
4.Wynn Resorts , WYNN US (Universal Entertain 19.94% 9000億円)
5.MGM Mirage , MGM US (Kerkorian 36.97% 5000億円)
3,4,5については、米系資本であるし、会社名とホテル名が一致しているので、詳細は書かなかった。
Melcoは時価総額の小ささにも反映されているように稼動しているホテルの数も少なければ、ホテル自身もショボい。
Web Siteを見ればわかるのだが、外資系に尻尾を振り、やれオージーだナスダック上場だという記述が目立ち、
マカオに対する強いコミットメントが感じられない。
一方、筆頭株主の独占度の低さから、カジノ業界独特の怪しさから脱却しようとしている様子が伺える。父スタンレーが
作り上げた独占支配による歪みを修正したいという願いがあり、開かれた市場、健全な経営を目指そうという二代目
ボウヤの姿勢は感じられる

しかし、カジノ業界時価総額トップのSandsですら、一人の人間が50%超を保有し、自らマネジメントを行っているの
が現状であり、ガバナンスが働きにくそうな経営スタイルが博打ビジネスの宿命なのかもしれない。
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