本意ではないが、結婚することになってしまった男性諸君へ
 そんな危機的状況下でプロポーズの言葉としてこんな言葉はどうだろうか。
また、既婚女性、これから結婚する女性諸君へ
  こんなプロポーズでなかったとしたら、その恵まれた環境と神に感謝を。
男は言った。
よしっ! 結婚しよう。
じゃ、俺が結婚退職するから、お前が働けよ。なっ! 法の下では、男女平等だろ?
子育てと家事は俺がやろう。その代わり、お前が、一生俺を養え。
お前の稼ぎがなかったら、俺とガキは飢え死にしちまうからなぁ~。一生、食わせてくれよ~。
頼むぜ、大黒柱!
ん~、どうした? 気に入らないのか? どうして? 稼ぎが違う?
いいよいいよ。お前の収入に合わせたところに住もう。駅から徒歩30分? モーマンタイよ。
徒歩30分かかって、出勤するのはお前だろ?
俺は、家で子供とゴロゴロしてテレビ見てるだけだから、別に構わんよ。
冗談じゃない? なんでそんな男養う必要があるの? って顔してるぞ~、あ~ん?
その言葉、そっくりそのまま、おめ~に返してやるよ。
同じことを言ってても、お前が言うと「お嫁さん」で、俺が言うと「ヒモ」か?
男女差別はよくないな~。お嫁さんとヒモの違いをわかりやすく俺に説明してくれよ。
家事の質が違う? 俺の料理はまずい? 俺の部屋が汚い?
主観的なこと言われると俺も困っちゃうんだよねー。
俺、謙虚だから、お前の稼ぎについては文句を絶対言わないし、一切の贅沢は言わないよ。
飢え死にしないようにさえしてくれればそれでいい
よ。
で、どうするの? お前、俺のために一生、馬車馬のように働き続けてくれんの?
嫌か?
じゃあ、しょうがないから俺が、お前の代わりに働くという案を採用したと仮定しようか。
お前が主婦やるとしたら、一ヶ月家計予算としていくら欲しいとかって希望はあるの?
月刊 「男と女の交渉術 ~コラム おこづかい制って何?」 より