シンガポールの公共インフラ~ジャカルタより愛をこめて

シンガポールの環境について書くには、ジャカルタはとても良いです。改めてシンガポール政府の努力と開発の成果を感じることができます。写真を撮ってから、ジャカルタに来るまで、時間的制約の都合もありましたが、基本的に私は暇なので、このくらい書ける時間は取れたはずなのです。でも、ジャカルタに来ると筆がよく進みます。道路など基本的な社会インフラ、大事なものは失ってみて初めてその大切さがわかる、ということだと思います。
ジャカルタとシンガポール? 俺には関係ねー、じゃ済まないですよ。私はいまだに回復しない被災地の石巻も、ジャカルタも見ています。仮に東京が地震で壊滅的な状態になったとき、東北地方とは比較にならない東京の人口過密状態が、ジャカルタ化を引き起こすこともありえます。人が多く住むということは、それだけ町は汚れるということです。
バス停。
HDB-Bus-Stop.jpg
HDB群の任意の地点からバス停まで、アーケードの下を通って、雨でも濡れずにバス停まで移動できるように作ってある。はずですw 雨にぬれずに移動できる領域はかなり広く、私も実験的に歩いてみたことがありますが、3ブロック分、30分以上かかるくらいの領域です。(直線に直せば5~10分ですが、雨にぬれずの制約条件下)
バス停の上に屋根(アーケード)があって、それがマンション棟まで続いているのが伝わりますでしょうか? しかし、ジャカルタに居ると、車の数はシンガポールも多いですがバイクはほとんど走っておらず(ってこの写真で思いっきり目の前にいますがw)、片側2車線、時差式信号・右折レーンで整然とキューが進んでいる、大変ありがたい道路インフラですw 私は車に乗らないのですが、写真を撮りながら普通に歩ける広い歩道が確保されているのも大きな違いです。後に載せますが、ジャカルタの歩道、というか道路の脇ですが、マジで酷い。
公営プール。
Public-Pool-SGP.jpg
プールを撮影すると変態かと思われそう(ちなみに撮影したいような大人の女性は公営プールにはおらず、居るのはガキばかりですが、それを撮って警察呼ばれるのもあまりにも不本意)だったので、プールが見えない遠目の位置からの撮影ですいません。シンガポール自慢の公営プールで、50メートルが2面もあり、入場料は平日1SGD、休日1.3SGD、ロッカー代20セントです。横浜市営プールもありますが、350~450円くらいしていたはずなので、とても安いです。でもそれは横浜市がぼったくっているのではなく、横浜の貴重な土地を有効活用するために、1年のうち、7月~9月というわずか3か月のためだけにプールを作るわけにはいかないのです。なので、室内の温水プールにし、その熱はゴミ処理場の焼却から得るという、涙ぐましい節約と努力をしているのです。穴を掘って水を入れるだけのシンガポールのプールと値段が違うのは当然ですが、25mプール1面で4倍とは、地の利を生かしてシンガポールのプールで泳ぎたいものですね。これもまたアジア全域生活圏構想。わかるかね? 家からプールは歩いて5分強くらいです。
駅前。
MRT-Station.jpg
バス、電車が接合し、モールもついています。にしてもこのポリアンのだらしない体と歩き方が気になるわw お陰で、シンガポール来てから、姿勢が良くなった。なんか、嫌なんだモーン。あのガニマタ、ヨタヨタ歩き。シャンとしろシャンと! シンガポールに来たばかりのころ、どんなに綺麗な服を着ていてもあの姿勢と歩き方では、何の意味もない、とラッフルズプレイスの金融街で思っていました。
駅。
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電車が来るシャッターチャンスを5分ほど待ってしまいました。ジャカルタだと30分待った挙句に、「今日は電車来ない」とかありえるので、5分待てば必ず来るシャッターチャンスもありがたや、ありがたや。シンガポールのMRTです。香港はMTRです。マレーシアリンギットはMYRです。って、ん?
電車は、かならず高架線か地下鉄になっています。ここは郊外なので高架線ですが、中心部に行くと電車は地下に潜ります。なのでシンガポールでは踏切という概念がありません。これは日本とも違う、車至上主義。踏切という効率の悪い交通システムはここには存在しません。すべてのレールを地下か高架線上に敷くほどしか、面積がないのが、そうできる理由ですが・・・。
ついでに、この写真で偶然映っている、ゆとりある歩道。ジャカルタに居ると大変ありがたい、歩行者のための道路。これのお陰で、シンガポールの民は、前を見ずに、横を見ながらチンタラ歩いています。「キチンと前向いて歩かんか、このボケッ」と殺意を抱く日常ですが、ジャカルタとは違い、前と足元を見ずに、横の商業スペースを見ながら歩ける幸せを噛みしめているのだ、と思うことにしましょう。
貯水池
ReservorSGP.jpg
海ではありません、貯水池です。海沿いも貯水池と同様に、歩くための道、走るための道、自転車の道など、運動する人のための道を周囲に作ってあります。私もそのうちの一人ですが、歩いたり走ったりしている人が多いです。この貯水池は、治水・水害対策という役割の遊水地だけではありません。シンガポールには水がないんです。川もない(リバーバレーとかあるので、本当はあるんですけどね)。日本の石油備蓄と同じで、水の備蓄の意味があります。マレーシアの気まぐれで水を止められたら、シンガポールは終わりです。水が無いというのは石油以上に深刻で、全員死亡してしまうという綱渡り状態です。なのでシンガポールは海水を飲料水に変える技術などがありますが、それで400~500万人の飲料を確保できるのかは不明です。マレーシアが長く水を止めれば止めるほど、シンガポールが苦しくなるのは間違いありません。インドネシアの一部の政治家が「シンガポールは都市であり、国としての体をなしていない」と発言するのも、うなずけますね。
立体交差
Highway-SGP.jpg
ジャカルタにもありますよ。しかも、たくさんあります。でもねぇ、ジャカルタにはもっとたくさん立体交差が必要なんです。だってこれはシンガポールで貯水湖があるような端っこの側にも、立体交差があるということなのです。
筆:ジャカルタにて
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