シンガポール人の記者の記事か。わざとらしいシンガポール賞賛。ホントかよ? って感じがするな。

アジア初のヘッジファンドのお祭りはシンガポールで
9月28日(ブルームバーグ):ヘッジファンド業界会議、スカイブリッジ・オルタナティブス・カンファレンス(SALT)を主催するアントニー・スカラムーチ氏は、この年一回の業界のお祭りを、今年は初めてアジアでも開くことにした。このために5つの街を見て回り、シンガポールに白羽の矢を立てた。
世界一流のインフラと国際金融の中心としての地位が決め手だった。業界内で「ムーチ」の通称で呼ばれるスカラムーチ氏は、香港と東京、ソウル、上海を却下して、10月17-19日開催のアジアでのSALTの場所をシンガポールのマリナ・ベイ・サンズ・ホテル・アンド・カジノに決めた。アジアでの大会は毎年ラスベガスで開く本大会の付属会議となる。
大会を運営するスカイブリッジ・キャピタルのパートナー、ビクター・オビエド氏はニューヨークから電話インタビューに応じ「シンガポール人というのは何についてもとても競争心が強い」として、「小柄だが、自分よりも重い級の選手と戦えるボクサーのようだ」と話した。
マリナ・ベイ・サンズは米国のカジノ王、シェルドン・アデルソン氏が2年前に作ったリゾート。素晴らしい施設や込み合わない道路、アジアの都市にしてはきれいな空気、ウォーターフロントの開発プロジェクト、ブランド品ショップや高級レストランが、マイケル・ミルケン氏やジム・ロジャーズ氏、ヌリエル・ルービニ氏、ジョゼフ・スティグリッツ氏など、金融・経済界の有名人を引き付けている。
原題:Scaramucci Picking Singapore Shows City’s Hot-SpotBusiness Rank(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:シンガポール Pooja Thakur

シンガポール人の記者の記事か。わざとらしいシンガポール賞賛。ホントかよ? って感じがするな。
記事が主張するシンガポールが選ばれた理由
素晴らしい施設や込み合わない道路、アジアの都市にしてはきれいな空気、ウォーターフロントの開発プロジェクト、ブランド品ショップや高級レストラン
どこにでもある安易なものばかりで、別にこれと言って特徴的なものではない。あえて言うなら誤字の箇所の“混み合わない道路”は、都市の割に実現できている。それというのも歴史が無く、開発の妨げになる既存の建造物・利権の絡みも無かったことと、一党独裁制で強力な地上げができたので、更地も同然と見なせ、近代的な都市計画を計画通りに実行しやすかったからだ。
本当の理由
>アジアでの大会は毎年ラスベガスで開く本大会の付属会議
>マリナ・ベイ・サンズは米国のカジノ王、シェルドン・アデルソン氏が2年前に作ったリゾート
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から類推するに
アデルソンが、「ラスベガス開催に加えてアジアでもやる? おー、うちアジアにも支店あるよ。どうせ同じSandsグループだから、シンガポール使ってくれてもかまわないよ。マカオでも良いけどちょっとガラ悪いよ。」と言っただけのことだろう。事実上2択から選ばれただけのことなんじゃないの? マカオの荒廃感から比べれば、シンガポール素晴らしいだろ。
そして、もっともピクッとするのがこの部分だ
「シンガポール人というのは何についてもとても競争心が強い」として、「小柄だが、自分よりも重い級の選手と戦えるボクサーのようだ」と話した。
あーん? 国として、都市としての価値はまだ認められるが、シンガポール人ってウ○コだろ。はっきり言って。もちろん、全員じゃないのよ、ただマジョリティーは、
1.英語も中国語も中途半端。訛りが強すぎ、語彙が少ない、漢字が書けない。本人たちは話せると思っているが、いざ現地に行って話すと「??」って顔されてしまう程度の言語能力。
2.国内市場が小さすぎるので、国際業務をやりたいが国際業務の上級職を見かけない。体力・忍耐力も無く、肉体労働者を蔑むことでプライドを保っている。重い級の選手と戦える? 何言ってんだ??
3.よくある職業は、不動産屋とシンガポール国内消費向け輸入業者。要はドメの強みを活かしただけで、市場規模からしてアップサイドは期待薄、特にスペシャリティは無い。オリジナリティのある産業が存在しないから無理もないのだが。
4.ありがちな大学の専攻は、ビジネスと経営。数学や物理学などの伝統ある学問は皆無。俗物ではあるが一応学問っぽい顔をしている経済学や法学ですら稀だ。
5.金融関係のお仕事においても、ファンド・マネージャーやトレーディングに携わるシンガポール人はほとんどおらず、別に金融じゃなくても内容が変わらないような事務職をやっている。
というように、ビジネスの世界では、競争心も競争力もかけらも感じない連中なのだが、ここでいう競争心ってのはもしかしてこういうことか?
1.地下鉄のドアの周辺に固まって、我先に入ろうとして、一度入ったら、後続の客のために中に詰めることをせず、動かない。
2.エレベーターの閉まるボタンは、我先に連打。エレベーターに乗る前だって、上と下のボタンの両方押すくらいの競争心。
3.道を譲ると損する気がして、車間距離は狭い。進路変更のウインカーを出して進路を読まれたくないので出さない
4.一人当たりGDPは日本を抜いて1位。アジアで最も豊かな国になったという勘違いを狂信する国家信仰の強さが競争力?
5.会話に登場する英単語数を極端に減らし(エキゾ調べでは3000~5000語と推定されている)、簡易な言語体系の確立を目指した。
シンガポールの競争力は、シンガポールの極一部の賢人たちによる国家設計、都市計画、税制・法制度などは非常にうまくいったところに端を発している。次の段階として、民の教育、民の向上を目指し、教育分野に国家予算の3割を投じているが、この政策が”失敗し”、今でも土人のままというのはシンガポール政府も認識しているだろう。その証拠に
http://www.heartlink.biz/archives/330
人口400-500万人とか言ってるがそのうち200万人は外国人=非シンガポール・パスポートであり、時にはPRも含めて国民全体の統計を取っている。低賃金労働者=外国人なのだが、肝心の自国民の所得中央値は、3000SGD/月弱に過ぎない。高額所得者もまた外国人で、外国人の高額所得者にPRもしくは市民権を与え、所得税収入を上げようという政策がこのPR乱発政策なのである。
【私の愛するシンガポール】
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