よく聞く不満ですが、立場が変わると同じ現象が違うように見えるだけのことです。今回は一つの例です。
友人という距離が入っている時に見ると、男女平等、女性の権利を重んずる優しい男が居ます。
好き嫌いはほとんどなく、食事を作れば毎度お礼を言い、主婦業の苦労にも理解があり、ダイエットの強要もしない。
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周りから見れば理想的な旦那さん(彼氏)のように見えるようです。
しかし、妻(彼女)たる本人は知っています。
平等と権利は自由という責任の下に成り立つということです。
「優しい人ね」という周囲の評価に対し、「全然優しくなんかない」と言いたくなる気持ちはわかります。
「お前は俺のものだ。だから俺の言うことを聞いて当然だ。」という九州男児的発想が羨ましくなるのです。
独占欲を露わにし、割高な値段で自分を買ってくれる。経済合理性を考えれば理想的な相手でしょう。
一方、
独占欲の顕示は、コスト負担が一極集中する上に、非生産的であるゆえ最も割高な買い物である。」
と豪語し、挙句の果てに
「俺が一番嫌いなのは割高な買い物、価値に見合わないものに金を使うことだ。」
と言われ、マーケットバリューで常に勝負させられたら、たまったものではありません。
「この世の中の差別・被差別構造には、差別するものから被差別対象に金が流れる」ということを理解してい
ない愚か者と取引するのが戦略的でありましょう。
男女差別は最も身近で広範な差別構造ですが、それは経済合理性に合わないから認めないと言っている男
は多くの女性から嫌われ、敬遠されます。なぜならば、多くの女性は、自分自身の売りものは体と独占欲を
満たすための貞操という名の忠誠心しかないということを自己認識している
からです。
この独占欲の顕示と差別構造の容認は一般に「愛」と呼ばれ、「結婚」という法制度がそれをサポートしています
「お付き合い」と呼ばれる彼氏・彼女という関係も法制度を伴わない事実婚という意味では似ています。
よくある女性の戯言の例として以下の2つを挙げますが、その戯言にはこのように質問してみてください。
「男の人は体目的」
 体以外とおっしゃいますと、あなたに人と違う特別な才能でもあるのでしょうか?
「Hは付き合ってからじゃないと」
 彼氏という立場であったとしても、私にはあなたに命令したり禁止したりする法的権利はございません。
 あなたに対する独占欲と所有欲も持ち合わせておりませんので、何をしようがあなたの自由です。
 お付き合いしているからといって何か行動に制約ができるとお考えなのですか?
よくある答えは知っています。「愛」とか「気持ち」と言って説明してくれることでしょう。
一方殿方には、一般に論理的・合理的な会話を苦手とする女性を「愚か」と断定するのは大いに結構ですが、
「愛」という大義名分の下に、被差別対象の立場に安住し、利権を確保しているのは女性であることが多く、
この言葉とは裏腹の女性の行動は、経済合理性の追求そのものです。「私たちには愛がある」と言われ、それ
を容認した自分自身は果たして何者なのか再考することをお勧めいたします。
豹変した男などと言われないようにするために、事前に確認しておくべき質問は
求めるのは自由か? それとも支配される特権かね?
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