1.公衆便所の有無。
資本市場の権化である香港では、経済合理性の無い存在は認められない
「客にあらんずんば、便所を使う資格もあらず」と言わんばかりに店の便所は大体「鍵付」だ。

明るい北朝鮮と揶揄される半社会主義管理体制国家シンガポールにおいては便所は公共
サービスの一環
と考えられ、地下鉄の駅のみならず、店の便所も誰でも使うことができる。
私は利便性のことを言っているのではなく、思想の違いが具現化した象徴的現象であって、
この違いが全てに適応されているという感覚で見えている。
 
2.「Sorry」って言う謙虚な姿勢。
香港でならしたせいか、肩がぶつかっても、ジロッと見てお終まいになってしまっていたが
最近、郷に入りては郷に従えということで、マメに使うようになった。
ごめんなさいってよく言うのは、日本とシンガポールくらい??アメリカも言わないだろ?
(日本から来た人には、反対されました。対香港比でSorryって言うくらいにお考え下さい)
総じて、日本人には、シンガポールは、香港より評判が良いが、この2つは、その理由として
妥当なのではないかと考えている。
ただ、そんな純日本人な私にも、ちょっとイライラする日常生活の一幕
電車
けっこう混む割には、誰も奥まで詰めようとしないので、ドアの周りだけ異様な密度で密集し
奥は空いているという事態は珍しくない。
ただ、これは国民性やイデオロギーの問題というより、どうせ5分で降りるのだから、わざわざ
奥に行くのが面倒くさいというところだろう。