さて、遊蔵は最後になったが、まだ残りがある。ついにジャワ島、初のジャカルタ脱出を手引きする頼みの綱は、やはりアジア一国一愛人構想中、最も私が信頼を置いている重鎮級ネーさんのジャカ1である。
「Bandung(バンドゥン)に温泉があるから行ってみないか?」という私にとって魅力的な誘いを、ジャカ1から去年受けていたので、今回実行した。正確にはBandungではなく、Ciater, Subangというところだが、Bandungからそう遠くなく、ジャカルタから車で3時間の距離である。Cikampekをひたすら東に行き、Padalarang?あたりで降りる。ジャカルタから約80km、高速料金は21,000IDR(210円相当)、市内からだと約90分。ここまでならジャカルタから電車によるアプローチもあるらしいのだが、ここからは、下道・山道をまた車で90分なので、車と運転手をチャーターした。Bandungの標高が768mで、Subangに行く際も、車で相当上った気がするので、おそらくこのくらいの標高であろう。
ジャカ1が友達も一緒で良いかと言っていたので了承したのだが、まさか二人来るとは思わなかった。ハーレムライフのはじまりである。ジャカ1とジャカ1のBlok M時代の同志、すなわち日本語が若干できる友人、そしてその友人の妹だ。彼女らのためにホテルは2部屋取ってある。遠征するとステークホルダーが増えるの法則は、アジア共通の事象である。ジャカ1の家族は敬虔なモスリムなので、私を紹介するわけにもいかない事情wで、増えるお世話するお友達。という事情もあり、用意した車は8人乗りのちょっと大きい車でゆったり移動。しかしCikampekを降りた後の下道は山道に入ると、対向車とすれ違う時は減速しなければならないほど狭く、でこぼこに穴が開いているような状況である。しかし、マレーシアのキャメロンハイランドを彷彿とさせるようなお茶畑、ゴムの樹、緑多い山岳風景になり、排気ガスにまみれたジャカルタとは雰囲気が変わってきました。
Sari Ater Hotel & Resort
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温泉付きホテルで、我々はホテル、メインはビラです。一部屋一泊800,000IDR(8000円相当)レベルの可も不可も無い普通のホテルである。山岳リゾートなので、ファシリティはプアで、ホットシャワー、Wifiはあるものの、セイフティーボックスや冷房は無い。もっとも標高800mのせいか、午後3時の昼間なのに、半袖で涼しい、夜は半袖だと少し寒いくらいの気候なので冷房は必要ないが。