大学入学前、親父に学費を出していただく立場であったので礼儀として、
「俺が大学に行く目的は、相対性理論と量子力学を学び、学者になるためであり、いわゆる、良い大学に入って、良い会社に入って、良い生活をするというつもりは毛頭無い。それでも学費を出していただけますか?」
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親父「あー、そうw 頑張って勉学に励んでくれよ。援助は惜しまない。まぁ、タダみたいな学費だから、十分に親孝行だと思うよ、ハハハ。」
と笑った。親父の学生時代は国立大学の学費は、タダ同然の値段だったかもしれないが、私の時代はタダとは言えない私立大学より若干安い程度の時代であった。
「いや、親父の時代は国立大学の学費は安かったかもしれないが、今はX十万円。」と実際の金額を出して説明しても、
親父「俺の薄給から払ったわずかな税金では、お前の学費は、まかなえないよ。まったく問題無し!」と意に介さない様子であった。