純粋な株式投資の話です。オプションは関係ありません。「ただ、株を持っているだけなのですが、私には損益曲線が曲がって見える。」 また意味不明な基地外発言に聞こえますか? どういうことなのか説明します。
2014年の1月末から2月に向けての下落で、世の中や周囲の人間が「暴落だ、下落だ」と騒いでいるのを聞いて、「この程度で騒ぐとは、お前NISAデビューか?」という印象です。このチョイ下げで動揺する民と、ロングオンリーなのにむしろもっと下げるのを待っている私と一体何が違うのでしょうか?
私もバリュー投資だ、中国元だ、米国債だ、S&P500のオプションだと、ゴチャゴチャ言っているのですが、
私個人の10年の運用成績は、S&P500と株投資比率(資産に占める株の割合)だけで説明が付きます(S&P500が、わかりにくければ日経平均でもドル円レートでも良いでしょう)。ちなみに私のメインの株エクスポージャーは日本株なのにです。
プロの運用で、フルインベストメントのロングオンリーの場合、S&P500だけで十分に説明可能で(というとアクティブ運用全否定で乱暴すぎると怒られそうですが)、一般的には、そうなります。一方で、個人の場合、私は多通貨だったり債券・デリバティブも入っていたりと色々あるわけですが、「株以外を現金」 とこれまた乱暴に定義し、資産を現金と株の2種類に強引に分けます(不動産がある場合は株と数えるのが妥当でしょう)。なので総資産は必ず株(正確にはリスクアセットですが)+現金になります。株÷(総資産)が株出資比率(略して株比率)となり、キャッシュで株を買う個人投資家の場合は、0%~100%、信用取引、先物取引などでレバレッジを効かせている人は100%超となります。