東証・大証併合、Listed Option的には、行使価格が125円刻みになってからしばらく経った時期から、中・長期(3ヶ月より長いくらい)のAsk/Bidが閑散としている。最も短い限月では取引高も増えているためか、Market Makerが最短限月に集中しているようで、中・長期が軽視されている。1M未満のGammaとTDが好きな個人投資家にはウケは大変良いようだ。
一方、私は長め(3ヶ月以上)のオプションを中心に組むので、新規のポジションはおろか、以前組んだポジションの時価評価すらできない状態にまで追い込まれている。日によっては、長いところは完全にAsk/Bidが無いようなことも起きており、時価とリスクが計上できず、マニュアルで適当なIVを入力している状態である。(尤も長いオプションは日々の変動にはあまり影響されないのではあるが、DailyのPLをつける際に、自分で作為的にIVを入れる行為に嫌悪感を覚える) この記事がアップされる頃には中長期のMarket Makerも復帰をしているかもしれないが、数週間、この閑散とした状態を見ていると、日本の上場デリバティブ市場に対しての失望感が抑えられなくなっている。
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先物miniとか行使価格125円刻みとかそういう細かいのどうでもいい!!